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その他

「今期終了アニメ(3月終了作品)の評価をしてみないかい?20」に参加します

 今回もまたゲームやアニメについてぼそぼそと語る人様の企画に則って2013年3月終了作品を極々主観的に評価してみますよっと。

 企画の詳細はこちらを参照してください。
 私が視聴した対象作品は

 新世界より
 絶園のテンペスト
 ラブライブ! school idol project
 THE UNLIMITED 兵部京介
 たまこまーけっと
 琴浦さん
 銀河へキックオフ!!
 銀魂(3期+選り抜き)
 イクシオン サーガ DT
 ガールズ&パンツァー
 さくら荘のペットな彼女
 リトルバスターズ!


 の12作品です。うーん、理想としてはあと2、3減らしたいんですけどね。
 各評価文が今まで以上に長くなってますが、自重はしません。

 なお、評価の際には批判的な意見も含まれることがありますので予めご了承ください。
 また、点数評価が必ずしも私個人の評価指数と一致するわけではないことと、同点数作品の順序に特に意味はない事も強調しておきます。
 
 それでは始めます。

 
ガールズ&パンツァー

ストーリー 4
キャラクター 4
画 5
演出 5
音楽 5
総合的な評価 5

合計 28

 前期、今期共に最高のエンターテインメント作品。
 何よりも戦車戦の描写が大迫力で凄まじい。乗員の視点から描かれる世界の臨場感に、大重量の戦車が軽快に動き回る快感。それらがスポ根な試合描写によって圧倒的な娯楽性を醸していた。CGのクオリティはもちろん、キャラの芝居作画もかなりの高水準。

 正直試合内容に関しては主人公補正が強すぎるきらいもあったのだけど、そういった難点を全て捻じ伏せるくらいに作り手の情熱が伝わってきた作品。
 伝統や固定観念に縛られた作品世界をみほ率いる大洗チームが型を抜け出した大立ち回りで蹂躙していく様は爽快だった。
 
 キャラクターもやや記号的ながら、大人数をチーム単位で描くことで個性を発揮させたのは上手かった。水島監督らしいユーモラスで軽快なやり取りも、キャラ立てに一役買ってるよなぁ。一部使い捨てキャラクターが見られたのはご愛嬌。

 私自身は戦車にはさっぱり興味がなくて、それでもすごく楽しめたのだけど同人界隈の盛り上がりを見ると元々ミリタリー趣味があった人にはそれこそ最高の作品だったんだろうなぁ。特に普段から良く見ているとある感想サイト様が同人誌で賑わせていたのを見てたからなおさら。そういう意味では、乗り切れなくてちょっと損した気分もある。


絶園のテンペスト

ストーリー 4
キャラクター 5
画 4
演出 4
音楽 5
総合的な評価 5

合計 27

 何よりもまず、城平京という作家を知れて良かったです。この作品でハマッたので。
 この人の作品には必ず何かしらメタフィクション的な要素があって、本作では二本の樹をご都合主義を象徴するかのようなガジェットにすることで逆に「何が正解でもおかしくない」状況が作られ、登場人物たちが並べる仮説や屁理屈に振り回される。真実とは本人が最も納得できる仮説に他ならない。見る者の視点や発想によって、いくらでも真実は変動し得るということに非常に自覚的な作劇。理屈はあくまでツールに過ぎず、物語を動かすのは登場人物たちの情念なのだ。

 また、悲劇をハッピーエンドで終わらせるという命題を提示すると共に作品世界をディストピアからラブコメ空間に転換させるというアクロバティックな発想には度肝を抜かれた。
 それでも視聴者が付いていけるのは、キャラクターたちが地続きのまま活かされているから。それぞれの思惑を抱き、裏を読み合いながらも協力関係を結び行動していくにつれ、信頼関係が芽生えていく人物描写も彼の作品で散見されるものである。

 ボンズにしては珍しく会話劇中心ながらも、少ないアクションシーンでは安藤監督らしいキレを見せていた印象。大仰な劇伴も、シェイクスピアからの引用を多用した舞台劇のような作劇にマッチしていた。
 脚本に関してはちょくちょくオリジナル要素が追加されていたけど、基本的に真広と吉野、そして愛花の関係性を掘り下げるものが多く、上手く原作を膨らませていたと思う。これは良いマリーさんでした。


たまこまーけっと

ストーリー 3
キャラクター 4
画 5
演出 5
音楽 5
総合的な評価 5

合計 27

 山田尚子監督が送る完全オリジナル作品。感想は既に書いてるので簡単に。
 これといった山場もなく、ただ流れるままに巡る季節に乗せて描くことで「日常」を登場人物たちの人生にまで昇華させて見せた意欲作です。
 侘び寂び、とはちょっと違うかな?

