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個人的ベストアニメ10選

今まで見てきた日本アニメの中で、私が特に好きな作品、影響を受けた作品を紹介します。

かなり無理矢理選んだので、ここに上げた作品以外にも好きなアニメはたくさんあります。なるべく色んなジャンルを入れる様にしました。まあ言う程数見てないんですけど。
なお、これはランキングではなく基本的に順不同です。


それでは始めます。


1.デジモンアドベンチャー


思い出補正の何が悪い!

というわけで子供時代の自分がドハマりした最高のジュブナイルです。
いやマジで、この作品て少年の心を掴む要素が全て詰まっていると思うのですよ。小学校時代、友達と興奮してこのアニメを語り合った、大切な思い出の作品。

でも今見ても普通に面白いと思う。少年少女が冒険を通じて、少しずつ成長していく王道ビルドゥングスロマン。子供心を捉えて離さない展開、演出はいつまでも色あせないものだ。

劇場版2作を含めた細田守演出回も素晴らしい。
21話、太一と光の離別のシーンの切なくも美しい映像は必見物だ。というかあの回の光の妙な色気はなんなんだ。幼女という存在を超越してるぞ(笑)

以上、懐古厨がお送り致しました。


 
2.プラネテス


宇宙を舞台に繰り広げられる人間ドラマ。
個人的にはスクライド(どっちにするかかなり迷った)と並んで谷口悟朗監督の最高傑作と思ってる。

原作を大胆にアレンジして、別物としての魅力をいかんなく発揮していた。
アニメ版の方が万人受けな感じかな、原作最終話のアレがないのが残念だがこっちのラストもやっぱり良い。

宇宙で働くことの意味、まだ見ぬフロンティアを目指すロマンと苦悩。夢のために自分の心すらも犠牲にして進もうとするハチマキと、たとえ周りに疎まれても己の中の愛を信じ続けるタナベの擦れ違いは非常にやきもきさせられた。

しかし、この作品の真価は1話完結のエピソードにあるのかもしれない。20数分に詰め込まれた人間ドラマ、胸を打つ真摯なメッセージの数々。なるべく多くの人に見てほしい作品だ。



3.GUNGRAVE


不器用過ぎる男達の挽歌。

このアニメで描かれる男たちの姿がもう一々ツボなんですよ。
夢や野心を燃やし、頂点を目指し続ける二人の男。
しかしいつしか二人の道はすれ違い、決定的な破滅を迎える。

なにもかもを犠牲にして、なんの意味もない栄光。
途中で大切なものを失っても、自分を騙して進み続けるしかない。男の欲望と悲しいまでの不器用さが胸を打つ。

そんな男に与えられた、奇跡のようなひととき。ラストシーンのカタルシスはかなりのもの。

後半で挟まれる明らかに浮いたトンデモバトルは擁護しきれないが、エレベーター回の緊迫感溢れる演出、EDを利用したある仕掛け、個々のエピソードの面白さなど、光る面も多く見られる尖った作品だったといえる。



4. かみちゅ!


日常系アニメではこれが一番好きかな。いや、非日常だけど。
ゆりえ様に心の底まで癒される正真正銘の神アニメ。

SF(すこし・ふしぎ)だけど基本ゆるゆるな雰囲気がたまらない。夏の抜けるような爽やかさと相まって、なんか懐かしい気持ちになるし、見ててすごく楽しい。大和の回は胸が熱くなるし、こたつ回はアニメ史に残る傑作だ。

また、舞台となった尾道の風景やキャラクターの一挙一動を描いた緻密な作画と映像美も魅力の一つだった。女子中学生たちのイノセントな可愛らしさが不思議とあざとく映らない。自然な仕草を描いてるからか、または別の要因があるのだろうか?



5.君に届け


umechan07.jpg




梅ちゃん愛してる!



