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氷菓

氷菓 4話 「栄光ある古典部の昔日」 感想

エプロン+ポニテ&うなじ、台所でおにぎりを作るというシチュエーションも相まって最高です。ジャスティスです。

私は高菜は主張が強すぎて苦手なのですが、奉太郎は渋いですね(知らんがな)。
えるはお嬢様ながら普段から料理してそうですね。というか、あの家他に誰かいないのか。
雰囲気を保つために意図的に省かれたかもしれません。案外伏線だったり?

今回もまた奉太郎が推理力を発揮するための工程が挟まれました。偶然見えたえるの私室で、彼女が随分身を入れて調べた形跡を見て自分も真面目に考える気になる、というものです。なにかの外的要因がないとやる気を出さない、この点は本当に徹底してますね。毎回同じことを書いてる気がするなあ(笑)
今後、彼が自ら率先して動きだすような自体があり得るのでしょうか? それをやったら彼らしさが消えてしまう気がしないでもないですが、まあ追々分かるでしょう。


今回印象に残ったのは皆の報告パートの映像表現よりも、一人話し終えるごとに場面転換を図る工夫かな。これは想像だけど、原作だと多分あの部屋でずっと話してるだけの場面だったりするんじゃないか? 知らないけど。
いくら古典部メンバーそれぞれの報告と仮説がメインの回とはいえ、ひたすら殺風景な室内を映すだけでは視聴者も退屈してしまう。そもそもアニメなんだから、画で魅せる必要があります。
そのために縁側に移ったり、台所に移ったりと場所を変えて視聴者の目を飽きさせないようにしてますね。背景も美麗ですし、効果はそれなりにあったんじゃないでしょうか。

相変わらず登場人物の考えを映像で表現する手法も多彩で面白いですね。える、摩耶花、里志それぞれの話でちゃんと映像演出が異なっているのがすごい。
この辺の拘りというか、映像表現に対する貪欲な姿勢はさすが京アニといった所です。


地味になりがちなミステリーをどう彩るか? という命題に対して色々な手法を試している、実験的な面があるアニメだと思う。

あれ、これも前の記事に書いたな……。


奉太郎の今回の推理は、あの場で集められた情報を統合し総合的に斟酌して、考え得るなかで最も蓋然性の高い仮説を選択する、というものだ。
だが、あくまで仮説は仮説、筋は通っていても説得力には疑問が残るし、えるの言う謎も残っている。この件の本番はこれからだろう。
あの場のあの状況では最善の推理だっただろうから、奉太郎の推理力にケチは付かないだろう。多分、あの仮説も方向性自体はそう間違ってないんじゃないか。

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