うつけ者アイムソーリー

赤の王ことニコの目的は黒の王との共闘だと予想したが、まさかハルユキの力そのものが目的だとは思わなかった。
タクムはメガネをかけたからか一気に参謀ポジションになってるなぁ。冷静に状況を把握し、合理的な判断ができる人間は貴重である。ハルユキは頭の回転は悪くないが、冷静とは言えないし情に流されすぎるからなおさら頼りになるな。
うん、これならたとえ戦闘で役に立たなくてもタクムの出番がなくなることはないだろう。いや、シアン・パイルのかませ臭が強すぎて活躍する姿が思い描けないのですよ(笑)

ニコは行動が直情的に見えたり、顔芸しながら暴言吐いたりと唯我独尊キャラに見えるけど、王を名乗るだけあってちゃんとリーダーとしての資質を備えているように見えますね。

ハルユキのリアルを探る時でも、実際に接触を図る段階でも部下に任せればいいものを自らが率先してリスクを冒しています。まあ、たとえ同じレギオン内の仲間でもリアル割れはしないのが普通なのかもしれないけど。
ともかく、リーダー格でありながら自らが率先して動くタイプのキャラは好きです。ちゃんと交渉事もわきまえてますし、部下に対する情も深そうですからね。

『災禍の鎧』とやらの討伐が当面の目標となりましたが、設定を聞く限りやばそうですね。他人のアバターが乗っ取られるとか、字面だけ聞いてて乗っ取られたアバターの中の人の精神状態に影響はないのかが心配になりました。本当に鎧に元の持ち主の思念が宿ったのか、それともいわゆる「呪いのアイテム」なのかは分からないけど、消滅せずに他者に取り憑き続けるというのは恐ろしいですね。

そしてラノベ主人公らしくヒロイン二人とのお泊りイベントが唐突に発生。ニコはともかく黒雪姫はいきなり外泊して大丈夫なのか。
スーパーでの買い物シーンが良かった。店内に商品名や特売広告が表示されるのは便利だなー。あれだけで買い物が楽しくなりそうだよね。
黒雪姫先輩は料理はからっきし、そもそも好きな男に夕飯を作ってあげたいという発想自体がないようで女子力的にはマイナスですね。ニコはナチュラルに全員分の食事を作ろうとしてるし、何気にハイスペックだ。
この二人が一緒に風呂に入ったり、ゲームしたり寄り添って寝てたりするのは仲の良い姉妹みたいで微笑ましかったです。
先々は戦いを避けられない関係なんだろうけど、その時がきても意外と爽やかな感じになるんじゃないかと希望が持てる描写でした。

関連記事

• アクセル・ワールド　12話　「Absolution ; 容赦」　感想
• アクセル・ワールド　9話　「Escalation ; 激化」　感想
• アクセル・ワールド　8話　「Temptation ; 誘惑」　感想