6.ゼーガペイン

消されるな、この想い。忘れるな、我が痛み。

ノエインと迷ったけど僅差でこっち。花澤香菜の原点にして頂点(個人の見解です)である。でも、デビュー作じゃないんですってね。最近知りました。

ロボアニメなのにロボ戦闘シーンは残念CGで全体的にパッとしないという妙な作品。

だが、人の存在を問う世界観と、有限の時の中で必死に青春を生きようとする少年少女たちが織り成す人間ドラマの面白さは上記の欠点を補って余りある魅力だ。

特に中盤、夜の体育館で行なわれる水泳部のシーンは切なさ乱れ撃ちで涙腺がやばい。

刹那的で残酷な世界を打破するために、主人公達が死力を尽くして戦う後半の展開は胸が熱くなる展開の連続だ。前半に主人公達の青春、日常を丹念に描いてきたから、それらを守るために戦う彼らの姿に説得力が生まれる。

さり気にEDも名曲で、この作品に相応しい余韻を残してくれる。



7.電脳コイル


電脳世界と都市伝説が融合したかのような独特の雰囲気のある世界観がすごく好きです。子供の視点に立って描けているから、自分も童心に返ったようにワクワク出来る。

テーマもシンプルながらよく描けていたと思う。何が本物で、何が偽物か。全部観たあとにあのEDを見ると泣ける。オヤジやデンスケ、そしてサッチー等のマスコットキャラも印象的だった。後作画が全編すごすぎて感覚が麻痺してくるレベル。

正直キャラデザを見た時点ではパッとしない印象を受けたが、自由奔放に動き回るキャラクターにそんな不安も吹き飛ばされた。

後半の詰め込みっぷりや、一部キャラの空気化などの不満点もあるにはあるが、最近のジュブナイルでは他の追随を許さない出来栄えだ。
そして何より素晴らしいのは、メガネがキーアイテムということで女の子が皆メガネっ娘になるということ!




8.攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX


まあこれは入るでしょう。
言わずと知れたサイバーパンクの名作。個々のエピソードのクオリティの高さはもちろんだが、とりわけ笑い男編の面白さが異常。 偉大なるロリコン、サリンジャーの作品をモチーフに、電脳社会をアオイ=ホールデンが往く。書いてて気付いたが、アオイの潔癖さは某呪いのメタファーさんに通じる面があるね。

現代の情報社会にメスを入れ、社会派の様相を呈しながらも決して敷居を上げすぎず、極上のエンターテインメントに仕上がっている。

バトーにタチコマと、萌えキャラにも事欠かずキャラ中心で見ても十分に楽しめる作品だ。



さて、順不同と最初に断ったが以下の2作は上の作品とも一線を画す個人的2トップである。


9.クレヨンしんちゃん


分かってる、反則気味なのは分かってるけどしょうがない。だって好きだから。
アニメファンとしての自分のルーツと言っても過言ではない。ジブリでも ドラえもんでもなく、クレしんなのだ。

この作品が無ければアニメなんてくだらないと考えていたつまらない人間になっていたに違いない。
子供心だろうがなんだろうが、当時見たどの邦画よりも劇場版クレヨンしんちゃん(以下劇しん)シリーズを面白いと感じたのは確かな記憶なのだから。

私は決して熱心なファンとは言えないだろう。原作コミックだって40巻くらいしか読んでないし、テレビシリーズは7,8年前から、劇しんですらカスカベボーイズ以降(※追記 紛らわしい表現をしましたがカスカベボーイズはちゃんと見たし好きです。その次から、という意味で)はまともに見ていない。地上波で「オラの花嫁」を見て絶望してからは見る気も起きない。

しかし、まだケツだけ星人もグリグリ攻撃もお尻叩きも規制されていなかった頃のクレヨンしんちゃんの面白さは、いまだ色褪せてないもなのだとDVDを見て知った。
テンポのよい笑い、微笑ましいキャラクターのやりとり、時たまほろりとさせられるワンシーン。
ギャグアニメとして、あるいは家族物として子供の頃の私を魅了した世界は変わらずにそこにあった。

そして、私の少年時代を彩った日本最高峰のエンターテインメントである劇しん。
不思議な世界感や雰囲気を造りあげ、多くのトラウマと小さな感動を届けてくれた本郷みつる作品。
クレしんを認めない大人たちの目を覚まさせ、ついには文化庁からも認められるという偉業を成し遂げた原監督。
そして演出家として影からクレしんを支え続け、質の高いギャグで私を何度も笑い殺しかけた水島務氏。

彼らが作り上げた劇しん黄金期は、たとえ二度とは取り戻せないものだとしても、永遠に記録され残り続けるものであろう。

……なんか文章に酔ってて気持ち悪いことになってますね。ちなみに劇しんで一番好きなのはブタのヒヅメです。
ぶりぶりざえもんが好きだというのもありますが、ギャグ・アクション・感動のバランスの良さ、「ハイグレ魔王」「嵐を呼ぶジャングル」にも繋がるしんのすけにとってのヒーロー像の在り方など、大好きな要素が詰まった映画なのです。

