氷菓
氷菓 9話 「古丘廃村殺人事件」 感想
やばい、登場人物の顔と名前が全然覚えられない。
というわけで恐る恐るWikiを見て名前を確認しながら記事を書いています。
前回オブザーバーとしての役目を引き受け、3人の先輩の推理を聞くことになった古典部の面々。
まず一人目はゴリラみたいな中城という人物。
見た目どおりにアホっぽくて無神経そうな性格だった。彼がイメージするミステリーとはいわゆる火サスで、トリックなどは二の次の実にお粗末な推理であった。
二人目の小道具係羽場は、これまた見た目どおりにイヤミったらしくてなまじミステリーをかじっているばかりにやたらと偉そうな態度が鼻についた。
答えられないことを期待したであろう質問に摩耶花が正答するとあからさまに不機嫌そうになったり、逆に期待通りに分からないという答がくると目を輝かせたりと、とにかく自分の頭がキレるのだと思いたくて仕方がないらしい。
また、脚本を担当した本郷をミステリーの素人と決めつけ、大したトリックは使っていないだろうという見下した態度も目立った。
今回の件は実際の依頼内容の水面下に映画研究部内の人間関係のしがらみがあるようなので、彼の本郷に対する態度を覚えておく必要があるだろう。
推理に必要な材料としては、血糊の量(一人分?)とロープ。そして窓は使っていないという事実。
三人目の沢木口さんが実に強烈な髪型とキャラクターで面白かった。
彼女の推理のトンデモっぷりになぜだか好感が持てるのは人徳というやつだろうか。嫌味や無神経さが見えないんだよね。
また、本郷さんがどうやらもう一人出演者を探していたらしいという興味深い事実も発覚した。
ちょっと余談。
今回意外だったのはえるがミステリー小説があまり好きではないという事実。
おそらく彼女の好奇心は自分が直接見たり聞いたり嗅いだり食べたり触ったりと、五感で感じ取った事象にしか向かわないんじゃないかな。文字だけでは好奇心が働かないというのは想像力が足りないからかもしれない。推理力がないのもそれが要因?
さて、推理の…というか映画の辻褄をつける材料は多分今回で揃ったと思う。
しかし、先述のとおり今回の事件の命題は映画の完成裏にもう一つの問題が潜んでいるように見える。
他薦で映画の脚本、しかも全く知識のないミステリーをやらされる羽目になり、ついにはプレッシャーにすり潰されたのか倒れてしまったという本郷さん。一体彼女が映画研究部のなかでどのような地位に置かれ、今回の事態が起こってしまったのか。
勝手な推測だけど、多分その辺の問題の厄介さに奉太郎は気付いていて、それが江波さんに詳しい話を聞かない理由なんじゃないかと思った。彼が了承したのはオブサーバーとしての役割だけで、それ以上の介入は避けたいはずだから。
奉太郎の帰り道に待ち伏せる女帝の登場で次週に持ち越し。今回の依頼の真意はいったい何なのか。
私、気になります!
前回オブザーバーとしての役目を引き受け、3人の先輩の推理を聞くことになった古典部の面々。
まず一人目はゴリラみたいな中城という人物。
見た目どおりにアホっぽくて無神経そうな性格だった。彼がイメージするミステリーとはいわゆる火サスで、トリックなどは二の次の実にお粗末な推理であった。
二人目の小道具係羽場は、これまた見た目どおりにイヤミったらしくてなまじミステリーをかじっているばかりにやたらと偉そうな態度が鼻についた。
答えられないことを期待したであろう質問に摩耶花が正答するとあからさまに不機嫌そうになったり、逆に期待通りに分からないという答がくると目を輝かせたりと、とにかく自分の頭がキレるのだと思いたくて仕方がないらしい。
また、脚本を担当した本郷をミステリーの素人と決めつけ、大したトリックは使っていないだろうという見下した態度も目立った。
今回の件は実際の依頼内容の水面下に映画研究部内の人間関係のしがらみがあるようなので、彼の本郷に対する態度を覚えておく必要があるだろう。
推理に必要な材料としては、血糊の量(一人分?)とロープ。そして窓は使っていないという事実。
三人目の沢木口さんが実に強烈な髪型とキャラクターで面白かった。
彼女の推理のトンデモっぷりになぜだか好感が持てるのは人徳というやつだろうか。嫌味や無神経さが見えないんだよね。
また、本郷さんがどうやらもう一人出演者を探していたらしいという興味深い事実も発覚した。
ちょっと余談。
今回意外だったのはえるがミステリー小説があまり好きではないという事実。
おそらく彼女の好奇心は自分が直接見たり聞いたり嗅いだり食べたり触ったりと、五感で感じ取った事象にしか向かわないんじゃないかな。文字だけでは好奇心が働かないというのは想像力が足りないからかもしれない。推理力がないのもそれが要因?
さて、推理の…というか映画の辻褄をつける材料は多分今回で揃ったと思う。
しかし、先述のとおり今回の事件の命題は映画の完成裏にもう一つの問題が潜んでいるように見える。
他薦で映画の脚本、しかも全く知識のないミステリーをやらされる羽目になり、ついにはプレッシャーにすり潰されたのか倒れてしまったという本郷さん。一体彼女が映画研究部のなかでどのような地位に置かれ、今回の事態が起こってしまったのか。
勝手な推測だけど、多分その辺の問題の厄介さに奉太郎は気付いていて、それが江波さんに詳しい話を聞かない理由なんじゃないかと思った。彼が了承したのはオブサーバーとしての役割だけで、それ以上の介入は避けたいはずだから。
奉太郎の帰り道に待ち伏せる女帝の登場で次週に持ち越し。今回の依頼の真意はいったい何なのか。
私、気になります!
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ほんと、なんで江波ちゃんに聞かなかったんだろう?
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えるの動きがうざ可愛いですね。
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なのに えるちゃんは持って来たウィスキーボンボンを食べまくりです (´▽`*)
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公式あらすじから沢木口の推理はどんなものかと思っていたら
斬新で面白かったですね。
ウイスキーボンボンで酔っ払ったえるが可愛かったですよ。
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氷菓 第9話 古丘廃村殺人事件
氷菓 第9話。
探偵役3人による脚本の推理。
以下感想
氷菓 第9話「古丘廃村殺人事件」
ウイスキーボンボン食べ過ぎて酔っ払ってしまったえる、微笑ましくて可愛かったですね(笑)。 えるが本郷のことにやたら拘っていたのはもちろん理由があるのですが、それは次回以
まとめtyaiました【氷菓 9話 「古丘廃村殺人事件」 感想】
やばい、登場人物の顔と名前が全然覚えられない。
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氷菓 第09話 「古丘廃村殺人事件」 #kotenbu2012 #ep09
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『氷菓』 第9話 観ました
やっぱりえるちゃんが酔っ払ったってだけの感想ではあんまりなので…
もう少し真面目に語ってみることにしますね。
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