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Fate/Zero

Fate/Zero 13話 「禁断の狂宴」 感想

ふぇいとぜろすたっふは ちからをためている!


キリのいいところで区切る気なんて微塵もねえええええ!?

という事で変則2クールのこの作品、今回でひとまず終了で4月に持越しです。まあ漫画やら小説やらではもっとひどい待ちぼうけを食らわされているのでこれくらいなんくるないさー。

今回最初は龍之介&キャスターのターン。やりとりを見るとこのコンビはもうこれが最後の活躍っぽい。

この世界は神様が綴る物語。その中で自分達は様々な希望や絶望を味合う。龍之介が語る哲学は彼の行動原理を見事に説明してるなあ。

物語には悪役が必要で、神の視点からすると徳も悪も等しいと。だから彼にとってアートを作ることは世界を語る神様に対する愛あるツッコミなのだ。

自分がいくら悪逆の限りを尽くしても天罰を下さない神に絶望したキャスターは、斜め上な龍之介の理論を新たなる信仰として賞賛する。

最初はキャスターが龍之介に新しいアートの作り方を教える側だったのに、今回では龍之介がキャスターの絶望に光を投じた。なんか字面だけみるとすごく素敵な師弟関係だ。最初から聖杯戦争など眼中にない、彼らが最期に世界に何を残すのかを期待しておこう。

一方こちらもまた愛を深めて(?)いく主人公コンビ。ウェイバーはライダーの豪傑さ、器の大きさにコンプレックスを感じているようで、「あたしじゃなくても誰でもいいんでしょ!」と拗ねる。

しかし、ライダーは彼のその卑屈さゆえに、彼とのコンビに価値を見出しているのだ。

ウェイバーから見たライダーはできないことなんてないスゴい奴なんだろうが、実際はその彼でも悲願であるオケアノスに辿り着けなかった。広大すぎる世界に対して見ればウェイバーもライダーも同じ矮小な存在に過ぎない。己の小ささを、至らなさを自覚している。その上で大きな野望を夢見てこその男なのだと。

この会話では色々フラグが立った様な気がするが、ウェイバーに訪れるであろう選択の時、その瞬間にライダーと過ごした日々が彼にどんな成長をもたらすのか、後半の大きな注目ポイントの一つなのだろうと思う。

何気に今回メインの両コンビは「世界に対してちっぽけな自分の在り方」を問うということで共通したテーマを語っていたなあ。

ちょっと気になったのはセイバーもライダーもランサーのいる所にアイリとウェイバーを置いて行ってしまったこと。ランサーを信用してるのは分かるけど、このタイミングで令呪を使われたら…という嫌な妄想が頭を過った。


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