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氷菓

氷菓 7話 「正体見たり」 感想

今回は珍しく真っ当な探偵物らしくて楽しかった。

やっぱりホームグラウンドである学校を離れたからか、足を使って情報を集める描写が多かったなぁ。
推理パートはほぼ奉太郎とえるの二人きりでホームズとワトソンとして機能していた。ただ、こういう見知らぬ土地での謎となると、データベースである里志や摩耶花の出番が脅かされるような気がしないでもない。探偵役にちょっとしたヒントを与える役としてはよかったけど、どう個性を活かせるかが焦点か。

相変わらず台詞だけでなく映像で推理の材料を見せる演出が上手い。さすがにラジオ体操カードで名前書いてる方の出席率が悪いことにはまったく気付きませんでした(笑)


さて、今回は奉太郎とえるの相性の良さが浮き彫りになった感がありましたね。
えるは自分の気になることを奉太郎が完璧に説明してくれると、絶対的な信頼を置いている感がありますね。
意外だったのは、奉太郎がえるの入浴音を聞いて妄想の末のぼせてしまったこと。奉太郎のイメージか分かりませんが、入浴シーンにはエロスよりも色気を感じました。
とにかくえるをちゃんと女として意識して、あるいは性の対象にもなっているのが分かってちょっと安心した感じがあります。悶々とした気持ちを弄ぶ、奉太郎もやはり健全な男子高校生ということでしょう。
しかし、二回目の入浴ではまったく同じパターンにも関わらずえるの方へは注意のかけらも向けませんでした。この年頃の少年の性欲を振り払うほどの集中力が推理時には発揮されているという描写でしょうね。(えー


奉太郎はもはやえるの「気になります」に付き合うのに余計な理由を探さなくなりました。
温泉に向かう道、えるが奉太郎に話しかけようとするけど考え込んでるのを見て微笑んで引き下がるシーンが地味に好きです。既に沈黙が気にならない関係性になっている、ということかな。
前回えるの意外な一面が見れたけど、やっぱり奥ゆかしい古風な女性としての一面も持ってる感じですね。
一緒に温泉に行き、一緒に帰るというのも昭和的な恋人同士のシチュエーションぽくて実にニヤニヤできます。


今回は推理シーンの映像が普通だったので肩透かしを食らいましたが、ラスト付近のえるが木漏れ日に照らされる描写が儚くも美しくてよかったです。
えるが欲しかったのは兄弟ではなく「理想の兄弟の幻想」だった。我々が自分を慕ってくれる可愛い妹を夢想するように、実際の兄弟がいないからこそ自由な夢を描けるんですね。

もちろん、本当の兄弟というのは必ずしも美しいものではありません。今回のあの姉妹だって、浴衣を貸してくれない(実際にどうかは分かりませんが)からといって仲が悪いとは限らないし、おんぶをしてあげているからといっていつでも仲睦ましいとは限らない。そんな単純な関係性ではないはずです。家族ってそういうものだよね。
最後のえるの笑顔は、自分の兄弟像が理想でしかないことには気付いたけど、あの姉妹が必ずしも仲が悪いわけではないことには気付いた。つまり現実をちゃんと見据えた、という解釈でいいのかな。ともあれ、ほろ苦くも甘さのあるいい締めでした。

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