Fate/Zero
Fate/Zero 9話 「主と従者」 感想
憂いを秘めたその瞳。ウェイバーきゅんマジヒロイン!
さて、サブタイトルにあるとおり今回はランサー陣営、切嗣陣営、そしてライダー陣営の主従関係がクローズアップされた。切嗣とセイバーに関しては前回でさんざん語ったので残りの二組に注目してみる。
重症のケイネス先生。魔術回路がボロボロで、もう魔術は使えないのこと。事実上の戦線離脱かー、あのメタルスライム以外の魔術も見てみたかったな。なにせこの作品における魔術がどんなものか、どういったことができるのかがまだ良く理解できていないので。
そして婚約者のソラウさん、まさかあんな素敵なお嬢さんだったとは(笑) もうちょっとゆっくりと情に訴えつつ懐柔、説得すればよかったかも(そんな余裕ないか)しれないのに欲望剥き出しで脅迫。令呪、ゲットだぜ!
次にランサーを説得に。わりと受け答えが二転三転しているあたり彼女がノープランでそこまで頭が回らなさそうな印象を受けた。うっかりタイプの悪女だな。彼女は聖杯を手にして何を望むのだろう。冨と栄華とか、逆ハーレムとかその辺のラインであって欲しい。
ランサーは生前の記憶からソラウが嘘を吐いていることをあっさりと見抜く。相手に仕えるような価値がないことを知ってなお忠義を尽くす彼の姿勢はかっこいいのか情けないのか分からない。仕えたい相手がいてその相手に尽くすために騎士として剣を捧げるのではなく、彼の場合は忠節それ自体が目的化している。それは彼に相手を選ぶ権利がなかったからで、ひたすら決められた主に尽くすという生き方しかできないゆえのことなのだろう。実際中世でどのようにして主従関係が生まれるのか知らないが、フィクションみたいに仕えたい相手に仕えられるようなことは滅多になかったことだろう。たまたま選ばれた主が忠義に値する傑物ならラッキーだが、ランサーは生前も現在でも主に恵まれない。誰か彼に愛の手を!
今回の主役とも言えるライダーとメインヒロインのウェイバー。
この二人は上で挙げた理想的な関係を築きつつある。ライダーの豪放な性格とウェイバーのヘタレ乙女っぷりが幸いしてギスギスすることなく、実に順調にコミュニケーションが取れている。
今回ウェイバーは川の自ら魔力の残滓を調べ、キャスターのアジトを見つけることに成功! 方策としては下の下らしいが、他の優秀な魔術師達の一歩先を行ったのは事実で、ライダーの言う通り立派な功績である。
ライダーはそんな彼の手柄を認め、手放しで賞賛する。それでこそ我がマスターにふさわしいと。ライダーはどうせ仕えるなら自分にふさわしい人間に仕えたいと思っているようであり、節々でヘタレなウェイバーの成長を促そうとしているようだ。従者が主を育てるというのは、ファンタジーなんかを見てるとまだ幼い次期領主とか王子とかを臣下が教育したりする話が結構あったから、珍しいことではないのだろう。
ライダーは自分の主を自分で育てようとしている。そしてウェイバー自身も不満を言いつつそれを受け入れているようだ。このコンビだけ実にまっとうな主人公をしているなあ。
キャスター討伐作戦はどう転ぶか分からなくなってきた。そろそろ雁夜おじさん分が不足してきているので登場を期待したい。
重症のケイネス先生。魔術回路がボロボロで、もう魔術は使えないのこと。事実上の戦線離脱かー、あのメタルスライム以外の魔術も見てみたかったな。なにせこの作品における魔術がどんなものか、どういったことができるのかがまだ良く理解できていないので。
そして婚約者のソラウさん、まさかあんな素敵なお嬢さんだったとは(笑) もうちょっとゆっくりと情に訴えつつ懐柔、説得すればよかったかも(そんな余裕ないか)しれないのに欲望剥き出しで脅迫。令呪、ゲットだぜ!
次にランサーを説得に。わりと受け答えが二転三転しているあたり彼女がノープランでそこまで頭が回らなさそうな印象を受けた。うっかりタイプの悪女だな。彼女は聖杯を手にして何を望むのだろう。冨と栄華とか、逆ハーレムとかその辺のラインであって欲しい。
ランサーは生前の記憶からソラウが嘘を吐いていることをあっさりと見抜く。相手に仕えるような価値がないことを知ってなお忠義を尽くす彼の姿勢はかっこいいのか情けないのか分からない。仕えたい相手がいてその相手に尽くすために騎士として剣を捧げるのではなく、彼の場合は忠節それ自体が目的化している。それは彼に相手を選ぶ権利がなかったからで、ひたすら決められた主に尽くすという生き方しかできないゆえのことなのだろう。実際中世でどのようにして主従関係が生まれるのか知らないが、フィクションみたいに仕えたい相手に仕えられるようなことは滅多になかったことだろう。たまたま選ばれた主が忠義に値する傑物ならラッキーだが、ランサーは生前も現在でも主に恵まれない。誰か彼に愛の手を!
今回の主役とも言えるライダーとメインヒロインのウェイバー。
この二人は上で挙げた理想的な関係を築きつつある。ライダーの豪放な性格とウェイバーのヘタレ乙女っぷりが幸いしてギスギスすることなく、実に順調にコミュニケーションが取れている。
今回ウェイバーは川の自ら魔力の残滓を調べ、キャスターのアジトを見つけることに成功! 方策としては下の下らしいが、他の優秀な魔術師達の一歩先を行ったのは事実で、ライダーの言う通り立派な功績である。
ライダーはそんな彼の手柄を認め、手放しで賞賛する。それでこそ我がマスターにふさわしいと。ライダーはどうせ仕えるなら自分にふさわしい人間に仕えたいと思っているようであり、節々でヘタレなウェイバーの成長を促そうとしているようだ。従者が主を育てるというのは、ファンタジーなんかを見てるとまだ幼い次期領主とか王子とかを臣下が教育したりする話が結構あったから、珍しいことではないのだろう。
ライダーは自分の主を自分で育てようとしている。そしてウェイバー自身も不満を言いつつそれを受け入れているようだ。このコンビだけ実にまっとうな主人公をしているなあ。
キャスター討伐作戦はどう転ぶか分からなくなってきた。そろそろ雁夜おじさん分が不足してきているので登場を期待したい。
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回想は負けフラグ。
というわけで、
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亀裂と結束の巻。
ヤベェよ兄貴、弱い考えしか浮かばねェー!
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