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「今期終了アニメ(9月終了作品)の評価をしてみないかい?18」に参加します

今回もゲームやアニメについてぼそぼそと語る人様の企画に乗じて2012年夏アニメを個人的主観の下に評価したいと思います。


企画についてはこちらを参照してください。
私が視聴した今期終了アニメは

エウレカセブンAO
氷菓
TARI TARI
人類は衰退しました
夏雪ランデブー
もやしもん リターンズ
じょしらく
ココロコネクト
アクセルワールド
境界線上のホライゾンⅡ
戦国コレクション

の11作です。多いなー。
なお、評価に当たっては批判が含まれることもありますので悪しからず。
また、点数の高い順としていますが私個人の好みによるランキングとはズレがあることをご理解下さい。

なんかこの企画、書く毎に各作品の評価文が長くなってる気がします(笑) まあ適当に読み飛ばしてください。
それでははじめましょう。


氷菓

ストーリー 4
キャラクター 5
画 5
演出 5
音楽 5
総合的な評価 5

合計 29

青春は甘いだけではない、苦いだけでもない。
ミステリーと銘打ってはいるけれど、扱うのはもっぱら日常のささいな謎が中心で特に派手なトリックがあるわけではありません。この作品の本題はむしろ、謎の下に潜む人々の隠された叫び、青春の犠牲になった少年少女の苦悩と挫折にあるのでしょう。それは作品全般を通してのタイトルが、「氷菓」=「I scream」であることからも明らかです。
中でも「才能」に憧れる凡人達の絶望を何重にも絡めて暴き出した「クドリャフカの順番」というエピソードは、思春期の少年少女が自分の「やりたい事」のために足掻き続け、望み叶わず分相応の場所に帰っていくというハートフルボッコな展開がかなり好みでした。

1話完結型へシフトした終盤では、奉太郎とえるの関係性を掘り下げてきて、二人の微妙な関係性の変遷をニヤニヤしながら眺める恋愛物としても楽しめました。

一つ難点として挙げられるのが、この作品で描かれる少年少女たちの苦悩がどれもあまりに「理性的」過ぎるという点ですね。筋道が立ち過ぎていて、理屈を越えた情動の描写がほとんど見られません。特にバレンタイン回の里志の犯行動機は、理屈を捏ねすぎて理解は出来てもいまいちピンと来ませんでした。
ただ、それはこの作品の性質上わざとそうしてるんだと思います。全体に漂う理路整然とした、どこか斜に構えた空気感は明らかにミステリーのそれですし、その中で青春の苦みを描こうという切り口の面白さがこの作品の個性であり魅力になっているのは間違いないです。

また、個人的に京アニ作品を見るのは久しぶりだったのでその圧倒的な映像技術はもちろん、演出面でも非常に優れた製作会社であることを実感することができました。


境界線上のホライゾンⅡ

ストーリー 5
キャラクター 5
画 5
演出 4
音楽 5
総合的な評価 5

合計 29

うーん、言いたいことは各話感想と原作感想で大体書いたのでここに書くことがない(笑)

小難しいことは抜きにしても、単純に5話にかけて描かれた艦隊戦のスケール感、クオリティが凄まじく、それだけで楽しめる作品だったと思います。
膨大な量の原作を無理矢理尺に押し込めていたので、キャラ描写や各演出には物足りない面もありますが、それでもスタッフの方々はベストを尽くしてくれたと確信を持って言えます。

演出面で一つ言うとすれば、10話のネシンバラ対シェイクスピア戦が理解が追い付いて来るに連れて一連の演出も好きになってきました。二人の辿ってきた境遇にリア王とマクベスのストーリーを絡めて、さらにそこから英国編全体のテーマの答を一足先に示してるんですよね。そこに気付いてからは、決着のシーンが鳥肌物になりました。2期限定なら10話が一番好きかも。


TARI TARI

ストーリー 5
キャラクター 5
画 4
演出 5
音楽 5
総合的な評価 5

合計 29

バラバラの音が一つの美しい旋律を奏でる「合唱」をテーマに、未来へ繋がる大切な「今」を輝かせる。

橋本昌和氏の初監督&脚本とは思えない、全体が一つの軸をもとに絶妙なバランスを保った物語が魅力でした。それは「~たり、~たり」と、タイトルが表すように失敗したり立ち止まったり泣いたりしながら、それでもやりきったり前に進んだり笑ったり、揺れながらも前に進む「足りない」人間の姿を描くというものです。

