ちはやふる
ちはやふる2 19話 「ゆくへもしらぬ こひのみちかな」 感想
運命の一戦、決着。
えーと、ぶっちゃけハードル上げ過ぎちゃって主に演出面で不満が残る回だったので先にそれだけ吐き出しちゃいますね。
二期になってからメインテーマをアレンジした劇伴が増えたのはいいんだけど、正直BGMがうるさいと感じる所も多かったかな。かるたという競技は「静」と「動」、両方を際立たせてこそ魅力が発揮されると思うんですね。なので、そこはもっと静かな、あるいは無音でもいいんじゃない? と感じるシーンがこの回に限らず多々ありました。もちろん場面を盛り上げているシーンもありましたが、もうちょっとメリハリが欲しかったなと。
そしてもう一点、千早と理音の決着のシーンです。ここ、原作を読んでその緊張感と熱気に鳥肌が立った所で、ずっと映像化を楽しみにしていたんですよ。でも、アニメはタメが足りなかったのか、スピード感はあってもそこまで熱が感じられなくて。さらに決着後に千早が体力の限界で倒れ伏すんですが、そこも戦いの壮絶さを表現した素晴らしいシーンだったはずが、アニメだとなんだか間延びした演出で気が抜けました。何よりもあそこで「ねてる…」という文字演出が入るのは完全に余計だったと思いますね。
この辺は個人的に、原作の表現の方がずっと上だったと思わされた部分ですので不満に感じた次第です、はい。すみませんねうるさくて。
もちろん基本面白いと思って見てますから!
今回は何よりも太一ですね。自分よりも格上の相手にあえてぶつかり、不利な状況下でチームを鼓舞するための勝利宣言。いつも劣等感や不安に苛まれていた彼が、一段上のステージに上がろうとしているのが克明に描写されていて素晴らしかった。
彼の不安は取り除かれたわけじゃないんですよね。運命戦で自陣の札が読まれない、いつも一歩届かずA級に上がれない。いくら札を暗記しても、勝ちきれない。自分のやってることは無駄なんじゃないか。
いつまでも芽の出なかった太一が、今やっと壁を突き破ろうとしている!
「おれはA級になるより 逃げないやつになりたい」と言っていた太一が、まさに自分のプライドを振り払って運命に立ち向かっていった。その結果の勝利。
ただ運に頼るだけじゃなく、北央戦での敗戦を活かした戦術、そこで見せた敵陣が読まれても攻める意志。今まで積み重ねてきた人物描写、試合描写がすべて結実した決着の瞬間。そこで千早が目を覚まし、太一の陣の行方の分からぬ恋の歌が読まれる。 千早は太一のファム・ファタールなんだよ! ここは演出もほぼ完璧で、最高でした。
それだけ頑張ったのに、千早は新にまっしぐらなのが悲しい所ですが(笑)
団体戦で日本一になった、その喜びを分かち合う瑞沢の面々。そして新にチームの、仲間とかるたをやることの素晴らしさを伝える千早。ここはもう色々言うのは野暮な気がしますね。
太一の言う通り多分次はない、団体戦で描けることはこの2期でほぼやり尽くしたのかもしれません。
二期になってからメインテーマをアレンジした劇伴が増えたのはいいんだけど、正直BGMがうるさいと感じる所も多かったかな。かるたという競技は「静」と「動」、両方を際立たせてこそ魅力が発揮されると思うんですね。なので、そこはもっと静かな、あるいは無音でもいいんじゃない? と感じるシーンがこの回に限らず多々ありました。もちろん場面を盛り上げているシーンもありましたが、もうちょっとメリハリが欲しかったなと。
そしてもう一点、千早と理音の決着のシーンです。ここ、原作を読んでその緊張感と熱気に鳥肌が立った所で、ずっと映像化を楽しみにしていたんですよ。でも、アニメはタメが足りなかったのか、スピード感はあってもそこまで熱が感じられなくて。さらに決着後に千早が体力の限界で倒れ伏すんですが、そこも戦いの壮絶さを表現した素晴らしいシーンだったはずが、アニメだとなんだか間延びした演出で気が抜けました。何よりもあそこで「ねてる…」という文字演出が入るのは完全に余計だったと思いますね。
この辺は個人的に、原作の表現の方がずっと上だったと思わされた部分ですので不満に感じた次第です、はい。すみませんねうるさくて。
もちろん基本面白いと思って見てますから!
今回は何よりも太一ですね。自分よりも格上の相手にあえてぶつかり、不利な状況下でチームを鼓舞するための勝利宣言。いつも劣等感や不安に苛まれていた彼が、一段上のステージに上がろうとしているのが克明に描写されていて素晴らしかった。
彼の不安は取り除かれたわけじゃないんですよね。運命戦で自陣の札が読まれない、いつも一歩届かずA級に上がれない。いくら札を暗記しても、勝ちきれない。自分のやってることは無駄なんじゃないか。
いつまでも芽の出なかった太一が、今やっと壁を突き破ろうとしている!
「おれはA級になるより 逃げないやつになりたい」と言っていた太一が、まさに自分のプライドを振り払って運命に立ち向かっていった。その結果の勝利。
ただ運に頼るだけじゃなく、北央戦での敗戦を活かした戦術、そこで見せた敵陣が読まれても攻める意志。今まで積み重ねてきた人物描写、試合描写がすべて結実した決着の瞬間。そこで千早が目を覚まし、太一の陣の行方の分からぬ恋の歌が読まれる。 千早は太一のファム・ファタールなんだよ! ここは演出もほぼ完璧で、最高でした。
それだけ頑張ったのに、千早は新にまっしぐらなのが悲しい所ですが(笑)
団体戦で日本一になった、その喜びを分かち合う瑞沢の面々。そして新にチームの、仲間とかるたをやることの素晴らしさを伝える千早。ここはもう色々言うのは野暮な気がしますね。
太一の言う通り多分次はない、団体戦で描けることはこの2期でほぼやり尽くしたのかもしれません。
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今回も熱くて面白くて最高でしたね。
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ちはやふる2 第19話「ゆくへもしらぬ こひのみちかな」
瑞沢高校優勝!!
全国制覇!
おめでとう!
いやー、あれだけ描いちゃったら瑞沢が優勝しない訳にはいかないというか^^;
勝ち筋はこれしかないという感じでしたね。
0勝2敗からの
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三勝して優勝!
太一のあきらめない一言に行動に部員たちは勇気づけられていく。
積み重ねてきた経験や練習を全て詰め込んで最後まで諦めない瑞沢かるた部。
瑞沢高校、富士﨑高校
ちはやふる2 19話
まさか!まさかの熱い展開!ここでこうなるという予想はさすがに
できませんでしたね!やはり勝負というものはわからないものなのですねー!
いやはや、この展開にはほんとテンシ
ちはやふる2 第19話「ゆくへもしらぬ こひのみちかな」 感想
2回泣いた!!
今期最高の話だったと思います。
まさか優勝するなんて・・・。
泣きすぎて目がヤバかったっす(笑)
◎ちはやふる2第19首「ゆくへもしらぬこひの...
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