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「今期終了アニメ(6月終了作品)の評価をしてみないかい?17」に参加します

例によってゲームやアニメについてぼそぼそと語る人様の企画に乗っ取り、2012年春アニメを個人的主観で評価したいと思います。

企画についてはこちらを参照してください。
私が視聴した今期終了アニメは

ZETMAN
LUPIN the Third 峰不二子という女
夏色キセキ
謎の彼女X
Fate/Zero
黄昏乙女×アムネジア
ヨルムンガンド
坂道のアポロン
モーレツ宇宙海賊

この内ヨルムンガンドは分割2クールでまだ途中なので、今回は評価を見送ります。
計8作ですね。まあ少なくはないけど多くもない、かな。
なお、評価に当たっては否定的な内容も含まれることがあります。閲覧の際は予めご了承下さい。


謎の彼女X

ストーリー 4
キャラクター 5
画 4
演出 5
音楽 4
総合的な評価 5

合計 27


今期で一番好きかなー。
二人の少年少女を中心に繰り広げられるラブストーリーも、ノスタルジックな演出も非常に私好みだったのが大きいです。

初見ではよだれを舐めさせるというフェティシズム通り越した異常な行為が良くも悪くも目を惹くわけですが、話が進むにつれこの作品の誠実さというのかな、が見えてくるようになってどんどん好きになっていきました。

卜部さんは変な子だけどどんどん反応が女の子らしく可愛くなってくるし、吉谷さんの声にも中毒性が出てくるしで、謎の彼女が等身大の女の子に見えてくる過程を椿君と一緒に実感できる見事な作劇でした。

嫉妬や欲望、その他諸々に振り回される高校生カップルの健全な恋愛を描いた秀作でした。これは是非2期をやってほしいなー。渡辺歩監督のこれからのキャリアにも期待が持てます。


モーレツ宇宙海賊

ストーリー 4
キャラクター 5
画 4
演出 5
音楽 4
総合的な評価 5

合計 27


タイトルから漂う微妙な感じとは裏腹に、その中身は意外なほどエンタメに徹した痛快娯楽スペースオペラ作品。うわ、サトタツ監督作品って何気に初めてだ。

正直SF的なディテールの程度に関しては門外漢にも程があるのでどこまで緻密だったのかよく分かってないけど、宇宙船の描写にはかなりの情熱と拘りを感じたのは確かです。

海賊行為を「営業」「ショー」と称しているように、ケレン味優先でストーリーは紡がれる。作劇は基本的にご都合主義で、主人公の茉莉香は溢れる才気と優秀な仲間たちの助けによって、特にこれといった苦悩も挫折も感じさせずに海賊船長として成長していく様を描いてきました。
それでもイヤミを感じさせないのは作品の雰囲気もあるけど、それ以上に彼女が重要な局面ごとに決断を迫られ、その全てに明朗闊達な答を出してくれるからですね。恵まれすぎな印象はあるけれども、リーダーシップに説得力があったしやはり彼女は魅力的な主人公だったと思います。力押し気味の台詞回しがハマると妙に気持ちいいんだなぁ。

他にもCGによる背景美術の美しさや、自然とそこにいるモブキャラクターたちの魅力など語りたいことはあるのだけど長くなるのでやめます(笑) 
とにかくエンタメとしての質は今期トップ。 


Fate/Zero

ストーリー 5
キャラクター 5
画 5
演出 5
音楽 5
総合的な評価 4

合計 29


悲劇・不条理の空気が蔓延する重厚なストーリーが話題を生んだ本作。

総合的な評価が5点じゃないのは、やはりこの作品単体だと主人公の挫折で物語が終わってしまうのでテーマ的に消化不良と感じたから。
やはりstaynightあってのZeroである、ということなのでしょうね。

夢を見る人たちにとことん優しくない世界で、己の存在と欲望を掛けて戦う英霊たちと陰謀を巡らせる人間たちの思惑が複雑に絡み合った結果、皮肉な形で運命が転がっていく後半のカタストロフは見物でした。世界平和のような高尚なものから、ひたすらに非人道的・破壊的なものまで、願いそのものに貴賎は問わず、それぞれの結末を描ききったのが印象的。

私の好みからは若干ズレていたものの、卓越したCGの技術と独特のカメラワーク、撮影方法によるハイクオリティな映像表現は制作会社や監督のカラーが色濃く出ててなかなか興味深かったです。
声優さんもベテランを揃え、卓越した演技力による会話劇を楽しむことができました。作品全般の純粋なクオリティでは間違いなく近年でも最高レベルでしょうね。


坂道のアポロン

ストーリー 3
キャラクター 4
画 5
演出 4
音楽 5
総合的な評価 4

合計25

このアニメを一言で表すと、「音楽って楽しい!」になります。
何よりキャラがジャズが好きだ、というのが画面からビンビン伝わってくるのがいい。これはアニメーションの力ですね。特に7話は脚本といい作画といい素晴らしかった。