どうにもならない事もあるけれど、諦めなくていい事まで諦めたくない。時折物語の進め方に露骨な作為があるのだけれど、結局は死んだ母は帰ってこないし騎手学校には入れないし手紙が届く確信はないし廃校は覆らない。どうにもならない事はどうにもならない様に描かれているから、ご都合主義にはならないんですね。ただ舞台を整えるための作為で、それらが一貫して「変えようのない現実を前に、そこからどう前に進むのか」という問いを描いている点に、私はこの作品に統制された意志を感じました。お見事です。

欠点や些細なやり取りも含めて等身大のキャラクター達と、歌唱力の高い声優さん達による合唱シーンも本作の魅力です。演出面でも、シリアスなシーンでキャラの心情をじっくりと魅せたかと思えば、コミカルなシーンでは馬や戦隊を使い徹底的にぶっ飛んだ描写をしたりとふり幅の大きさがこの作品にマッチしていて素晴らしかった。
ただ、P.Aの特徴である美麗な背景は健在だった一方で、作画面――特にキャラの動かし方はなんだか以前より幾分ぎこちないような印象を受けて、そこだけ1点減点しました。
いや、それでも高水準なのは間違いないんですけどね。「花いろ」が異常だっただけか?


戦国コレクション

ストーリー 3
キャラクター 5
画 4
演出 5
音楽 4
総合的な評価 5

合計26

ソーシャルゲーム原作の最近よくある戦国武将女体化アニメ――の皮を被った世界名作映画劇場。
……なんじゃこりゃあ! コレも戦国ぅ~。

この作品、当初の予想を大きく裏切ってなんと1話ごとに主役を変え、名作映像作品のパロディと歴史ネタを絡めたエピソードを放送するというオムニバス形式となっております。
もちろんそんなことは放送前はアナウンスされないので、1~3話を見ても面白味どころか「どういうアニメなのか」すら分からないという不親切仕様。しかし、一度この作品の楽しみ方を理解すると他のアニメにはない中毒性のある面白さにどっぷりとハマります。

エピソードはカオスな不条理劇から痛快な勧善懲悪物、そして脚本の巧みさに唸らされる極上のドラマまで実に多種多様。基本1話完結ということでストーリーは3点にしましたが、別に5点でもなんの問題はない出来ですね。もちろん出来や好みによってバラツキはありますが、むしろこのバラエティ感がまたたまりません。5人の脚本家さんも好き勝手やってたはずなのに、最後には一つの「答え」に収束するのが素晴らしい。
演出面でも、シュールかつ印象的なコンテやブレインズ・ベースお得意の手書き背景美術の素晴らしさから独特の味わいがありました。

また、アニメ作品におけるパロディについても個人的に考えさせられる面があったりと、色々な刺激があったなー。
単純に「好き度」なら今期一番と言ってもいい、隠れた秀作でした。二期来い来い!


人類は衰退しました

ストーリー 4
キャラクター 5
画 4
演出 4
音楽 4
総合的な評価 5

合計 26


たとえ衰退したとしても、人間は変わらず「人間」をやっていく。

タイトルから想起される退廃的な印象とは裏腹に、シニカルながらも優しさを感じる人間賛歌アニメでした。
楽しいことがあると勝手に増え、寂しいと消えてしまう妖精さんは新人類の名の通り、おそらく人間の性質を極端にデフォルメして描いたメタファー的存在ですね。得体が知れないけれど、良くも悪くも素直な彼らとややドライな人間観を持ちながらも逞しく生きる「わたし」の心温まる交流を「不思議」な現象と共に描いたハートフルなコメディでした。なんか横文字多いな。

衰退に瀕してはいても、そこに生きる人間達は特に絶望するでもなく変わらずに美味しい物を求めたり趣味に興じたり、いじめたり仲直りしたりしています。そうした人間の性質をありのままに描き、否定も肯定もせずただ生きている様を描いたこの作品に誠実さを感じました。


夏雪ランデブー

ストーリー 3
キャラクター 4
画 5
演出 5
音楽 3
総合的な評価 4

合計 24

今時のアニメにしては浮き過ぎな情念たっぷりの恋愛劇。とにかく幽霊の旦那こと島尾くんの未練たっぷりな女々しさ、都合のいい方向へすぐ流されるエゴ剥き出しな言動が見ていて刺激的でした。こういうの、アニメでやると絶対嫌われるから普通やらないよね。