「エヴリバディ・ラブズ・サムバディ」
「誰が誰を好きになってもいいんだよ」

 登場人物たちは皆それぞれ誰かを想い、だけれどその感情は解き放たれることはなく自分の心を揺らしている。
 野暮な説明台詞はもちろん、デラの語りを除けばモノローグすらほとんどなく、ひたすらに表情や視線、仕草や言葉の切れ端によってキャラクターの心情を浮かび上がらせる。
 そんな地味な作劇を丁寧な芝居と緻密な空間描写で魅せられるのは京アニの作画力あってこそ。そしてそこに山田監督の、作中で語られる時間外の余白を想像させることでキャラクターの日常を拡張する、という志向性が合わさることで今まで京アニが手がけてきた「日常モノ」から一歩進んだ領域に手を届かせています。いや、「らきすた」も「けいおん」も「日常」も見てない分際で言えるこっちゃないですが。

 登場人物の抱えた想いが隠されているから、この作品の舞台である「うさぎ山商店街」は一見幸せいっぱいのユートピアに見えるけれど、全編を通して見るとそこは「出会い」も「別れ」も特別なイベントではなく当然起こり得ることとして受容していることが分かる。それは同時に外の世界との接続を意味し、終盤で少女たちは「宇宙の入り口」を感じ取る。
 ファンタジーに感じるのも確かだけれど、決して地面から足は離れていない。そのバランスは、非日常の象徴だったデラが最終的に「たまこ≒商店街」の日常になったことから製作側が自覚的に表現したものだったと思う。
 角も丸められてお餅のように内包される作風が刺激的で、何度も見返してます。
 
 作劇上零れ落ちたものはあるけれど、だからこそ2期を期待したい作品。


銀魂

ストーリー 4
キャラクター 5
画 4
演出 4
音楽 4
総合的な評価 5

合計 26

 長編である金魂編、一国頃城編、ビームサーベ流編と短編1話の新作で事実上1クール?
 2重3重のメタフィクションから「銀魂」という作品の主人公とは何か、を突き詰めた「金魂」編はなかなかの出来。そしてそれ以上に、個人のドラマと水面下で蠢く陰謀劇が見事に融合し、感動的な結末を見せた「一国頃城編」が銀魂屈指の面白さで素晴らしかった。

 完全ギャグの短編がよりぬき以外で見られなかったのが不満かな、ともあれ延長戦のさらなる延長戦を楽しみに待っています。え? 夏の映画が完結編? またまたご冗談を(笑)


新世界より

ストーリー 5
キャラクター 4
画 4
演出 4
音楽 5
総合的な評価 4

合計 26

 一番点数評価の難しい作品。ムラあり過ぎィ!

 貴志祐介著のSF小説を原作としたこの作品。まず何よりも作品の舞台が、独特の動植物と広大な自然を描いた世界美術が神秘的なBGMと相まって、どこか不気味ながらも質量を持った世界観として表現されていた。その中をおそらくは「動かす」ことを意識したデザインのキャラクターたちが、管理された社会の中で何も分からないままに手探りで徐々に真実へ近付いていくかのような作劇。

 石浜監督の方針なのか、割と各回で演出家やアニメーターの個性が色濃く出ていたように思う。これは一長一短で、時にミスマッチを感じることもあったりクオリティにばらつきが出たりと不安定な印象を受けた。しかしながら、それが先行きの見えない不安を抱えるキャラクターたちの心情に合っているようでもあるから不思議である。何より、演出がハマッた時の魅力や随所に光るアニメーションの輝きはやはり素晴らしいものがあり、総じて実験的ながらアニメでやる意義はあったんじゃないかな。

