アニメを中心に、漫画や映画、小説など創作物の感想を載せるブログです。

スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

戦姫絶唱シンフォギア

戦姫絶唱シンフォギアG 11話 「ディスティニーアーク」 感想

 前回の流れから一気に少年漫画+ラピュタに!

 あの引きからいきなり2課仮設本部で調が捕まっててひびみくが無事で翼さんも帰還しててクリスちゃんがF.I.Sに付いてるという飛ばしまくりな展開にはさすがの私も笑っちゃいました。

 さて、前回の予想通りにシェンショウジンの力で未来の変身は解除、そして響のガングニールも消滅。これはやはり、良かれと思ってした行為が人を傷付けることがあるように、過ちを犯してもそれが人を助けることもあるという、物事の善悪は表裏一体という描き。もっとも、それはその行為が「自分に嘘を吐いていない事」を条件としていることは自分に嘘を吐きまくりなマリアさんの惨憺たる有り様を見ると分かる。ウェル博士の為すことが上手くいくのも、彼が自分の欲望に素直だからでしょう。
 で、これが「偽善」に対する響の答に繋がると。自分の行為が人を傷付けることも、人から望まれないことがある事も理解している。その上で、正しくなくても自分の胸に嘘は吐かない。それは人と手を繋ぐため。非常に明快な答だ。そして一度力を失ったことで、力を用いずに「手を繋ぐ」ために何ができるかを問われているように思う。いや、また変身することは確定的に明らかなんだけどさ、その前段階としてそのままなんやかんやしてくれるはず。それと前回の話とを合わせて、ようやく響の歪さに関わる問題の解消となるかな。彼女は自分の命の危機が発覚したあとも「戦えない自分の価値」を気にしていたように、自分自身の命に対する評価が極端に低いことが分かる。それは過去の経験からくるもので、その歪さは1期当初からずっと指摘されていたもの。そんな彼女が、前回始めて「死んでも生きて帰ってきますッ!」「死ねるかああッ!!」と明確に生きる意志、死を否定する意志を見せた。だから、物語力学(?)的に考えて響があっさりと生還したのは当然の流れと言えるでしょう。
 一方未来は結果的に響を救ったわけだけど、個人的にはそれで8話の約束を果たしたことにされるのはなんだかなーと思ってたので「でも、それって……」と目を伏せてくれたのには安心した。あれは恐らく響がシンフォギア=戦う力を失ったことで、彼女の存在証明が果たせなくなることを心配した描写で、だからこそ生身でも調に付いて出撃していった響を嬉しそうに見ていたわけだ。多分未来さんのことだから、まだ活躍の場は残されているはずで、そこで彼女の答が見られるといいな。


 そして何より今回のキーは調。司令との会話からまさかとは思ったけど、その後の響との会話でほぼ確定に。
 フィーネ問題で考えられるのは、

 ①調と切歌、ふたりでフィーネデス! 
 ②バリアも調の力、切ちゃん勘違い 
 
 のどちらかかな。二人が対のシンフォギアを持ち、名前と武器で月と太陽という対のモチーフ(名前的には調が月で切歌が太陽なのに、武器の形状は調が太陽で切歌が月なのが面白い)を持っているという辺り前者な気がするが、なんにせよもうこの2人はそんなに酷いことにはならないような気がするな。
 調がフィーネとして、司令との会話がいいんですよね。「甘いのは分かってる。性分だ」という司令のセリフは1期で彼がフィーネに敗れた後の言葉で、しかしその甘さを響も受け継いでいたからこそ彼女と少しだけ分かり合うことができた。
 そして今回、フィーネと思しき調が敵対組織から味方に付き、響と共に戦場へ。このシークエンスは熱い。
 今まで目的のために判断を他人に委ねて、自らが望まない手段で迷走し続けていたF.I.Sの調が、ここで「自分のやりたいことをやり通していい」と言ってくれる響やOTONAたちに出会って変わっていくのも、上記に書いた「たとえ正しくなくても、自分に嘘を吐かない行為を肯定する」というテーマに則した描写で素晴らしい。

