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境界線上のホライゾン

境界線上のホライゾンⅡ 最終話 「境渡りの欲深き者達」 感想

太陽の沈まぬ国VS日の出ずる国、ついに決着。


9話から始まったアルマダ海戦、あれだけの物量の艦隊戦及び相対戦を見せておきながら、最後の最後に一番盛り上がる展開を用意していたとは恐れ入る。
撤退戦を成立させ、三征西班牙に勝利するためアデーレが用いた奇策は、なんと武蔵を宙返りさせてサンマルティンの背後に付くというものだった。
このシーンは映像的な迫力、アルマダのテーマ曲とも言えるBGMが相まってアドレナリンが沸き立つこと必至の素晴らしい見せ場だった。

最終話で印象に残ったのは各カップルとでも言うべきキャラ達が並び立つシーンが多く挟まれたこと。
まずはナルゼとマルゴット。ずっと落ち目が続いていたナルゼは新たな武器を手に入れ、再びマルゴットの対等なパートナーとして飛び立つ。ナルゼが箒を目の前に立て、それを横にずらすシーンがまるで二人の間に存在した境界線を取っ払うかのように見えて、勝手にテンション上がってました。この作品、キャラ二人の間に線を引いて映す演出を多用してるんだよね。たまに入るカットインなどが分かりやすい。

そしてホライゾンの悲嘆の掻き毟りを迎え撃つ三征西班牙勢。ここでもセグンドとフアナ、弘中と房栄が共に並び立つシーンが描かれる。
結果的に彼らはこの戦いに敗北するのだが、それでもその先を強く生きていこうという強い意志がこの辺に表れている。
火祭りを見るセグンドとフアナが、昔の姿と重なる演出。今までずっとセグンドが助ける側だったのが、今ようやく対等に並び立てる存在になれたのだと分かっていいなあ。「終わった」「新しくなった」という二人のやり取りは平行線でバランスが取れていて、これからは手を取り合って三征西班牙の「衰退」を乗り越えていくのだろうと思えた。

点蔵とメアリもそうなんだけど、この二人はまだよく読めてないので保留にします。
誾さんと宗茂は、並び立つというよりはまだ誾さんが宗茂の方に依存気味かな? ともあれ、襲名による立場を超えて通じ合う二人の心には素直に感動しました。誾さん超かわいいのに、不思議と宗茂には嫉妬が湧かないなぁ。

やはり最後に決めるのはトーリとホライゾン。シチュエーション的には1期のラストと被っていて若干の焼き直し感があったが(わざと被せてる?)、それでも武蔵の今後を決める二人の平行線のやり取りは素晴らしかった。
自分が大罪武装を集めれば各地で戦乱が起こる、それはホライゾンの判断からは看過できない。しかし自分の感情として「感情が分からないのは嫌だ」というエゴがある。
その平行線の帰結として、世界を傷つけてでも世界に平和をもたらすことを決断した。エゴを通じて世界を救う、感情と合理的判断の境界線上に「強欲」というキーワードを示したのはこの英国編を総じてのテーマを包括していて締めに相応しい場面だった。そのテーマについてはいずれ書く原作感想に使いたいので今はこの辺にしときます。


・総合的な評価

途中一度不満も書いたけど、後半の盛り上がりは間違いなく今期一番でした。
大量の新キャラとそれらを描くためには明らかに足りてない尺、ぶつ切り気味の各エピソードなど欠点も散見されるが、それを補って余りあるだけの娯楽としての質の高さ。特にアルマダ海戦が始まってからは見せ場の連続。ただ戦うだけでなく並行して各キャラの想いを交錯させていく展開の数々は脅威の一言で、毎回がクライマックスと言っていい出来だった。アニメ単体として見た場合、物語の完成度の高さという点ではある程度見せ場がじっくり作られ構成もほぼ文句なしだった一期には劣ると個人的には思っている(全話ひっくるめて12話が一番好き)けど、単純なエンターテインメントとしては一期を上回る面白さだった。
また、単純にキャラの描写を重ねていくにつれてどんどん好きになり、感情移入する対象が増えたのも大きい。武蔵側だけでなく敵である三征西班牙の視点からも物語を楽しめるのは一期にはなかった利点ですね。


アニメスタッフの情熱、拘りがここまでダイレクトに伝わる作品も中々無い。足りない分は原作を読んで補完すればいいので、とにかく今は極上のエンタメ作品を作ってくれた関係者の皆様に惜しみない賛辞を送ります。
私はこれより原作読破モードに入りますので、これにてグッバイ!

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Comment

毎週感想お疲れ様でした。

完璧な最終回でしたね。ここまで付いて来た人のみが味わえる最高のカタルシス。

> 武蔵を宙返り
思わず、エエエエエ!?と叫んでしまいました。ワクワク感が凄かった。

> 三征西班牙勢
敵ながら天晴れ!総攻撃のシーンはこっちも応援したくなりました。

> アニメスタッフの情熱
素晴らしい仕事っぷり。映画のような迫力。賞賛の言葉が見つからない。


この3ヶ月間、実は感想書くのがめっちゃ大変でした。語りたい場面が増えると、どうしてもあらすじっぽくなってしまって(笑)
でも感想を書くことによって毎回毎回の内容をしっかり把握できて、終盤での盛り上がりを余すところなく受けきれたので大満足です。
ぽんずさんの感想で気付けた所も多々あったので、感謝してますヨ!

No title

>虚天丸さん

コメントありがとうございます。虚天丸さんもお疲れ様です。

>語りたい場面が増える

その辺の取捨選択は苦労しましたねぇ、後で触れるの忘れてるのに気付いたりすることもありました。虚天丸さんの感想はなんというかライブ感みたいなものがあって、全力で楽しんでるなぁというのが毎回伝わってきましたよ。

情報整理としての側面は確かにありましたね。コメントで疑問に答えてもらったり、フォロー入れてもらったりもしましたし(笑)
複雑ながらも、大枠さえ掴めれば楽しめるバランスはやはり絶妙だと感じます。

来期は感想被るか分からないですが、これからもよろしくお願いしますね。
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アニバタ Vol.6アニバタ Vol.9に寄稿しました。よろしくです。


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