 物語面では、情報統制で子供の選別を行なう管理社会の恐ろしさを少年少女の視点からホラーテイストで描き、年齢を経るにつれ成長していく青春物としての側面があり、楽しめました。特に重大な秘密を抱え、徐々に仲間が消えていくことにより孤独感を得ていく描写と、大人側の視点が入ってくることによって自分たちもその体制に組み込まれていく過程が描かれるのは他のアニメ作品ではあまり見られないんじゃないかな。この辺は、2クールかけてやった甲斐があったなと。

 そして終盤でのバケネズミの反乱。あらゆる危険要素を事前に抑制する社会を作り上げたはずが、末端にまで「想像力」が行き届かなくなり破綻を迎える。
 ラストカットで「想像力こそが、全てを変える」という標語が映されたのが印象的。緒大人たちが悪鬼の存在に怯え子供たちを管理するシステムを構築したのも想像力によるものだし、最終的に早季がスクィーラに打ち勝ったのも想像力によるもの。
 良い方にも悪い方にも転がり得る。「想像力」こそが人類の最大の武器であり、凶器であるのだろう。
 人間の深い業と、「想像力」による微かな希望を感じさせる最終回の余韻は素晴らしかった。


ラブライブ!

ストーリー 4
キャラクター 4
画 5
演出 4
音楽 5
総合的な評価 4

合計 26

 学園物とアイドル物を融合させたスクールアイドル「μ's」の青春を描いた作品。
 西田亜沙子さんによる色気のある可愛らしいデザインのキャラクターが、地道にアイドルユニットとして結実していく様を描いた物語。
 ダンスパートでの3DCGはまだ自分には目が慣れない感じだったけど、PVシーンでは映像構成的にもかなり凝ってて、純粋に見ていて楽しかった。

 ストーリー面でも、0からの決して優しくないスタートから徐々に仲間を集め、アイドルとしての心構えや実力を付けるための努力を積み重ねる堅実な描写が印象的でした。地味な作劇を魅力的なキャラクターのやり取りで華やかに見せていた感じかな。
 そして終盤、「廃校を阻止する」という当初の目的をあっさりと解決させ、主人公穂乃香に「アイドルとは何か」という根本的な問いを突き付ける展開。天然で皆を引っ張っていく「アイドル」そのものであるかの様に思えた彼女の絶対性が突き崩され、一人の女の子として真のスタートを切るという構成が素晴らしかった。相変わらず花田さんはテーマに対して真摯で好感が持てるなぁ。

 ニコニコ生放送の一挙放送で見たので、細かい所を拾えてない感があるし、キャラクター一人一人の良さを吟味する間もなかったので、また始めから見てみたい作品。リアルタイムで見てたら絶対ハマってたよなぁ。激しく後悔。


THE UNLIMITED 兵部京介

ストーリー 3
キャラクター 4
画 5
演出 4
音楽 4
総合的な評価 4 

合計 24

 絶チルこと「絶対可憐チルドレン」の登場人物、兵部京介を主人公としたスピンオフ作品。
 原作がコメディ要素強めなのに対して、こちらはシリアス風味の中二全開ストーリーでかなりテイストが違うので大丈夫かと思ったけれど、原作者と制作班が綿密に打ち合わせしているだけあって原作の補完としても作品単体としても面白いアニメになったと思う。
 オリジナルキャラのアンディとユウギリも良く馴染み、パンドラの理念と作品世界のノーマルとエスパーの確執を抽出して描けていた印象。作画クオリティも凄まじく、派手なエフェクトやカッコイイ超能力描写で見応えのある戦闘シーンが多くあった。何より、兵部過去編を高いクオリティでアニメ化してくれただけでも原作読者としてはある程度満足。

 不満を言うのなら、終盤の展開が原作との兼ね合いを意識し過ぎたのかどうも無難過ぎる形に落ち着いてしまった点。竜頭蛇尾とまでは言わないけど、どうせならこの作品独自に答を提示しちゃってもよかったんじゃないかな。
 ただ、最終回でアンディに「エスパーにもいい奴がいる」と言わせたのは上手かった。彼の特殊な立ち位置が活きていた。


銀河へキックオフ!!

