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花の詩女 ゴティックメード 感想

 永野護はこれが初体験です。
 
 FSSとシェルブリット(どっちかと言うとイクニ目的)はいつか読まにゃいかんと思ってたんですが、この映画を観てさらにその念が強くなりました。
 この作品、ストーリーは実にシンプルで王道なのにも関わらず、タイトルにもなっているロボットゴティックメードの活躍はものの数分で終り。前哨戦が終わって、さあここから本番かな? と思っていたらいつの間にかエンドロールになっていました。これは上映後に近くの席の人がつぶやいていた言葉なのですが、「盛り上がんねぇ」。
 ひどくなだらかな山を越えて、静かに旅は終り、最後にはどうやらFSSファンにしか分からないサービスが盛り込まれていたようですが勿論こっちには「?」でしかありません。正直エンターテインメントとしては物足りない感が強かったです。
 でも、そんな事は些細な事と思えるくらい、最後のエンドロールの背景画に感動しました。「面白い」ではなく「良かった」と思える素敵な作品。

 私はぶっちゃけロボットファンでもなんでもないので、一応最大の見せ場であるゴティックメード・カイゼリンの起動シーンに興奮したとかそういうのはないです。効果音とかは凝ってるなー、とは思いましたけどそこを熱く語れるほどの拘りは持ち合わせてない。
 じゃあ何が良かったの?と言うと、この映画が広大な世界観・歴史の1ページを描き出したかのような叙情性を備えている点です。平和を謳う女性と気高い戦士の男性が出会い、最初は反目しあいながらも徐々に心を通わせていくというのはすごく王道の筋なんだけど、だからこそこれがこの世界における伝説の一幕であるという感覚を得ながら鑑賞する事ができました。これ、言ってる事伝わってるのかすごい不安なんですが(笑)、英雄譚をそのまま見てる感じ? いや、彼らの本当の偉業はむしろ最後のテロップで済まされる部分にあるんだけど、その原点を見せたという点ですごくロマンのある話だった。そう、ロマンなんだよねこれって。

 ベリンとトリハロンの織り成すドラマが、なんとなく少女漫画的な空気感があってよかったです。
 戦争を忌避し言葉で平和を実現しようとするベリン。対して強大な力を持ちそれで人々を守っているという自負があるトリハロン。
 互いに互いを否定しつつも、旅を経てそれら両方が平和の実現には欠かせないものと気付き、やがてやり方は違えど同じ道を歩む誓いをする。それを「花の道」というメタファーを用いているから、そこから長い時を経て花の道が実際に結実しているエンドロールを見てすごく感動した、ということです。
 ベリンも可愛かったけどそれ以上にトリハロンに萌えました。カイゼリンで敵を殲滅した後に、わざわざベリンの反応を確認して涙目になっているシーンは最高でしたね。彼の優しさと、臆病さを痛いほどに感じました。

 単純な脚本だけではなくて、古臭い演出や美しい世界を描き出した背景美術、童謡のような劇中歌、そして全体に漂うおとぎ話のような雰囲気が絶妙に絡み合ってすごく永野さんの個性が出ていた作品ですね。カタルシスを求める作品ではないけど、作品世界に浸る心地良さを感じられる作品だと思いますよ。
 

 ここから余談。wiki見てて知ったんだけど、ヒロイン兼主題歌担当の川村万梨阿さんと永野さんて夫婦なのかよ! 彼女、ウテナの影絵少女なんですね。ちなみにトリハロン殿下の佐々木望さんは瑠果ですね(どうでもいい)。
 アニメ映画はあと、009も見て見たいんだけどいつまで公開してんのかなぁ。

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