Mでつながる私とあなた。
三角関係をメインで描きながら、その実は薫と千太郎の二人の少年の交流が主だったという面白い構成。こう言うと怒る人がいそうだけど、本当に友達以上恋人未満といった感じでした(笑)

渡辺信一郎監督×菅野よう子による、音楽とアニメーションのセッションを存分に楽しめた作品です。


夏色キセキ

ストーリー 4
キャラクター 4
画 2
演出 4
音楽 3
総合的な評価 4

合計 21


総合点こそ低めになりましたが、とても楽しめた作品です。
一つ一つの要素を見ると突出したものはないけれど、全体的に上手くまとまっていて卒のない優等生的な作品。
萌えにも超展開にも傾倒しない作風が魅力的に感じられ、コメントで朝の女の子向けアニメっぽいという意見を聞いて妙に納得しました。

作画は全体を通してかなり危うく、そこそこ頑張ったダンスシーンもアイマスを見た後ではなんとも地味な出来でした。ただ、絵コンテの上手さで作画の不安をカバーしてたような気がします。また、キャラの感情表現でいくつかハッとするシーンがあり、演出面は良かったと思います。

お石様という超常現象を起こすギミックもあくまで舞台装置というポジショニングで、徹底して女の子たちの「経験」を描く作劇に好感が持てました。


LUPIN the Third 峰不二子という女

ストーリー 3
キャラクター 4
画 4
演出 4
音楽 4
総合的な評価 4

合計 23


マリーさんが好き放題やっていた作品。いつもの力技的な手法ではなく、思ったより捻った鮮やかな終わり方だったので驚きました。

レトロな絵柄やサイケデリックな演出、昨今のエンタメトレンドに組しない脚本を「ルパン」という一大シリーズで行なったことで賛否両論な本作だったけど、その一方で普段深夜アニメを見ない層までも取り込んでいたようで、そういう意味では新ルパンとして今作の試みは悪くなかったんじゃないでしょうかね。

不二子の物語も、安直な救済を与えることはせずただありのままの姿を肯定したのは良かったです。アイシャだっけ? 自分の人生を生きられず、不二子を自分に投影することができなかった彼女に、何者にも縛られない自分自身の姿を見せ付ける所に露悪的だけど悪人にはなりきれない不二子の魅力を感じました。そんな彼女を「残酷」と称するルパンは「分かってない」のか、それとも「分かりすぎているのか」。
「峰不二子という女」のタイトルにふさわしい、晴れやかなエンディングは見事でした。


黄昏乙女×アムネジア

ストーリー 3
キャラクター 4
画 3
演出 4
音楽 4
総合的な評価 3

合計 21


生者の少年と死者の少女の恋愛を描くホラーチックラブコメディ。

黒髪ロング巨乳年上お姉さんであり、スキンシップ大好きという非常に羨まけしからんヒロイン夕子さんの魅力が大きかった本作。
他の二人のヒロインも可愛かったけど、早々に恋愛戦線から退いてしまったのは勿体無いと感じました。まあ1クールで夕子さんと貞一くんの関係を描ききるためには必要な判断だというのは分かるので、ないものねだりなんですけどね(笑)

演出面で色々面白い事をやってた作品ですが、実験的な印象が強く若干くどかったり上手く機能してないように見える時もあったり。特に印象的な回だった10話は、主観カメラの是非はともかく素直に恐怖を煽られるいい演出でした。

ストーリー的には予定調和の印象が拭えません。「もう一人の私」ネタも最近多くて正直食傷気味でした。
ただ、挿入歌の「レクイエム」は素晴らしかったです。あんなの流れたらそりゃ泣くわー。


ZETMAN

ストーリー 3
キャラクター 3
画 4
演出 3
音楽 4
総合的な評価 3

合計 20


原作をオリジナルで肉付けして、ちゃんと1クールで収まるように決着を付けたのは好印象。終わり方はどう見てもダークナイトだったけど、アメコミへの傾倒は原作からしてそうなので別にいいか。

森久司さん原画を始めとする各アクションシーンは見ごたえたっぷりで楽しめました。
うーん、正直内容ほとんど憶えてないので語ることがない……。もっと早く書くべきだったか。


各作品評価は以上のようになりました。
点数はあくまで目安で、個人的な好みにはまた別の軸があります。一応好みの順番に並べたつもりだけど、結構曖昧なところもあったり。
ここからは各ベスト賞の発表です。


ベストキャラクター賞

衛宮切嗣@Fate/Zero

まあ今期はやっぱ彼かな。Zeroは群像劇という体裁の作品だったけど、本質的には彼の物語ですよね。
「全」を救うには「一」を犠牲にしなければならない。理想のためのその行為をためらいなく行なえる特異性を持っていながらも、どうしようもなく「一」を愛してしまう内なる矛盾を抱えるがゆえの悲劇が物語の骨格となっていました。皮肉な形で破られた彼の理想が、士郎という次代への継承でまた新たな始まりを告げる、という形で一端幕が閉じることからも、切嗣による切嗣のための物語ということが分かりますね。