ストーリー 4
キャラクター 4
画 4
演出 4
音楽 3
総合的な評価 4

合計 23

 少年少女がサッカーチームを作り銀河一を目指す作品。しかし前半の主役はチームのコーチを務めることになるおっさんで、彼の社会復帰を軸に現代の少年サッカーに関わる問題を絡め、時にグレーな解釈も交えながら描かれた人間ドラマが素晴らしかった。
 キャラ描写としては他にも、デブなのに可愛いレイカちゃんという新たな萌えの可能性を開拓した点が評価できる。後半普通の美少女だったけどな! あと青砥くんは素晴らしいショタキャラでした。
 また、サッカー描写も心理面戦略面ともにバランスよく構成されていて、時折挟まれる丁寧なアクション作画も見応えがあった。スポコンアニメとしても優秀で、特に後半のアマリージョ戦は見る者の心奮わせる熱戦に仕上がっていた。

 ただ、それ以降の海外編は正直蛇足感が強い。「銀河一」というフレーズを必要以上に引き摺った挙句、実在のプロ選手を模したキャラクターに説教をかます展開には閉口した。クリロナだけ別格扱いなのもなんかなー。もしかしたら現代のプロサッカーを皮肉る意図があったのかもしれないけど、別にオリキャラでも良かったじゃん。
 3クールやっただけあって最終回の余韻は素晴らしく、トータルでは楽しめた作品。


さくら荘のペットな彼女

ストーリー 4
キャラクター 4
画 4
演出 4
音楽 3
総合的な評価 4

合計 23

 これは悪いマリーさんかなー。
 自分の感情を全て言葉にしてハイテンションで叫ぶ展開をクライマックスに持ってくるのは、それを許す流れや状況を作っておかないと置いてきぼりにされる。あの卒業式はドラマご○せんを思い出した。

 全体で言うと、「さくら荘」という場を舞台にして若きクリエイターたちの苦悩と青春を描く作劇がなかなかに刺激的だった。はっきりと線を引く形で「天才」と「凡人」を配置し、さらにそこに恋愛感情を挟むことで拗れていく人間関係を軸にしたドラマが特徴。
 特に後半の主人公空太のフルボッコっぷりは気の毒になるほどで、でもそれはリタが味わってきた絶望を身を持って体験してるだけなんだよなー。才能の壁が邪魔をして、空太に恋心を抱くましろの行動が悉く裏目に出る一方でポジション的には当て馬なはずの七海が誰よりも彼と共感し合える立場にいる、という構図が面白かった。

 心情をセリフで説明し過ぎな作劇は拙い印象を受けるものの、淡いタッチで描かれた色彩の豊かさやEDのイントロを被せることで発揮される引きの良さ、最終回での絵の使い方など演出面では面白い点が見られた。
 2期はなくてもいいけどあったら見るかなー、メガネっ娘も増えたし。


リトルバスターズ!

ストーリー 3
キャラクター 4
画 3
演出 4
音楽 5
総合的な評価 4

合計 23

 典型的なぬるま湯コミュニティの青春を見せる作品かと思いきや、根底には目に見えない不穏な空気が見え隠れしており、痛みを伴うモラトリアムの世界が徐々に浮き彫りになる。
 小毬編では現実に向き合う術を。美魚編では人は誰もが孤独という大前提を。葉留佳編では世界を肯定する大切さを。クド編では自分自身を認める事を。
 彼女たちはそれぞれのエピソードで、影法師だったり双子だったり母親だったりと、もう一人の自分と向き合うことで自分の弱さを受け入れ大人になっていく。そしてそれら自意識の問題はおそらく主人公理樹の心とリンクしており、秘密のある世界で彼は少しずついつか来る別れの時のための成長を果たしていく。

 各エピソードはメタファーなんだかマクガフィンなんだか判断し辛い部分があったりと現実問題と心象風景とのバランスの悪さが感じられたものの、コミュニティの無力さと儚さと愛しさと切なさと心強さと、描くべきことは描いているという印象。個人的にはメタファーが上手く機能していて個人の物語として完結していた西園美魚編が一番好きかな。
 ちなみにキャラクターは葉留佳と佳奈多の双子姉妹が好き。

 箱庭感の漂う世界観と内輪臭のする日常コメディ描写はちょっとアクが強かったかな。
 山川監督を始めとした演出陣による映像作りは素晴らしく、ここぞという場面では印象的なシーンも多かった。光と影の使い方が上手かったなー。
 続く2期で完結とのことで、今回は暫定評価になります。