 そして対峙する調と切歌。ここで「獄鎌・イガリマ」と「鏖鋸・シュルシャガナ」、対となる2曲のデュエットが始まる演出はいいんですが微妙に映像演出が追いついてない(コンテ自体はカッコイイんだけど)のと、決着まで行かずに次の場面に映ってしまったのとでちょっと不完全燃焼感が強かった。まあ今回は一応溜め回だし、作画に関してもアクションディレクターの光田史亮さんが4話辺りからずっと原画にクレジットされていなかったので、多分ラスト2話で期待できるはず。というわけで映像面での不満はこの辺にしておこう。それにしても、ここにきて感情を剥き出しにして歌う南條愛乃さんの演技は素晴らしかったなぁ。
 さらに、ここで平行線を辿る2人を宥める響に対して1期4話の名台詞「戦場で何を馬鹿なことをッ!」(ハモリ)が飛び出すのもまたいい。なぜなら1期でそれを口にした翼さんとクリスちゃんが、同時進行で再び戦っているから。ちょっとした演出だけど、盛り上がりには間違いなく一役買ってるんだよね。あー、やっぱりさっき言った不満ってあのデュエットをもっと長く聞いていたい、彼女たちの戦いをもっと長く見ていたいって気持ちの方が強いのかもしれないなー。

 ああ、あと地味な対比としてはウェル博士がネフィリムの細胞から作られたLiNKERを打ち込んだのが、ずっと響が「手を繋ぐ事」の象徴として描かれてきたのと同じ左手ってのも、2人が対極にいる存在ということを表していて良かった。さて、人為らざるモノとなってしまった彼の手と、響はどうやって手を繋ぐのだろうか。
 あ、マリアさんはもっと頑張って!

関連記事
スポンサーサイト
Comment

No title

>「戦場で何を馬鹿なことをッ!」
あのシーンで「気を付け」の姿勢になっている響も可愛いと思いましたね。

Re: No title

>「の」の字 (Letter"α")さん

コメントありがとうございます。

> あのシーンで「気を付け」の姿勢になっている響も可愛いと思いましたね。

響は普通に可愛らしいんですけどね、それ以上に漢らし過ぎるのが……。
Trackback

戦姫絶唱シンフォギアG 第11話 ディスティニーアーク 信念感想

守り、失い、救われた。

ポケットに入りきらないフロンティアの上の戦争 (戦姫絶唱シンフォギアG 第11話視聴)

ああああああ、あまりもマリアさんの扱いが不憫ですよ。 ダメダメですよ、マリアさん(滝涙) 人間慣れないことをするもんじゃないといういい教訓ですが、それにしても情けない。 ...

戦姫絶唱シンフォギアG 第11話 ディスティニーアーク

クリスの放った銃弾に倒れる翼。 捕まった調は当然、シュルシャガナのペンダントを取り上げた上での拘束。 しかし、全く抵抗する様子はなく、みんなを止めてくれ、助けてと願い ...

戦姫絶唱シンフォギアG #11

敵と味方、それぞれが立ち位置を変えて、戦いが始まりました。前回、いきなりクリスに撃たれた翼でしたが、幸いなことに軽傷ですんだようです。これはクリスがわざと急所を

戦姫絶唱シンフォギアG #11

【ディスティニーアーク】 戦姫絶唱シンフォギアG 1(期間限定版) [Blu-ray]出演:悠木碧キングレコード(2013-10-02)販売元:Amazon.co.jp クリス・・・ちゃん?? 

戦姫絶唱シンフォギアG第11話感想。

英雄とは、なろうとした時点で二流である。 でもなー、本物より偽物の方が尊いってどっかの詐欺師も言ってたからなーww 以下、ネタバレします。ご注意を。

戦姫絶唱シンフォギアG EPISODE 11「ディスティニーアーク」 感想

「胸の歌を信じなさい」 見えない明日に踏み出せるのは、ここで出逢った意味があるから。 さよならという言葉はきっと、終わり告げるためじゃない。 別れの痛みより、めぐり逢え

戦姫絶唱シンフォギアG 第11話 「ディスティニーアーク」

戦姫絶唱シンフォギアG 第11話 「ディスティニーアーク」です。 台風で、困った

戦姫絶唱シンフォギアG 第11話

EPISODE 11「ディスティニーアーク」の感想です。翼と共に、仮設本部内へと連れてこられた調。緒川さんが彼女の持つ聖遺物の欠片のペンダントを預かり、個室に軟禁...
Trackback URL
Comment form













管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

ぽんず

Author:ぽんず
私は好きにした、君らも好きにしろ

アニバタ Vol.6アニバタ Vol.9に寄稿しました。よろしくです。


このブログについて

※感想記事はネタバレがデフォです。

当ブログはリンクフリーです。お気軽にどうぞ!
現在相互リンク募集中


twitter
検索フォーム
ランキング
にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ

アクセス解析
外為どっとコムの特徴
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
Powered by FC2 Blog | | Template Design by スタンダード・デザインラボ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。