アニメを中心に、漫画や映画、小説など創作物の感想を載せるブログです。

漫画

スクールランブル 感想

 「夏のあらし!」が名作過ぎたので、かつて途中で断念した本作も改めて読むことに。

 少年漫画+ラブコメという組み合わせ特有のグダグダっぷりや、独特のノリのギャグによる取っ付きづらさ、勘違いネタの乱発によるイライラはやはりあるものの、青春群像劇としては思った以上の出来だったように思う。

 本作が優れているのは、登場人物それぞれの考え方の多様性。普通のラブコメ作品では大体メインキャラが全員同じレベルでの恋愛しかしていないのに対して、本作では一人一人の恋愛感がはっきり違うから、惹かれていてもそのまま上手くはいかないし、逆に好き合っていて一度付き合ってもいるのに離れてしまう。
 連載当初は萌えラブコメ作品の一員というポジション付け(多分)だったけれど、だんだんと彼ら彼女らのスタンスの違いが見えてきて、特に女の子を萌えキャラじゃなくきっちり女の子として描こうとしている姿勢に好感を持ちました。いや、リアルとは言わないけどさ。

 キャラ単位ではやはり沢近が好きだなー。「いい女」になろうとしているというか、普段は決して男を甘やかさないけれど、ギリギリの所で必ず支えてくれる感じが実にファビュラスです。「女のプライド」が彼女の強さであり弱さでもある、という描写が素晴らしい。昔も好きだったけど、今読んでみると前以上に魅力的に見えたわ。これは惚れる。
 八雲もひたすら尽くすタイプだけど芯は強くて、案外結婚したら尻に敷くタイプだったりするかもしれない。可愛いけどちょっと好みのタイプとはズレるかな。ただ、自分の中に芽生える黒い感情に怯える姿にはゾクゾク来ました(ゲス顔)。

 そして天満。以前は嫌いでしょうがなかった彼女だけど、皆彼女の嫌な所も分かった上で一緒にいて、そして彼女だからこそ救われてきたことが分かって、私も認識を改めました。何より、終盤の烏丸とのエピソードから彼女が決して「ただの甘えた馬鹿」などではないことが分かり、ようやく彼女の強さが理解できたりして。
 播磨もどうしようもない馬鹿だけど、その生き方にはやはり魅力を感じざるを得ない、いい主人公だった。


 「夏のあらし!」も感想を書きたいけど、しばらくは無理かなー。あれはちょっと手に負えないかもしれない。今後時間を掛けても単行本を集めるつもりなんで、再読してじっくり考えるかな。


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Comment

夏のあらしの感想はよ!

Re: タイトルなし

> 名無しさん

わわっ! 感想を求められるのはとても嬉しいのですが、記事中の「しばらくは無理」は年単位を想定していて、全く準備が出来ていない状態です。
なんとか来年中には書きたいのですが、うーん、努力はしてみます。煮え切らない返事ですみません。
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