琴浦さん

ストーリー 3
キャラクター 4
画 4
演出 4
音楽 4
総合的な評価 4

合計 23

 心が読める超能力を持つ少女琴浦さんと、どんな時でもオープンスケベな少年真鍋くんの交流を描く学園ラブコメディ。
 まず1話のインパクトはすごかった。琴浦さんのどん底の人生をAパートで描き、鬱屈とした空気を真鍋くんがぶち壊す。そのまま流れるようにあのOP。
 中盤までは基本的に1話1話の構成が上手くて、感情の推移を的確に伝える演出も見事で娯楽作品として良くできた作品だったと思う。
 
 ただ、心を扱う作品としては人物描写が一面的で、最終回でフォローがあったものの琴浦さんが醜い感情も悪意も当然にある世界を受け入れられるまでに成長できたかどうかが微妙。基本、身内との話だしね。
 あと、キャラクターに変に病んだ目をさせるのは露悪的で安っぽいから止めた方がいいと思うんだけどなぁ。この作品におけるシリアス描写とキャラデザのミスマッチっぷりが話が進むにつれて浮き彫りになっていた印象で、ストーリー展開の雑さも相まって後半はやや茶番臭が濃くなっていた。
 やっぱり太田監督でこのチームなら、普通にギャグ・コメディをやっていた方が良かったんじゃないかな。みつどもえ3期はよ。


イクシオン サーガ DT

ストーリー 2
キャラクター 4
画 3
演出 3
音楽 3
総合的な評価 4

合計 19

 かく言う私もDTでね。ふふ、言ってみただけ♪

 ネットゲーム原作の異世界召喚モノギャグアニメ。
 良くも悪くも高松監督以下銀魂スタッフが好き勝手やっていて楽しそうでした。パロディや声優ネタは所々度を越しており、付いていけないことも多々あったりツッコミがくどかったりで毎回素直に笑えたわけではないけれど、なんだかんだでキャラの掛け合いやら時折挟まれるシニカルなネタやらは好きだった。
 不能になってしまった男の悲哀や、8歳の少女の初夜など真面目にやってたらシャレにならない要素があったのも印象的。

 キャラクターも魅力的で、特別な力を手にしながらそれをほとんど使わず口八丁でその場を乗り切る主人公紺を始め、最初の2話で色々と持ってったエレク様や福山ボイスの乙女マリアンデールなど濃い連中が出揃っていた。ほどほどに俗っぽくて、時折カッコイイ所を見せるバランスは高松監督らしかったかな。
 個人的には、紺とヒメの兄妹みたいな距離感が微笑ましくて好みだったな。

 ストーリーはあってないようなものだけど、最終回の出来が脚本・演出共に無駄に良くてまさに「終わり良ければ全て良し」だった。あれはズルい(笑)
 

 以上が作品別評価になります。
 ここからは各ベスト賞を選別していきましょう。

 
ベストキャラクター賞

不破愛花@絶園のテンペスト

 物語開始当初から既に故人であるにも関わらず、主人公である二人の少年の行動原理であり続け、物語の推進力でもあったというまさに「運命の女」と呼ぶにふさわしいヒロイン。
 物語における役割以上に、彼女の小悪魔然とした言動と捻くれながらも深い愛情を感じさせる性格に魅力を感じました。城平ヒロインには、情は決して浅くないけれど男無しでもしっかりと立っていられるような強さがある。

次点

デラ・モチマッズィ@たまこまーけっと

 愛花さえいなければコイツ一択だったのに。
 マスコットでありコメディリリーフであり狂言回しであり、時に登場人物たちを導く異邦鳥。商店街を飛び回り俯瞰的に人々の心の動きを見透かす、彼あってこその「たまこまーけっと」だった。


ベストOP賞

リトルバスターズ! OP 「little busters!」

 カッティングリフからのイントロが爽やかで好き。映像にもパワーがあり、何よりも「このアニメにはこれしかない」と思わせるほど作品にマッチした曲調と歌詞で2クールでも飽きなかった。2期OPもこれでいいくらい。

次点

たまこまーけっと OP 「ドラマチックマーケットライド」

 軽快なドラミングとうねるベースラインが気持ちの良い渋谷系ナンバー。ただ、私にちょっと画面がピンク過ぎた(笑)