死んだ人間をどうやって忘れるか、また死に切れない幽霊がどう成仏するか、を描いた作品と考えると、大人版「あの花」と言えなくもないのか。
3人の主要人物だけで物語を回し、彼らの感情や想いの揺らぎを適格に表現する絶妙な演出と森や絵本の世界、そして色とりどりの花を描いた美麗な背景美術、さらに丁寧な芝居作画で地味なストーリーを静かに押し出す渋い作劇が魅力でした。


ココロコネクト

ストーリー 4
キャラクター 5
画 3
演出 4
音楽 4
総合的な評価 3

合計 23

一応まだ続きがあるっぽいけどここでは完結扱いみたいですね。暫定評価ということで。

学園物に「人格入れ替わり」、「欲望解放」、「時間退行」と、現実にはありえない超常現象を舞台装置として組み込み少年少女のモラトリアムを炙り出そうとした本作。
5人の主要キャラクターには、それぞれトラウマや悩み、コンプレックスなんかが設定されていて、異常な状況下に彼らを置くことで無理矢理にそれらを引き出そうとする試みがなかなか興味深かったです。各エピソードのクライマックスには、やや力技に頼り過ぎな嫌いも見受けられたけど、描きたいことは伝わってるので欠点にまでは至らないかな。

ただ、カコランダム編の意味深な引きを最後にTV放送が終了してしまったので不完全燃焼感が強い。太一と伊織、そしていなばんの三角関係の帰結はこの物語のハイライトになり得る題材だっただけに、お預けされたのは辛いです。願わくばミチランダム編をイベント上映でなく配信してくれるといいな。


エウレカセブンAO

ストーリー 3
キャラクター 3
画 5
演出 4
音楽 4
総合的な評価 3

合計22

ゲネラシオン・ブル、シークレット、スカブコーラル、トゥルース、日本軍、沖縄、数多くの陣営に加え、過去現在未来はおろか異なる世界線の時間軸が交わり錯綜する。
どんどん複雑化していく物語。ぶっちゃけぼんやり見ているうちに中盤辺りで付いていけなくなりました(笑) こりゃ前作も含め、いつかちゃんと見ないとなぁ。

とりあえず作画面では、特技監督に村木さんがいるだけあってサーカスの大盤振る舞い振りが凄まじかった。他に戦闘シーンのパターンねぇのかよって思うほどサーカス連発してましたからね(笑) 完結編の原画の豪華さには目を見張るものがありました。

ストーリーはちっとも把握できてないけど、時間移動によって生じる歪みをゼロにするために自らを犠牲にしようとしているエウレカ&レントンと、たとえ自分が生きられなくなっても今までの人生を否定したくないというアオの対立関係だけはなんとなく理解できたつもり。そこから全然掘り下げられてないので、夫妻の愛は尊いけど重いなーとか、釈然としないけどアオが楽しそうならいいかとか、それくらいの感想しか出てきませんでした。まあ暫定評価ということで。


アクセル・ワールド

ストーリー 3
キャラクター 4
画 5
演出 4
音楽 3
総合的な評価 3

合計 22

「加速」をキーワードに、現実と虚構を行き来することによる精神性への影響というSAOにも通ずるテーマと、トラウマと向き合うことで強くなるという少年漫画的なメソッドが早い段階から示されていたので何がやりたい作品なのかは分かりやすい作品でした。

しかし、それらが十分描ききれていたかについては疑問の残るストーリーで、「ブレイン・バースト」というゲーム世界の設定も例外ばっかりで上手く活かせてないように感じられました。
物語は王道ラインを取っているだけあって、各エピソードのクライマックスは盛り上がり・カタルシスともに悪くない出来だったけど、ラノベ原作アニメで上手く構成が出来なかったのか全体的に間延びした印象が強かったです。特に能美編中盤で戦闘途中でいきなり全くの別エピソードが2話も挟まれたのには閉口しました。個人的に、あれで一気に醒めてしまった感があります。

サンライズらしくバトル作画は迫力満点で、特に若干エフェクトがくどくて何やってるか分かり辛いながらも多くの見せ場を描いた阿部望さんの仕事ぶりが素晴らしかったですね。


もやしもんリターンズ

ストーリー 4
キャラクター 4
画 3
演出 3
音楽 3
総合的な評価 4

合計 21

細かい所まで覚えてるわけじゃないけど、かなり原作に忠実なアニメだったという印象。
原作ではフランス編が一番好きで、だからそこをやってくれて良かったと思ってるけど、その一方でアニメ化による旨味が見え辛かったという気持ちもある。
キャストは皆合ってたと思うし、菌劇場も見てて楽しかったからこれ以上なにが欲しかったかと問われれば答えに困るんだけど、とにかく+αが欲しかったというのが正直な感想です。いいのか、こんな曖昧で。


じょしらく


ストーリー 2
キャラクター 4
画 4
演出 4
音楽 3
総合的な評価 4

合計 21

ギャグ作品のストーリーってどう評価すればええのん?

