アクセル・ワールド
アクセル・ワールド 4話 「Declaration ; 告白」 感想
ああ、大体分かった。黒雪姫は「加速」が全ての評価基準になってるんだ。
ハルユキを好きな理由が、ただ自分より速いから、というのは普通なら「なんだそりゃ?」と思うようなものなんだけど、黒雪姫のキャラクターとこの作品の世界観から微妙に納得できる物に仕上がってるのが面白い。
6年前(7だっけ?)からずっと加速世界に身を置き、ただひたすらに加速し続けてきた少女。そんな彼女が加速偏重の価値観を育て上げてきたのだろうことはなんとなく分かる。
それで自分より速いやつは一体どんななんだろう、と思って声をかけてみると、アレだったというね(笑)
それで幻滅せずに、ギャップ萌えでさらにやられてしまったというあたり、彼女の価値観が一般的なJCとはかけ離れていることが伺える。
ハルユキはしきりに自分の容姿を気にしていたわけだけど、それもまた経験から築き上げてきた価値観なんだよね。実際にその容姿でいじめられたりもしてたわけで、だからこそ彼のコンプレックスは根深く、強い。
一方の黒雪姫にはそもそも容姿による判断基準がほとんどない。ずっと加速世界で過ごしてきたからだ。
この価値観のギャップが、二人のすれ違いを生んできた。
ハルユキの思い込みも、黒雪姫の好意もお互いにきちんと伝わらずに、互いを傷付けることになった。
そんながんじがらめの状況は打破するのは、いつだって素直な気持ち――「告白」なんですね。
嘘でもなんでもなく、自分が本当にハルユキを好きで、恋をしていること。
多分彼女は彼女でどこか歪なキャラクターとして描かれてたんだろうけど、今回恋心を自覚したことで一気に人間味が増しましたね。1話でもそうだったけど、誠意を示すために躊躇なく身体を張れる、実に男らしい広いんです。
そう言えばハルユキの「あなたは自分が嫌いなんだ」という指摘に明らかにショックを受けてましたね。その後の卑屈な理由付けは的外れだと思うけど、そこだけは図星だったのでしょう。
ハルユキもまさに自分が嫌いな少年なので、やっぱりお似合いのカップルなんだろうなぁ。
やはり加速世界で自分を変える、というのがこの作品のテーマかな。王道ですね。
ハルユキにもう逃げ場はない。彼にはもう黒雪姫からの好意を認めるしかない。
だからこそ、今までの卑屈な自分に別れを告げ、先に進まなければならない。
新たな決意の前に立ちふさがるのが、劣等感を抱き続けてきた親友であるというのは象徴的ですね。単に強敵に立ち向かうだけでなく、ここで再び自信のコンプレックスと向き合うことになるわけだ。
実に卒のない、熱い展開で次回が気になります。
ハルユキを好きな理由が、ただ自分より速いから、というのは普通なら「なんだそりゃ?」と思うようなものなんだけど、黒雪姫のキャラクターとこの作品の世界観から微妙に納得できる物に仕上がってるのが面白い。
6年前(7だっけ?)からずっと加速世界に身を置き、ただひたすらに加速し続けてきた少女。そんな彼女が加速偏重の価値観を育て上げてきたのだろうことはなんとなく分かる。
それで自分より速いやつは一体どんななんだろう、と思って声をかけてみると、アレだったというね(笑)
それで幻滅せずに、ギャップ萌えでさらにやられてしまったというあたり、彼女の価値観が一般的なJCとはかけ離れていることが伺える。
ハルユキはしきりに自分の容姿を気にしていたわけだけど、それもまた経験から築き上げてきた価値観なんだよね。実際にその容姿でいじめられたりもしてたわけで、だからこそ彼のコンプレックスは根深く、強い。
一方の黒雪姫にはそもそも容姿による判断基準がほとんどない。ずっと加速世界で過ごしてきたからだ。
この価値観のギャップが、二人のすれ違いを生んできた。
ハルユキの思い込みも、黒雪姫の好意もお互いにきちんと伝わらずに、互いを傷付けることになった。
そんながんじがらめの状況は打破するのは、いつだって素直な気持ち――「告白」なんですね。
嘘でもなんでもなく、自分が本当にハルユキを好きで、恋をしていること。
多分彼女は彼女でどこか歪なキャラクターとして描かれてたんだろうけど、今回恋心を自覚したことで一気に人間味が増しましたね。1話でもそうだったけど、誠意を示すために躊躇なく身体を張れる、実に男らしい広いんです。