次点

オスカー@LUPIN the Third 峰不二子という女

今期最大の問題児。私自身も決して好きなキャラじゃないが、思わず記事を書いてしまうほど面白い起用のされたキャラクターだった。

チアキ・クリハラ@モーレツ宇宙海賊

今期の個人的最萌キャラ。途中までは夏色キセキの紗希が一番好きだったけど、彼女の終盤の怒涛の追い上げが激し過ぎました。黒髪パッツンメガネ制服ニーソと見た目も好みだったしね。


ベストOP賞

坂道のアポロン OP「坂道のメロディ」

YUKIと菅野さんのタッグというだけでも興奮するのに、映像がまた躍動感がすごくて文句なしのOPですよ。
調べてみると、中澤一登さんという方の一人原画・コンテ・演出だそうですね。素晴らしい仕事でした、名前覚えましたよ。

次点

謎の彼女X OP「恋のオーケストラ」

ちょっと90年代っぽいメロディだけど、丁寧なアレンジで良質のポップソングに仕上がっていた。作品の象徴としてのハチミツレモンをふんだんに利用した演出もかなり好きです。

ZETMAN OP「dots and lines」

(」・ω・)」ハジマリハゼロ!(/・ω・)/オワリナラゼッ!
まったく趣味じゃないはずなのに気付けば癖になっていた謎のOP。


ベストED賞

坂道のアポロン ED「アルタイル」

二冠はできれば避けたかったけど、林明美さん絵コンテと聞いちゃあね。所々でピンドラっぽい演出もあり、薫視点での心象風景も見事に表現していて素晴らしかった。アポロンはスタッフが豪華すぎる。
曲もしっとりとしたバラード調で軽快なOPとのコントラストがグッドですね。

次点

謎の彼女X ED「放課後の約束」

やはりノスタルジーを感じるメロディライン・アレンジが魅力的。各ヒロインの無防備なカットにも健全なエロスを感じて眼福です。OPもそうだけど、詞がなかなかいいんだよなぁ。

LUPIN the Third 峰不二子という女 ED「Duty Friend」

耽美な雰囲気の楽曲がいいなと思ってNIKIEさんのCDを借りたんだけど、思ったより普通だったというどうでもいい話が。


ベスト声優賞男性編

椿明、衛宮切嗣(少年時)役:入野自由さん

やはり椿くんの思春期の男の子らしいテンパり演技が良かったですね。
情けないながらも誠実であろうとしたちょっと背伸びした感じの少年を良く演じていました。もはやリアクション芸の域、はさすがに言い過ぎか。

次点

オスカー、上野公平役:梶裕貴さん

や、だからアイツが好きなわけじゃないですって、ホント。
迷走キャラの錯綜・倒錯ぶりを如何なく発揮してました。彼あってのヤツでしょう。


ベスト声優賞女性編

庚夕子役:原由美さん

大人っぽくも甘えん坊な夕子さんの魅力は彼女の演技あってこそ。影夕子や予告での怨念混じった恨み節もよかった。何より10話での気丈な心が闇と死の恐怖にすり潰され発狂していくシーンの演技は実に面妖で素晴らしかったです。

次点 

アイリスフィール、バルメ役:大原さやかさん

あんまりこの枠にはベテラン声優さんを入れないようにする、という俺ルールを課してるんですが、上手い上手いと知ってはいても驚嘆せずにはいられない絶妙な演技にすっかり魅せられました。


春アニメは大体こんな感じですね。
振返ってみると、全体的にキレイにまとまった優等生的な作品が多かった印象。毎週安心して見ていられる作品が多い一方で、続きが気になる、または熱くなれる作品がなかったかなー。この次期一番ハマッてたのがBS11で再放送してた「境界線上のホライゾン」というね(笑)
また、「氷菓」も含めて「坂道のアポロン」「謎の彼女X」「夏色キセキ」と青春物が多かった印象がある。それぞれ魅せ方が違って楽しめたんだけど、ジャンル的なバリエーションで言えば冬アニメの方が多彩だったかもしれません。


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Comment

No title

こんばんは、「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」の総責任者のピッコロでございます。

このたびはお忙しい中、当ブログの企画に参加して頂いて本当にありがとうございました。集計に加えさせていただきました。

なお、今回の企画の中間集計結果の発表については、本日・9月29日(金)夜11時から放送のネットラジオで行う予定でございますので、お時間がありましたら聞いて頂けると嬉しいです。

詳しくはこちら→http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-6293.html

どうか次の企画も参加して下さいませ。それではこれからもよろしくお願いいたします。

No title

>ピッコロさん

いつもお疲れ様です。
こういう視点でアニメを見るのは普段しないので楽しんでいます。
ラジオも楽しみにしていますね。
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アニバタ Vol.6アニバタ Vol.9に寄稿しました。よろしくです。


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