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氷菓

氷菓 2話 「名誉ある古典部の活動」 感想

女の子二人の尊敬の眼差し。本来なら十分モチベーション足りえる報酬なのに、この省エネ男ときたら……。

新キャラの伊原摩耶花はまだ顔見せ程度で、キャラが立ってくるのはまだ先かな。
しかし、里志やえるが彼女と談笑するシーンを奉太郎が一歩引いて見ているシーンは印象的だったと思う。

奉太郎の学校生活は、彼自身が呼称するように灰色のそれで、彼はどうやら望んでそれに甘んじているらしい。この辺はちょい怪しいと思ってるが、まあ先の話だろう。
今回もあらゆる方便で面倒を避けようとする奉太郎のATフィールドを無邪気に打ち破ってくるえるの好奇心。前回は髪の毛に絡め取られるイメージだったが、今回は薔薇色コースの学校生活を強制的に選ばされるイメージで描かれた。

さて、上記の奉太郎が談笑するえる達を見るシーンでは、露骨に奉太郎の周りが灰色に、そしてえる達の姿は明るい背景(薔薇色という表現だろう)で描かれていた。
生来の性格からか、彼は一般的な高校生のように笑いあったり騒いだりすることができない。人が孤独を感じるのは、独りでいる時ではなくむしろ他人と一緒にいる時だ。
あの時確かに奉太郎が感じたであろう疎外感こそが、彼が普段進んで灰色コースを歩いている理由だろう。

始めから周りとは違うと考え、行動していれば上記のような孤独を感じることもない。自ら線を引いて、極力周りとの関わり合いを避けている。
しかし、彼が出会ってしまった少女えるは彼を放ってはおいてくれない。
彼が何よりも避けたかったはずの薔薇色の空間に問答無用で引っ張り込んでくる。
だからこそ、奉太郎は彼女を憎からず思っていながらも苦手意識を感じているのでしょう。
彼女が連れて行ってくれる薔薇色の世界では、自分の居場所がないと感じてしまう。

ここからは(も)妄想ですけど、奉太郎だってそんな世界に憧れがないわけじゃないと思うんですよね。高校生の男子ですもん。
彼が謎に関わっていくのは、もちろんえるのゴリ押しもあるんだけど、自分でも色々脳内で理屈を付けてからなんだかんだで最後には協力するんですよね。断る労力よりも付き合ってさっさと解決する方が省エネになる、という判断ですけど、本当に嫌なら前回里志が指摘したように取り合わなければいいんだから。

自覚があるのかないのか、とにかく彼の中に他人と関わろうとする意志が芽生えてきてるのだと思う。彼の積極性すらも引っ張り出す強烈な引力の持ち主であるえるが、おそらく自らの一身上の都合に奉太郎を巻き込むことを決めたことで、彼が己の中の変化を自覚できるようになるかもしれない。


今回妙に扇情的なEDがお見えになりましたが、所々にウテナを思わせるカットが見えたのは私の気のせいか?
意識してるんだとしたら、一ウテナファンとして嬉しいんだけど。

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