そう言えばハルユキの「あなたは自分が嫌いなんだ」という指摘に明らかにショックを受けてましたね。その後の卑屈な理由付けは的外れだと思うけど、そこだけは図星だったのでしょう。
ハルユキもまさに自分が嫌いな少年なので、やっぱりお似合いのカップルなんだろうなぁ。
やはり加速世界で自分を変える、というのがこの作品のテーマかな。王道ですね。
ハルユキにもう逃げ場はない。彼にはもう黒雪姫からの好意を認めるしかない。
だからこそ、今までの卑屈な自分に別れを告げ、先に進まなければならない。
新たな決意の前に立ちふさがるのが、劣等感を抱き続けてきた親友であるというのは象徴的ですね。単に強敵に立ち向かうだけでなく、ここで再び自信のコンプレックスと向き合うことになるわけだ。
実に卒のない、熱い展開で次回が気になります。
- 関連記事
-
- アクセル・ワールド 5話 「Aviation ; 飛翔」 感想
- アクセル・ワールド 4話 「Declaration ; 告白」 感想
- アクセル・ワールド 3話 「Investigation ; 探索」 感想
スポンサーサイト
Comment
Trackback
アクセル・ワールド #4 Declaration;告白
アクセル・ワールド 第4話。
黒雪姫の告白と「シアン・パイル」の正体。
以下感想
アクセル・ワールド 第4話
アクセル・ワールド 第4話
『Declaration ; 告白』
≪あらすじ≫
ハルユキは、幼馴染のチユリのニューロリンカーからバックドアという不正な存在を発見してしまう。その性質から、チ
『アクセル・ワールド』#4「Declaration;告白」
「強くなれ、そして速くなれ。
頂点に登りつめ、私の見たかったものをみせてくれ」
バーストリンクの根源と、究極の可能性。
チユリと直結して、バックドアの存在に気づいたハル
アクセル・ワールド 第4話 「Declaration;告白」
「あぁ、昨日まで使ってたやつはうっかり断線させてしまってな…短いこれしか買えなかった…」
嘘だッ!!!ということでハルユキがチユリと短距離で直結した事に対する対抗心やら
アクセル・ワールド 第4話 「Declaration;告白」
アクセル・ワールド 第4話 「Declaration;告白」です。 さてさて、春
アクセル・ワールド 第4話「Declaration;告白」
さてさて、話が動きはじめました。 「ハルユキくん、私は君が好きだ」 そしてレベル9のバーストリンカーにしか使えないフィジカル・フルバーストを利用して黒雪姫が自分を身代わりに...
アクセル・ワールド 第4話 「Declaration;告白」 感想
相反な気持ち―
アクセル・ワールド:4話感想
アクセル・ワールドの感想です。
姫の春雪への思い入れとは。
アクセル・ワールド 第4話
第4話『Declaration;告白』アクセル・ワールド 1(初回限定版) [Blu-ray]今回は・・・犯人が分かりました。
アクセル・ワールド 第4話「Declaration;告白」
「いつか きっとまた会えるから――」
ハルユキへの思いを告白した黒雪姫!
そして、禁断の力 フィジカルフルバーストを使った黒雪姫は…
チユリと直結したハルユキは、ニュ...
バックドア判明後もまだまだ続く、まさかのアツアツ展開♪そして……やっぱり規制ですわな、あれは!!! アクセルワールド 第4話『Declaration:告白』
チユリの疑惑を晴らす為に、彼女のニューロリンカーを調べまくるハルユキ。
そこで知ったのは、バックドアの存在 だった!
チユリのニューロリンカーの中に、バックドアが仕
2012年02クール 新作アニメ アクセル・ワールド 第04話 雑感
[アクセルワールド] ブログ村キーワード
アクセル・ワールド 第04話 「Declaration;告白」 #AccelWorld2012 #ep04
第15回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作。ラノベ・漫画化・アニメ化・ゲーム
Trackback URL
Comment form