アクセル・ワールド
アクセル・ワールド 12話 「Absolution ; 容赦」 感想
今更だけどチェリー・ルークってめちゃくちゃいじめられそうな名前ですね。
クロム・ディザスター戦決着。
うーん、いまいち敵の脅威が伝わってこなかった。レベル9の黒雪姫がタイマンで苦戦するくらいには強いんだろうけど。
まあシルバー・クロウの追撃・決着シーンでの作画が素晴らしく、見応えがあったので特に文句を言うほどではないですね。
前回ヘタレてしまった親に変わり、今度は自分が恐怖に呑まれてしまったハルユキ。
彼が恐れていたのは「負けることで周りからどう見られるか」「先輩に見放されるんじゃないか」ということですね。
「加速」をテーマにした本作に於いて、振り返ることや必要以上に周りを気にすることは加速の妨げにしかなりません。前回の先輩は過去の罪に囚われて、今回のハルユキは周囲の目線に耐えかねて「加速」を止めてしまった。
前だけを見据え、ひたすら突き進んでいくことがこの世界の本質であり、だからこそ黒雪姫の「逃げずに敵と戦うのみ」という精神論寄りの理念にも正当性があるんじゃないかな。
ハルユキの飛翔シーンでも、ひたすらに先を目指す構図、シーンが強調されていて徹底していると思います。
チェリー君もその意味では同じく先へ進みたくて災禍の鎧に身を任せた人物なわけですが、自分の仲間も、誰よりも認められたいと望んだニコにさえも傷つけてしまっている時点ですでに目的と手段が入れ替わってしまってますね。歪んでしまった目的への邁進はこの作品的には「加速」ではないのでしょう。
ニコはいいキャラだなぁ。
砲撃に黒雪姫を巻き込んだのは、何も一石二鳥を狙ったわけではないと思いますね。狙えるチャンスがあそこしかなかったというだけでしょう。それでも憎まれ口を叩くあたりが可愛いです。
しかし、せっかくのチャンスを前に躊躇してしまい、撃てなかった彼女。
以前から先輩がフラグを立てていた通り、ここでブレイン・バースト内での親子問題がクローズアップされました。たかがゲームだけど、彼女たちにとっては現実世界以上の時を過ごしたであろう世界。そんな中で、孤児であり親のいないニコやチェリー君にとって親子の絆を擬似的に味わえるこのシステムは、一種の呪いとなってしまったのではないでしょうか。「親子」、そして「王と配下」というゲーム内での関係性に縛られすぎて、最初にあったはずの絆を忘れてしまった。
だからこそ、チェリー君がブレイン・バーストから離脱したことで元の関係にリセットすることができたのでしょうね。
ゲーム内の人間関係が、そのまま現実世界でのそれに影響を及ぼすことがある一例を示したエピソードでした。
敵対するはずの王でありながらも、仲間となったニコ。
彼女のキャラはかなり好きだし、メンバーにいるとにぎやかで楽しくなるので今後もコンスタントに出番があるといいな。
それにしても、やぐされ口調に馴れすぎたせいで彼女がロリボイスで喋るたびにコレジャナイ感がしてしまうのは私だけですか?(笑)
うーん、いまいち敵の脅威が伝わってこなかった。レベル9の黒雪姫がタイマンで苦戦するくらいには強いんだろうけど。
まあシルバー・クロウの追撃・決着シーンでの作画が素晴らしく、見応えがあったので特に文句を言うほどではないですね。
前回ヘタレてしまった親に変わり、今度は自分が恐怖に呑まれてしまったハルユキ。
彼が恐れていたのは「負けることで周りからどう見られるか」「先輩に見放されるんじゃないか」ということですね。
「加速」をテーマにした本作に於いて、振り返ることや必要以上に周りを気にすることは加速の妨げにしかなりません。前回の先輩は過去の罪に囚われて、今回のハルユキは周囲の目線に耐えかねて「加速」を止めてしまった。
前だけを見据え、ひたすら突き進んでいくことがこの世界の本質であり、だからこそ黒雪姫の「逃げずに敵と戦うのみ」という精神論寄りの理念にも正当性があるんじゃないかな。
ハルユキの飛翔シーンでも、ひたすらに先を目指す構図、シーンが強調されていて徹底していると思います。
チェリー君もその意味では同じく先へ進みたくて災禍の鎧に身を任せた人物なわけですが、自分の仲間も、誰よりも認められたいと望んだニコにさえも傷つけてしまっている時点ですでに目的と手段が入れ替わってしまってますね。歪んでしまった目的への邁進はこの作品的には「加速」ではないのでしょう。
ニコはいいキャラだなぁ。
砲撃に黒雪姫を巻き込んだのは、何も一石二鳥を狙ったわけではないと思いますね。狙えるチャンスがあそこしかなかったというだけでしょう。それでも憎まれ口を叩くあたりが可愛いです。
しかし、せっかくのチャンスを前に躊躇してしまい、撃てなかった彼女。
以前から先輩がフラグを立てていた通り、ここでブレイン・バースト内での親子問題がクローズアップされました。たかがゲームだけど、彼女たちにとっては現実世界以上の時を過ごしたであろう世界。そんな中で、孤児であり親のいないニコやチェリー君にとって親子の絆を擬似的に味わえるこのシステムは、一種の呪いとなってしまったのではないでしょうか。「親子」、そして「王と配下」というゲーム内での関係性に縛られすぎて、最初にあったはずの絆を忘れてしまった。
だからこそ、チェリー君がブレイン・バーストから離脱したことで元の関係にリセットすることができたのでしょうね。
ゲーム内の人間関係が、そのまま現実世界でのそれに影響を及ぼすことがある一例を示したエピソードでした。
敵対するはずの王でありながらも、仲間となったニコ。
彼女のキャラはかなり好きだし、メンバーにいるとにぎやかで楽しくなるので今後もコンスタントに出番があるといいな。
それにしても、やぐされ口調に馴れすぎたせいで彼女がロリボイスで喋るたびにコレジャナイ感がしてしまうのは私だけですか?(笑)
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