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漫画

銀の匙 2巻 感想

古き良きサンデーという印象のある漫画。いや、昔のサンデーなんて知らないけど。


最初はテンプレ主人公という印象が否めなかった八軒の魅力が段々分かってきた。むしろこういうタイプの主人公にこそ作者の特徴が色濃く出るのかもしれない。

八軒は一言で言えばクソ真面目。とは言ってもお堅いキャラというわけではない。友達とふざけあったりするし、ケータイ片手に仕事をサボったりする姿はむしろ普通の高校生のそれだ。

しかし一方で、夢がないことを悩み、目標を見つけるために様々な体験をする。そのなかで、八軒は理屈では割り切ることの出来ない様々な問題に行き当たる。農家の人たちが経験や感覚で何となくこなしていることを、八軒の感情はなかなか受け入れられない。適当に線を引けばいいものなのだろうが、八軒は考えなくてもいいところで考える。彼は真面目なのだ。

「鋼の錬金術師」でも度々出てきた言葉が「思考を止めるな」というものだが、これが作者の信条なのだろう(ハガレンでそれを実践できていたかは置いといて)。

八軒は中学時代はひたすら勉強をしていたようで、延々と問題=答えの決まった問題と向き合ってきた。その反動からか、エゾノーに入ってからの答が人の数だけあっていい問題に向き合うことに喜びを見いだしている。

ただイベントを体験するだけでは人は成長しない。自分で考えて動き、何かを掴もうと努力して初めて経験値が貯まるのだ。本当の血肉になるとはそういうことだろう。

春の巻クライマックスで、いきなり「動物を家畜として育て、食べることの意義」について、結論を持ってきちゃったのは驚いたな。美味いから食べる、これは確かに真理だ。いくらこういった問題に理屈を付けようがそれは後付けでしかない。
美味しいから食べる。欲求に直接結び付いた短絡的な理由こそが真理なのだ。

だが、これは大前提であるがゆえに、八軒は納得しない。食べるとめちゃくちゃ美味いけど、直接触れ合った動物を食べることにはまだ抵抗がある。これから八軒は、後付けの理屈を探すのだろう。自分を納得させるために。この問題には正解がないからこそ、自分だけの答を見付けることができる。

夏の巻の最後に待っているであろう豚丼のイベントで、彼が何を見付けるのか。それを掴んだ時、彼の進路に一定の方向性が見出せるのかもしれない。


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