ちはやふる
ちはやふる2 18話 「わすれじの」 感想
詩暢ちゃんのオーラがダークサイドのそれにしか見えない。
千早の根性に当てられ奮起する瑞沢男衆。けれども気合だけで勝てるほど勝負は甘くなく、実力で大きく劣る机くんと筑波は惜敗してしまう。負けたこと以上に自分の力不足に悔しさを感じる二人。特に筑波は、まだまだ伸び代があるからこの経験をバネに強くなってくれることだろう。
富士崎の真琴先輩は理音に対してツンデレ全開。誰よりも理音の才能、美しさを理解しているからいつまでも芽を出さない彼女に辛く当たる。先輩からのエールを受け取って本気モードになる理音。富士崎も熱いんだよなぁ。経験不足でメンタル面が弱く、怪我をした相手に萎縮してしまうような彼女だけど、それでもプライドはある。そして才能とやる気を発揮してもギリギリで届かない相手が目の前にいる。理音のブレイクスルーはもう間近ですね。
決勝戦の二校だけではない、準決勝の明石第一女子も北央も全力で勝ちを狙っている。こんな場に残っているような選手は、誰もが負けず嫌いでしかありえない。そして彼らの熱意を支えているのは周囲の人間なのだ。
ここでただ孤独に強さを求道し続けた詩暢ちゃんと新との対比が為されます。独りで強くなってきた気でいるけれど、自分たちがいるかるたの世界を作り上げてきたのは縦横の繋がりを築いていた彼らであると。総集編でもあったけど、大会の運営を支えているのはかつてかるた界を席巻してきた選手たちだし、須藤さんやキョコたんなど出場選手の身内が読手を勤めるのはそもそも人員が不足しているから。
そういった人たちの厚意や熱意が集まって、今のかるた界を形成している。正直新がルール違反する展開は強引だったけれど、そのおかげでより広い視点を得たと考えると必要だったのかとも思います。
劣勢な千早たちを支えるのも彼らの周囲の人間。千早はかなちゃんに教えられた札ごとのイメージを以って理音を追い詰め、肉まんくんはチームへの義務感から踏ん張り、太一はややぞんざいながらも(笑)原田先生の教えを胸に喰らいつく。誰かとのつながりが、土壇場で彼らの力になるんですね。
そして人との繋がりを絶たれ、孤独にかるたそのものと繋がりを求めることしかできなくなった詩暢ちゃん。彼女も幼い頃は友達と一緒にかるたを楽しんでいた少女だった。しかしその才能が無駄になることを惜しんだ大人たちは、彼女と他人とを切り離し孤独にする。酷い話ではあるけれど、未完の大器を逃したくないというのも分かるんですよね。同世代のライバルがいればよかったんだけど、新は一時期離れちゃったからなぁ。
ただ、封じ込められてはいても、彼女の心の奥底には自分に本気で向かってくる相手を欲する気持ちがある。それはどす黒いイメージ(笑)で演出されているように、潰したいとかぶちのめしたいとかそういう感情なのかもしれないけれど、それでも彼女は札の向こうにいる敵の姿を意識し始めているんですね。
そして彼女に影響を与え始めたのは団体戦だからこそ本気で勝ちに行っている選手たちの姿。クイーンの座を求め、がむしゃらに追いつづけて来た彼女たちの意志がようやく詩暢ちゃんに届きつつある。
さらにそこから2敗で後がない状態での太一の勝利宣言。熱過ぎて後半ずっと涙目でした。
千早の根性に当てられ奮起する瑞沢男衆。けれども気合だけで勝てるほど勝負は甘くなく、実力で大きく劣る机くんと筑波は惜敗してしまう。負けたこと以上に自分の力不足に悔しさを感じる二人。特に筑波は、まだまだ伸び代があるからこの経験をバネに強くなってくれることだろう。
富士崎の真琴先輩は理音に対してツンデレ全開。誰よりも理音の才能、美しさを理解しているからいつまでも芽を出さない彼女に辛く当たる。先輩からのエールを受け取って本気モードになる理音。富士崎も熱いんだよなぁ。経験不足でメンタル面が弱く、怪我をした相手に萎縮してしまうような彼女だけど、それでもプライドはある。そして才能とやる気を発揮してもギリギリで届かない相手が目の前にいる。理音のブレイクスルーはもう間近ですね。
決勝戦の二校だけではない、準決勝の明石第一女子も北央も全力で勝ちを狙っている。こんな場に残っているような選手は、誰もが負けず嫌いでしかありえない。そして彼らの熱意を支えているのは周囲の人間なのだ。
ここでただ孤独に強さを求道し続けた詩暢ちゃんと新との対比が為されます。独りで強くなってきた気でいるけれど、自分たちがいるかるたの世界を作り上げてきたのは縦横の繋がりを築いていた彼らであると。総集編でもあったけど、大会の運営を支えているのはかつてかるた界を席巻してきた選手たちだし、須藤さんやキョコたんなど出場選手の身内が読手を勤めるのはそもそも人員が不足しているから。
そういった人たちの厚意や熱意が集まって、今のかるた界を形成している。正直新がルール違反する展開は強引だったけれど、そのおかげでより広い視点を得たと考えると必要だったのかとも思います。
劣勢な千早たちを支えるのも彼らの周囲の人間。千早はかなちゃんに教えられた札ごとのイメージを以って理音を追い詰め、肉まんくんはチームへの義務感から踏ん張り、太一はややぞんざいながらも(笑)原田先生の教えを胸に喰らいつく。誰かとのつながりが、土壇場で彼らの力になるんですね。
そして人との繋がりを絶たれ、孤独にかるたそのものと繋がりを求めることしかできなくなった詩暢ちゃん。彼女も幼い頃は友達と一緒にかるたを楽しんでいた少女だった。しかしその才能が無駄になることを惜しんだ大人たちは、彼女と他人とを切り離し孤独にする。酷い話ではあるけれど、未完の大器を逃したくないというのも分かるんですよね。同世代のライバルがいればよかったんだけど、新は一時期離れちゃったからなぁ。
ただ、封じ込められてはいても、彼女の心の奥底には自分に本気で向かってくる相手を欲する気持ちがある。それはどす黒いイメージ(笑)で演出されているように、潰したいとかぶちのめしたいとかそういう感情なのかもしれないけれど、それでも彼女は札の向こうにいる敵の姿を意識し始めているんですね。
そして彼女に影響を与え始めたのは団体戦だからこそ本気で勝ちに行っている選手たちの姿。クイーンの座を求め、がむしゃらに追いつづけて来た彼女たちの意志がようやく詩暢ちゃんに届きつつある。
さらにそこから2敗で後がない状態での太一の勝利宣言。熱過ぎて後半ずっと涙目でした。
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ちはやふる2 第18話 「わすれじの」 感想
熱い展開に見入ってしまいますね。
時間が経つのが早く、毎回次回が楽しみですよ。
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間に入るギャラリー&新の描写が良いスパイス。
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