落語家の女の子(?)たちが駄弁ったり騒いだり散策したりしながら久米田先生得意の時事ネタ・ブラックジョークをぶちかます作品。
水島監督の畳み掛けるようなギャグ演出とマッチしてたとは思うけど、なんか「危ないネタやってりゃウケんだろ」な空気を後半から感じてそこはちょっとモヤモヤしました。危ないネタとは言っても、結局視聴者・ネットには媚びてるからなぁ。そっち方面にもケンカ売って欲しかった。

Bパートの東京散策は毎回楽しみで、東京の有名無名問わず色々な街並みが見られたのは良かったです。ダサかったり可愛かったりする女の子たちの私服が毎回変わるのも地味に好きでした。

あとは最終回のラストの幕引きですね。あそこは一気に空気が変わって深い余韻を残すような素晴らしい演出が為されたんでびっくりしました。やはり水島監督は侮れない。


以上が各作品評価となりました。
点数順=好みではないことと、同点作品の順序に特に意味はないことを付記しておきます。
ここからは各ベスト賞の発表になります。なお、当ブログでは1つだけ選ぶのがもったいないので次点方式を採用しております。


ベストキャラクター賞

稲葉姫子@ココロコネクト

迷ったけどこの娘かなー。本編がぶつ切りだったのが、逆にこの娘の先を見たい!という渇望を生みました。いや、原作読めよって話ですが(笑)
こういう、一見冷静でしっかりしてるけど内面はコンプレックスの塊で脆い女の子キャラには弱いんですよ。必至に理論武装して身を固めてる所とかたまりません。キズランダム編のラストの彼女は最高でした。

次点

折木奉太郎@氷菓

最初は「またやれやれ系かよ」と思わないでもなかったのですが、だんだんと彼の理念と内に潜む優しさが見えてきて好きになってきました。ぶっちゃけえるより萌える。


ベストOP賞

戦国コレクション 後期OP 「back into my world」

揚げパンシチュー美味いおー♪
このスタッフの美術センス、特にAメロ部分の背景が単純に好きなのと、ともすれば装飾過多気味に思えるほど力の入った楽曲アレンジがツボなOPです。
しかしこのOPの真価は見続けないと分からない。ただ各キャラの一枚絵を並べただけのサビパート、しかしエピソードが消化されるにつれ一枚一枚に愛着が湧くようになってくる。そして最終回ではニクい演出が。最高でした。

次点

人類は衰退しました OP 「リアルワールド」

妖精さんとわたしちゃんの衰退ダンスがインパクト抜群。何気に詞もいいですね。

TARITARI OP 「DREAMER」

楽曲の盛り上がりに合わせたコンテが絶妙に上手い。シンプルなポップソングにAIRIさんのパワーのあるボーカルが良く合ってます。


ベストED賞

人類は衰退しました ED 「ユメのなかノわたしのユメ」

伊藤真澄さんの透き通るような歌声と童謡のようなメロディに、不可思議な畑亜貴さんの詞が絡んでなんとも言えない不気味さのあるファンタジックな楽曲に仕上がっています。
絵本調の映像と相まって、メルヘンながら毒のある作風に相応しい名EDでした。
一つ残念なのが、後半は特殊EDが多くて余り見られなかったこと。

次点

戦国コレクション 後期ED 「ダーリンとマドンナ」

前期と迷いましたがこっちで。やはり最終回の相乗効果が大きい、あれは反則。光秀のヒロイン力と背中がカッコイイのぶっちがナイスです。

ココロコネクト カコランダム編ED 「Salvage」

幾原邦彦絵コンテで、原画はピンドラでも活躍していた小島崇史さん。
曲展開と映像のマッチっぷりが気持ち良過ぎる。観覧車をあそこまでカッコよく魅せられるのはこの人くらいでしょう。惜しいのは、ED内で示唆された三角関係の結末が本編で描かれなかったこと。


