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漫画

ヒストリエ 7巻感想

将棋は高いし別にいらないので通常版を買いました。

相変わらず限定版が大好きな講談社。もやしもん10巻みたいになるべく値段を抑える方向性ならありがたいが、絶対主流にはなれないんだろうな。
元取れたんだろうか、あれ。

さて、この巻ではまずヘファイスティオンが如何にして王子の別人格として生まれるに至ったかが描かれている。まさかオリュンピアスによって意図的に産み出された存在だとは思わなかった。そのために真の父親(?)を踏み台に据えたり、最終的には打倒フィリッポスを目指して至りと野心全開で実に苛烈な女性である。六巻の描写からフィリッポスも感付いているようだ。

史実には明るくないが、どうやら後のフィリッポス暗殺の首謀者として彼女の名前が挙げられる説があるらしい。この作品ではどうなるのだろうか?
他の人物に先を越される展開もありかもしれない。

それにしても蛇が頭を丸飲みにする描写が凄まじい。必要以上にページを割いて、執拗に過程を描くことで絵的にも精神的にもグロテスクさが際立っている。

しかし、その光景を凝視していたはずの王子ではなくヘファイスティオンが蛇嫌いになったのはどういうことだろう?
もうちょっとこの作品における蛇というモチーフの意味を考えてみる必要がありそうだ。

一方王子の方はその高潔さと優しさで次々と後の臣下達を攻略骨抜きにしていく。
王子には同性愛的志向があるらしいがどちらかと言うと臣下の方が意識しているように見える。多分まだそういうお年頃じゃないのだろう。

玩具官エウメネスはなんと独自ルールの将棋を完成させる。
王を前にして譲位システムだの棺だののルールをしゃあしゃあと説明するエウメネスの図太さったらない(笑)
多分そういった面が受けているという自覚があるのだろうな。おかげで危なそうなお方に目をつけられてしまっているが。
そして将棋でエウメネスを上回り才気の片鱗を見せたエウリュディケ。彼女がその真価を見せるのはいつになるのだろうか…(遠い目)

ビザンティオン攻略の為再び故郷カルディアを訪れるエウメネス。
いつの間にかヘカタイオスを見下ろす地位についてしまっていた。出世スピード早すぎ(笑)
復讐は考えちゃいないが皮肉を言う機会は逃さないの主人公(笑)

アテネの英雄さんは文字通りの英雄ではないようだが、増長もしてない当たり雑魚ではないだろう。
とはいえ相手が悪すぎるので城壁都市というアドバンテージを活かしてどこまで持ちこたえるかが鍵になりそうだ。彼からは苦労人の匂いがぷんぷんするよ…。


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Comment

こんばんは。TB飛ばしに来たらヒストリエ感想書いてるのを見つけて早速読ませていただきました。

いちおう歴史(とくにギリシアの戦争に関するあたり)を興味持って勉強してきた身としては、これだけ大真面目に大河歴史モノとしてドラマ化してくれている岩明氏にはすごく感謝しています。地味なシーンでも決して気を許せず、真剣に読ませる漫画って、なんだかひさしぶりでとても楽しいです。(許せないツッコミどころもあるんですけどねw そこはフィクションとして割り切ってますが)

自分は将棋付きのを買いました。「飛車みたいな現実感のない動きを極力排除して、歩兵で王を打ち取ることができるようなゲームを目指した」みたいなことが書いてあって、興味深かったです。一緒にやる人がいないからゲームの出来栄えは分かんないですが。

蛇嫌いのヘファイスティオンは気になりますね。ブーケファラスにもちょっと嫌われているようですし、彼の人格の意義(とくに父王暗殺事件や東方遠征において)は注目しておきたいところですね。

でもやっぱり、早く戦ってるトコが見たい。次巻が待ち遠しいです。8巻の感想も書くのでしたらまた読みに来させていただきます。

おおお、コメントありがとうございます!
しかしまさか自分でも誰が読むんだろうと思いながら書いた記事でコメントをもらえるとは思ってませんでした(笑)

飛車なしのルールを考案したのですね。作中でも長引かせるのが目的とありましたし、いざやるとなると勝負が付かなさそうですね。いえ、実際の将棋でもプロ同士だとめちゃくちゃ時間かかるそうですが。

ブーケファラスが暴れたのはヘファイスティオンが嫌いというよりも彼が蛇を見た後で動揺してたからだと思います。行きは大丈夫だったみたいだし、馬は人間をよく観察しているそうなので。

戦闘シーンが見たいのは同意ですが、そうなると知識不足が災いしてろくな感想が書けないんじゃないかというジレンマもあります(笑)
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アニバタ Vol.6アニバタ Vol.9に寄稿しました。よろしくです。


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