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戦姫絶唱シンフォギア

戦姫絶唱シンフォギアG 最終話 「遥か彼方、星が音楽となった…かの日」 感想

 歌は死なない、何度でも甦るさ。

 もうなんか明らかに色々足りてないけどやる事はきっちりやったなという矛盾した感想を抱けるのはこのアニメぐらいだぜッ!


 いつも誰かの指示や使命感に従い、偽りの覚悟を歌い続けてきたマリア。そんなマリアの下に現れた立花響。彼女は世界を救いに来たのではない、ただマリアを助けに――「人助け」をしにきたのだ。マリアの下から飛び去る響の姿なんてまさにヒーローだよなぁ。ヒーローとただの少女(?)の邂逅。奏と響の関係と同じ。
 黒いガングニールから解き放たれ、「ただのやさしい」ありのままの自分に戻ったマリア。ここで始めて、エアセレナが現れる。誰かに言われたことではない、マリア自身がやりたいこと。偽りの感情ではない、自分の未熟な、だけど本物の生まれたままの感情で歌を歌う。彼女が歌うのはセレナとの思い出の曲、本当のマリアの歌「Apple」。
 心のままの歌が奏でられ、人々の心に響き渡る。
 
 ここからのナスターシャとの最期の会話がね。彼女はマリアに重荷を背負わせてすり潰してしまった張本人。マリアに本当にやりたいことをさせてあげられなかった彼女はOTONAではなかった。それでもマリアが「母」と呼んだ彼女との絆が本物なのは疑いようのない事実だ。
 だからナスターシャは月を自分自身の手で制御し、最後にマリアがやりたい事を後押しした。彼女も最後の最後でOTONAになれたんだよ!
 セレナとナスターシャ、マリアを縛ってきたものがここにきて彼女を支える力となった。
 ここで涙目ながらも不敵な笑みを取り戻したマリアのセリフがニクイッ!

 「OK、マム。世界最高のステージの幕を上げましょう!」

 これは1話で世界に宣戦布告した際に彼女が放った「世界最後のステージの幕を上げましょう!」との対比。世界を救うため世界に敵対した言葉が、今度は世界に助けを求めるための言葉に。英雄なんてどこにもいないから、世界を一人で背負うことなんてできはしない。だから人は手を繋ぐ。マリアの歌が世界を繋ぎ、地球全体からフォニックゲインが溢れ、それを響が束ねる。
 歌で光り輝く地球、まさに「星が音楽となる」シークエンスが素晴らしい。
 

 ウェル博士によって解き放たれたネフィリムは、フロンティアを取り込んで臨界間近の爆弾と化す。それを止めるための鍵としてソロモンの杖を使うというのがね、シンフォギアGで描いてきた、物事の善悪は表裏一体というテーマを貫いていて上手い。人が人だけを殺すためのノイズを操るソロモンの杖は、クリスちゃんの十字架でもあった。でもそれは、使う者の意志によって世界を救うための力にだってなる。
 ここでバビロニアの宝物庫の中に自分ごとネフィリムを閉じ込めようとするマリアの自己犠牲が否定されるのは、1期最終話ですでに描かれたことですね。自らの犠牲によって世界を救う「英雄」なんて必要ない。
 ナスターシャ、は……後から考えます(爆) いや、マリアとの対比になるんだけどまだ上手く言葉にできない。

 そして激闘の末、バビロニアの宝物庫から脱出した6人の装者。
 しかし全員ボロボロで、最後の詰め、ネフィリムを閉じ込めるために宝物庫を閉じるだけの余裕がない。
 そこに現れたのは2課の仲間で、響の親友・小日向未来! 信じてたよ! 未来さんがあのまま終わるわけないって! でもまさかこんな美味しいとこ持ってくとは思わないじゃない! 
 元陸上部の足を活かして疾走する未来さんの姿にはさすがの私も号泣ですよ! まさかの槍投げでソロモンの杖をぶっ放す姿にはさすがの私も爆笑ですよ!

 「ギアだけが戦う力じゃないって響が教えてくれた。私だって、戦うんだッ!」

 一度はその力に身を委ねてしまった未来。しかし、戦う力を失ったって「人助け」に走り出してしまうバカな親友の姿を彼女は見た。誰だって戦える、だから彼女の願いは「響」だけでなく「誰もが」戦わなくていい世界へと。未来さん……(泣)


 ネフィリムの、そしてノイズの危機は去った。けれど月――バラルの呪詛はいまだ健在。その力はこれからも人の相互理解を妨げ続ける。
 それでも、世界には歌がある。
 調が響に伝えたフィーネの言葉、

「いつか人は繋がれる。だけどそれはどこかの場所でも、いつかの未来でもない」

 そう、いつかでもどこかでもなく、人は「今、ここ」で手を繋いでいくしかないんだ。
 モヤモヤはあったけど、こう言われちゃうとフィーネ消滅にも納得せざるを得ないなぁ。
 
 人が繋がるための、信じるべき歌は誰の胸にもある。マリアが偽りの歌を捨て、胸の中にいつもあった歌で世界を繋いだように。そしてそれは、奏から響に受け継がれたように誰かに響き伝えることができるんだ。ここでEDとして流れるのがかつて翼さんと奏の歌であった「逆光のフリューゲル」を装者6人の歌とした「虹色のフリューゲル」という構成美。見事なラストだった。


 とまあロジック的には当初思ったより繋がってる最終回だったんですが、やはり全体的に駆け足過ぎるのと作画がペラ過ぎて絵面がチープってレベルじゃないのと相変わらず曲展開と映像が大して噛み合ってないのとで熱量不足を感じざるを得なかった。やってることはぶっ飛んでるんだけど、なんて言うか1期ほど映像からパワーを感じないんだよ!
 最終回のコンテ・演出は1期でも重要回を担当していて個人的にも待ち望んでいた安田賢司さんなんだけど、それでも映像面での不満が多かったなー。
 2期は特に最初の4話から先はだんだんと作画が危うくなっていって、作監もやたら多くて明らかに制作スケジュールがヤバかったんだけど多分それだけじゃないよなぁ。リソースの振り分けがおかしいのかな、今回一番作画的に気合入ってたのが調とVitalizationのメカ作画ってのは主に悪い意味でバカじゃねえの?って感じでした。
 一端不満はこの辺に抑えとこう。


 とりあえず今回はここまで。これから全身全霊全骨全肉全血を以って総評記事を書きます。
 完全に満足とは行かなかったけど、この3ヶ月間一番楽しんだのは間違いなくこの作品。
 私はやっぱりシンフォギアが大好きです、スタッフの皆さんお疲れ様でした!   そしてありがとう!


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