オトナ帝国も戦国も説明の余地なしの名作なのだけれど、クレしんとしては異色なのよね。



10. 少女革命ウテナ


鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。卵は世界だ。生まれようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない。鳥は神に向かって飛ぶ。神の名はアプラクサスという。                        
――ヘルマン・ヘッセ 「デミアン」――


私のアニメ視聴スタイルを革命したアニメ。一癖も二癖もあるスタッフの才能が見事な化学反応を起こした信じられないくらいの奇跡的な大傑作である。
クレしんがアニメ好きのルーツだとしたら、ウテナはアニメの見方を変えたもう一つのルーツだと言える。

どす黒い感情を胸に秘めた登場人物達、なにもかもが虚構で作り物のような世界観、耽美にして斬新過ぎる演出の数々。その全てが強く人を選ぶものであるがゆえに、惹き付けられる人は心の奥深くまでのめりこむことになる。

心を抉るようなセリフ、心臓を突き刺すような痛々しい叫び。若者の負の感情を徹底的に前面に押し出したこの作品は、それでも大人にならなければいけない彼らへの希望になるのだ。

ひたすらに鬱屈とした感情を描き続けた、だからこその最終回。あの感動、カタルシスは私が見たどのアニメも及ばない。最高のラストシーンなのだ。
ピンドラも素晴らしかったけど、この点ではこの作品には及ばない。


このアニメを見てから、伏線がどうのとか、説明不足がなんだとか、そういう点にあまり目が行かなくなり、物語全体の文脈に注視するようになったと思う。もちろん作品によってどこに焦点を置くかは変えていくけど、基本はテーマ・キャラ偏重の見方だ。

それが以前の見方に比べて優れているかどうかなんて分からないが、少なくとも私にはこちらの方が合っていると思うし、こちらに転向してからよりアニメを楽しく見れるようになったと思う。

この作品に出会ってからずっと、ウテナのようなバカになりたいと望み続けてきた。
潔く、カッコよく生きて行こう。



書いてて思ったけどSF物多いな。特に好きなワケじゃないと思ってたけど、案外そうなのかもしれない。

今の時点では大体こんな感じですが、まだ見てない名作もたくさんあるんだよなあ。
ガンダムはノータッチだし、ナディアもAKIRAもTV版パトレイバーも、true tearsもカレイドスターもラーゼフォンも見ていない。ナディアは今月から再放送が始まるそうで楽しみです。前期にBS11でやってたエスカフローネも面白かった。もっと昔のアニメ再放送すればいいのに。

これからどんどん分母を増やして、その時まだこのブログが存在していれば、また似た様な企画をやってみたいと思います。

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Comment

No title

おお、自分にも思い出深いアニメがある一方で全く観ていなかったものもあり、興味が湧きました。
プラテネスは良い評判をよく聞きますね。観てみよう。

攻殻SAC、クレしんは僕も一生モノのシリーズですね。
特に、SACのクールでありながら熱の込められた物語は衝撃でした。笑い男編は本当に圧倒されました。総集編で観ると特に。後になって、現実社会でも似たような事件が起きてましたね。

クレしんも、劇場版にかつてのクオリティが戻ることを未だ期待してはいますが・・・。

ガンダムは、僕も多くは観ていないですが、初代、W、SEED(これは賛否両論だけど)辺りがおススメですかね。

No title

>江楠さん

コメントありがとうございます。

そうですね、SACはクールでありながら熱いんですよね。真っ直ぐな熱さを持った作品もたまにしか見られなくなってますが、クールな熱さを持った作品はさらに希少性を増しているような気がします。

その意味で、プラネテスの熱さは谷口監督には珍しく(?)クール寄りな印象を受けますね。

あ、あと劇しんについては一応追記をしましたがカスカベボーイズまではちゃんと見ています。以降ってそれにかかってる言葉も含むんですね。日本語はむつかしい。

ガンダムは富野監督とは波長が合いそうな気がしてるんですけど、圧倒的なボリュームを前になかなか手を出せずにいます。
WとSEEDをオススメされるとは意外でした。前者はノーマークだったのですが、ググって見るとやたら「ぶっ飛んでいる」という単語を目にするような(笑)

しばらくはテレビ放送以外のアニメは見られないと思いますが、視聴予定リストに入れておきますね。

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アニバタ Vol.6アニバタ Vol.9に寄稿しました。よろしくです。


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