ベストED賞

新世界より 前期ED 「割れたリンゴ」

 山下清吾さんの圧倒的センス。後半の展開も示唆しつつ、作品世界の美しさと恐ろしさを見事に表現していた。楽曲も雰囲気に合っててとても印象的。

次点

さくら荘のペットな彼女 前期ED 「Days On Dash」

 爽やかな青春ソング。何よりもりんたろうさんのコンテがポップで可愛くって最高だった。

たまこまーけっと ED 「ねぐせ」

 アニソンでは珍しい直球のテクノポップ。作品の裏にあるテーマを思わせる歌詞が印象的。映像もOPより好み。


ベスト声優賞 男性編

小山力也さん (花島勝・鎖部左門役)

 力ちゃん、新たなる地平――と、言ってもいいくらいに左門さんのリアクション演技が秀逸過ぎた。完全にオン・ステージでした。
 花島コーチもそうだけど、どこか可愛いおっさん役が板についてきているように思う。
 
次点

浪川大輔さん (スクィーラ役)

 ムラがある印象の声優さんだけど、スクィーラの胡散臭くも知性のある異種族キャラを見事に表現していた。最終回での演技は鳥肌モノ。

福山潤さん (マリアンデール役)

 性別をマタぐキャラをモノにしたのはさすがとしか言いようがない。なんで段々上手くなってんだよ(笑)


ベスト声優賞 女性編

種田梨沙さん (渡辺早季役)

 え、この人新人なの? 早季の年齢ごとの細かな演じ分けが見事。なんか普通に上手くて言う事があんまりないんですけど(笑)

次点

すずきけいこさん (三枝葉留佳・二木佳奈多役)

 一人二役が多いアニメだったけど、その中でも特に良かった。葉留佳の「いい気味――!」が好き。


 以上の結果となりました。これ、当ブログ最長記事じゃねぇか?(笑)

 前期は全体的に今一歩足りない作品が多く、総じて地味なクールだったかな。
 新世界よりやたまこまは素晴らしかったけど実験的な側面が濃く、飛び抜けて面白かったかと言えばそうでもない。世間的にはやはりガルパンが代表的な作品になるんでしょうね。こっちもエンタメとして非常に完成度が高い作品だったんだけど、ちょっと自分の琴線には引っかからず。
 ラブライブをリアルタイムで視聴できていればハマっていたかも、という感じですね。最大の収穫は絶テンで城平作品に手を出すようになったことかな。

 一方今期ではもはや次元の違う「惡の華」を始めとして意欲作が溢れているので、逆に点数評価が難しくなりそう(笑) 日を置くと忘れてしまうので、放送終了したら早めに記事を準備したい。


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Comment

No title

こんばんは、ぽんずさん。「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」の総責任者のピッコロでございます。

このたびはお忙しい中、当ブログの企画に参加して頂きありがとうございました。集計に加えさせていただきました。この企画も今回で20回目を迎えましたが、ここまで続けてこられたのは参加して下さる皆様のおかげだと感謝しています。

なお、今回の企画の中間集計結果の発表については、6月28日(金)21時半から放送のネットラジオで行う予定でございますので、お時間がありましたら聞いて頂けると嬉しいです。

詳しくはこちら→http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-6955.html

この企画は今後も継続する予定です。また企画を立ち上げましたら、どうかよろしくお願いいたします。

Re: No title

>ピッコロさん

いつもお疲れ様です。次回も是非参加させていただきます。
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今期(2013年3月終了)アニメ評価in星屑の流星群

ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人さんのところで 今期(3月終了アニメ評価企画)があるので参加します。 今回は朝・夕方・深夜とそれぞれあります。 では評価開始!!!!

今期(2013年3月終了)アニメ評価ベスト賞編、通称「ベスト賞決定大戦」in星屑の流星群

さあ、準備も完了したのでベスト賞専用記事、 通称「ベスト賞決定大戦」記事です!!! 候補キャラが多い時に何度も語りましたけど 今期は知っての通り夕方枠と朝枠の終了アニメも...

「今期終了アニメ(3月終了作品)の評価をしてみないかい?20」に参加!

「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」のピッコロさんの恒例企画。 「今期終了アニメ(3月終了作品)の評価をしてみないかい?20」に お誘いいただいたので今回も参加させて
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Author:ぽんず
私は好きにした、君らも好きにしろ

アニバタ Vol.6アニバタ Vol.9に寄稿しました。よろしくです。


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