ベスト声優賞・男性編

白鳥哲さん セグンド役

臆病ながらも頑固な冴えないおじさんの演技が絶妙でした。
特に9話での内なる葛藤を秘めて絞り出した「立派になったなあ」というセリフ。そして最終話での「勝とう。皆で勝とう」には万感の想いが込められているのを感じて、素晴らしいキャスティングだったと言わざるを得ない。さすがは憑依型声優、短いセリフに感情を込めるのが抜群に上手いです。

次点

中村悠一さん 葉月亮介・折木奉太郎役 

奉太郎の普段は省エネ、たまに馴れない事をする時の上擦った演技も良いんですが、それ以上に大人の色気を出した夏雪ランデブーでの抑制の効いた演技が素晴らしかったです。


ベスト声優賞・女性編

中原麻衣さん わたし・“武蔵”他自動人形・直江兼続役
 

もうこの夏クールはこの人のためにあったと言っても過言じゃないのでは。AGO続の正統派ヒロイン演技はもちろん、TEでのツンデレ演技、“武蔵”さんの透き通る美声と他自動人形との微妙かつ絶妙な演じ分け、そして「人退」での功労っぷりときたらハンパじゃないですよ。「わたし」ちゃんの魅力が彼女によって命を吹き込まれることにより、2倍にも3倍にもなっていたと思います。

次点

小林沙苗さん 能美征二役 

怪演声優その1。能美の悪役演技が突き抜けてて素晴らしかったです。アクセル・ワールドを見ての最大の収穫はこの人の名前を憶えたことだとわりとマジで思ってたり。

後藤沙織里さん 安落亭苦来役 

怪演声優その2。躁鬱激しいキャラクターを一貫した「暗さ」を保ちながら絶妙に演じていました。想像妊娠のシーンで見せた狂気が印象に残ってます。


以上の結果となりました。あー、疲れた。

・総括的な何か

個人的に、今年の青春アニメの中でも氷菓とTARITARIは白眉の出来ですね。
TARITARIが青春の「陽」を突き詰めた作品だとしたら、氷菓は青春の「陰」の面を描いた作品だと言えるかも。二分化できるもんでもないですが、感覚的に。
ただ、氷菓は良くも悪くも理性的過ぎるきらいがあって、痛みの描き方も理屈っぽい面が多く情動的な――より直接的に言えば「性」に対しての踏み込みが足りないんじゃないかなーと。もちろん作風に合わないのでその事自体を批判する意図はなくて、言いたいのはその「性」に対する興味や怖れを描けてたのが前期の「謎の彼女X」だったんじゃないかということです。そう考えると、2クールに渡ってモラトリアムの痛みを描いた氷菓と、氷菓の1クール目、2クール目に対応する「謎の彼女X」「TARITARI」はわりと相互補完の関係にあって、このラインで一つの大きな青春アニメの枠組みが完成してるんじゃないかとふと思いました。あんまり詰めて考えてないので妄言でしかないですが。
京アニが今期やってる「中二病でも恋がしたい!」は、青春の「陽」を描く作品でしょうから、案外意図して「氷菓」と繋げてるのかもしれませんね。

艦隊戦の異常なクオリティで魅せた今期最高のエンターテインメント作品「境界線上のホライゾン」。
可愛い絵柄で毒の詰まった、しかしそれだけではない人間の持つ優しさや切なさを誇張することなくシニカルに描いてみせた「人類は衰退しました」。
そしてどの作品よりも自由なはずなのに、不思議と地に足の着いた今年最大の伏兵「戦国コレクション」。

今期は確実に年内トップ10に入るであろう作品が5つもあって、非常に充実したクールでした。放送期間や時間の関係上各話感想を書けたのがその内2作品のみというのが悔やまれます。


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No title

こんにちは、「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」の総責任者のピッコロでございます。

このたびはお忙しい中、当ブログの企画に参加して頂いて本当にありがとうございました。早速集計に加えさせていただきました。

なお、今回の企画の中間集計結果の発表については、本日・12月14日(金)夜11時から放送のネットラジオで行う予定でございますので、お時間がありましたら聞いて頂けると嬉しいです。

詳しくはこちら→http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-6509.html

どうか次の企画も参加して下さいませ。それではこれからもよろしくお願いいたします。

No title

>ピッコロさん

いつもお疲れ様です。
ラジオの方、楽しみにしていますね。
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アニバタ Vol.6アニバタ Vol.9に寄稿しました。よろしくです。


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