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漫画

漫画雑感 

HUNTERXHUNTER30巻と銀の匙3巻の感想をば。


HUNTERXHUNTER 30巻 感想


最初は単体で感想記事上げるつもりだったんですが、さっぱり文章がまとまらずこのような形で書くことに。

もうなんて言ったらいいのか。
何度も休載を挟み、何年も掛けてようやく完結した蟻編。
この物語で扱ったテーマは大まかに言えば幽遊白書やレベルEで描いた事の延長線上にあり、その集大成とも言える。作者がずっと問い続けてきた命題に、一つの大きな答えが出た。この意味は大きい。

蟻という種のレゾンデートルと生存戦略。それに逆行するようにメルエムを始めとして友情や愛に目覚め、人間以上に人間らしくなっていく過程を克明に描いてきた。

まあ、いかにメルエムとコムギを軸にして種の垣根を越えた愛と人生の話が掘り下げられたかについては他サイト・ブログ様に深い考察をされている方がいらっしゃるのでそちらを参照してください(えー
というか、その辺は一度まとめようとして挫折しました(笑) あれは私の手に負えません。


とにかく、この漫画のすごい所は善悪の二項対立をとっくに超越してて、しかもそれを前提としたドラマを極上のエンターテインメントに昇華させていること。それも少年誌で。

時折王道展開を挟みながら、定形化した少年漫画のセオリーを破っていくその姿勢には挑戦的な意欲を感じます。
この作品が終わるまでに、あといくつの傑作エピソードが見られるのだろうか。

次の話が選挙編というのも象徴的ですね。戦闘だけに縛られない、自由な形式でバトル漫画を書いている。連載条件が違いすぎるので他のジャンプ作家とは単純な比較はできませんが、同誌で1番ワクワクする漫画です。



銀の匙 3巻 感想



自由奔放な印象を受けるハンターとは違って、地に足の付いた面白さがある本作です。

一人の少年の悩みが、周りに伝染して環境を変化させていく。
人と人との連鎖反応をこの作品は大事にしてるね。ピザ作りもそうだった。最初は単なる思い付きだったビザ作りが、構想を進めるにつれ色んな人たちを巻き込んで行き、一大イベントになっていく。

御影家の人々もことあるごとに小パーティーを開きたがるように描かれていたし、お祭好きは北海道の人の気質なのか?(笑)
とにかく、クソ真面目に家畜の生と死について考え、自分達の食生活と動物への愛情との折り合いを付けられず悩みまくる八軒。
そんな彼に感化されたのか、幼い頃からの経験で割り切っていたはずの農家出身の生徒たちもあらためて自分達のライフワークの意義を見つめ直すことになる。


私の偏見かもしれないけど、高校の段階で作中のエゾノー生たちのようにあれこれと議論をする、あるいは意見を交わすのってあんまりないんじゃないかなー。
よく日本人は議論下手って言われますよね。まあこれも偏見かもですが。
それってやっぱり現状の学校教育が穴埋め、計算等の「答えの決まっている問題」を解く事に終始していて、個人の意見を主張して論じ合う機会が欠けているからだと思うのですよ。

だから、受験のための勉強に縛られてすり潰された八軒が決まった答えのない職業倫理、あるいは道徳の問題が跋扈するエゾノーに入学した、という設定があるんですよね、多分。ただ単に一般人と農家の人々とのギャップを演出するためだけじゃなく、答えのない問題に出会うための舞台設定。
連載開始当初はちょい意外だったけど、実家の商業である農業と自身のテーマであろう「思考を止めるな」を両方描くのに最適の舞台ですね。


さらに、労働の対価としてのバイト給料、その使い道についての描写もいい。
賢い男は自分の将来のために金を使う。

これはつまり、「浪費」ではなく「投資」をしろ、ということですね。

私なんかは常盤のように娯楽に使ってばっかですけど……まあ小説だろうが漫画だろうが、そこから何かを汲み取ってちゃんと自分の血肉にできれば投資になるからいいんだよ! 多分。

八軒は豚肉になった豚丼を買い取るためにバイト代を使うことを決意。
今更ですが、一切逃げる気ないですね、彼。自分を悩ませる最大の問題にケリをつけるため、前に進むためにお金を使う。
これぞ正しき将来への投資。ひいばあちゃんの話を聞いてたアキからすれば、八軒は十分にいい男に見えてるはずだがどうだろうか。
吉野との一件での反応からすれば、自覚はなくとも意識はしてる、という感じか。この作品であまり恋愛色が強くなるとも思えんけど。


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