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戦姫絶唱シンフォギア

戦姫絶唱シンフォギアGX 1話 「奇跡の殺戮者」 感想

 駆けつけて来てねヒーロー Rescue!!


 アバンからあまりにもシンフォギア。
 「俺達のシンフォギアが帰ってきたッ!」とインド人ばりに涙を流しながら拝み倒すのも無理はない、この上なく幸せな6分間。
 「頭カラッポにして楽しめる」は大いに結構、「何も考えずに見るのが正解」と言い放つ輩はぶん殴る。そんな感じのスタンスでいきたいと思います。なお、2話以降も毎週書けるかは不明な模様。

 シャトル救出劇は、ノイズがいなくなったことでより「人命救助」に特化した旧2課現S.O.N.Gの面々。響の趣味である「人助け」の延長線として世界を股にかける活動が可能になった。スケールアップしつつも原点に立ち返ったかのようなシークエンスがこの6分間に詰め込まれていて、どこまでもシンフォギアらしい熱気を放っていました。
 
 加えて、子供の無茶を支えるOTONA達、というこれまで通りの構図を今まで以上に踏襲しつつ、装者3人のインフレしたパワーと進化したチームワークを存分に見せ付ける。
 1期最終話以来となる3人での合唱で、彼女たちの足跡と今ここにある絆を思わせる。最高のサービスシーン。
 さらに、奇跡を起こすのは無茶苦茶な響たちの活躍だけでなく、生きるものをあきらめなかったシャトルパイロットの最後の一押しがあったからこそで、「助ける側だけでなく、助けられる側も一生懸命」という正直Gではあまり見られなかった重要なテーゼが復活していて、だからこそ原点回帰してくれたことがたまらなく嬉しいのです。
 そして奇跡は待つモノじゃなくて その手で創るものと…吠えろ!

 さらには、新曲「RADIANT FORCE」の曲展開がアクションシークエンスと噛み合っていて、これもまたGの不満点だった曲と映像のリップシンクによるカタルシスが復活していたように感じました。そして、アフレコ現場での声優陣の歌唱による臨場感もパワーアップしており、曲ラストの盛り上がりが素晴らしいことに。
 これだよ、これ! 最後の「光あれええええええッッ!!!」とかたまらんね。本当に立花響が悠木碧でよかった。彼女がシンフォギアを纏えた奇跡が嬉しいんです。
 今までほとんどブレずに歌っていた水樹さんですら、声を荒げて(ただし崩れない)収録するようになっていたのには感慨深いものがあるなぁ。揺るがないのもそれはそれで翼さんらしいけど、彼女とて熱い魂を持っている御仁ですからね。
 SAKIMORIの歌は風林火山!

 
 さて、Gの後始末を終えつつ続編へとシフトするにあたり、1年近い?時間が経過したわけですが。変遷が最も良く見られるのがクリスちゃんの描写。憧れの制服、かばんには流行りのキーホルダー(原案:高垣彩陽)。
 1年生として入学してきた調と切歌に先輩風を吹かしつつ、響と未来さんの友達3人組にまで交流が広がっており、彼女なりに手に入れた日常を謳歌していることが読み取れる描写。彼女に関しては基本的に親心めいた感傷しか浮かばないので書いてて涙腺が……。

 状況が変わったといえば我らがマリアさん。まだ幼い調と切歌は学校に通えるまでにはなりましたが、彼女は21歳で年齢的には大人。フロンティア事変でのアレコレを見逃してもらえるはずもなく、国連のお膝元でアイドルという偶像を演じさせられているのでした。
 大人の闇を抱え偽りの仮面を被ってステージで歌う、という構図は実はG当初とさして変わらなかったりするのですが、かと言ってあの時のように生まれたままの感情を隠して歌っているのかと言えば、あの笑顔を見る限りとてもそうは思えないわけでして。
 翼さんとのコラボで、チャリティーイベントで歌う、というシチュエーションがかなり重要だと思います。ヒーローにもヒールにもなり切れない、ただのやさしいマリアである彼女本来の強さとは、いつも弱い人の味方だったこと。
 だからこそ、使命に囚われ偽りの覚悟を構えていた時の「ついてこれる奴だけついてこいッ!」という象徴的な台詞は、今にして思えば弱者を振り落とす彼女らしからぬ言葉であったはずで、だからこそチャリティーというイベント趣旨は彼女本来の思想に寄り添っているし、人々の日常を守るために偶像を演じるのはマリアさんにとって必ずしも不本意ではないのだと、そう思いたいです。もちろん、願わくば全てのしがらみから解放された状態で心のままに歌ってほしいですけどね。ともあれ、マリアさんはやはり愛しい。

 ところで最近Twitterを始めた金子彰史氏は元々ゲーム畑の人間であり、ゲームライターのご他聞に漏れず説明台詞がやたらにぶっこまれていて、いっそ開き直りかと思えるくらい露骨なのでどうにも笑ってしまいます。私は本来そういうのには苦言を呈しがちなスタンスなのでダブスタもいい所ですが、シンフォギアだと許せるのは愛故なのか。
 一応、少なくとも今回に限って言えば説明してるのはどちらかというとこれまでの経緯とGから変わった事柄についての情報に関してであって、現状説明は実はあまりされてないので説明台詞が多いわりに「何が起こってるのか分からない」という感想が多く見られたりします。まあ、実際敵がなんで襲ってきてるのかとか、まだよく分からないですしね。
 
 というわけで、突然強襲する今回の敵オートスコアラー。
 当初キャラデザを見た時は正直パッとしなかった彼女たちですが、いざ本編で動いて喋ってるのを見ると、エキセントリックな風体に世界レベルのポージングが相まってめちゃくちゃ画面栄えする連中だったことが発覚して、やはりアニメは動いてナンボだなと改めて思ったり。

 ここでも主人公の響はバトルではなく火災からの人命救助に奔走するわけですが、しっかりとあおいさんとの二人三脚が描かれてるのがいいですよね。絶望的な状況下で、希望の歌が聞こえてくる。この構図は、1期1話で瀕死の響が朦朧とした意識の中で奏さんの絶唱を聞いた場面を連想するし、響が胸のガングニールなくしてなお、奏さんの意志を継いだことを示すシークエンスとしてこれまた胸が熱くなります。
 さらには、ここで逃げ遅れた子供を抱えて救出するのですが、これもまた1期1話で幼女を連れて逃げ回った時の反復ですよね。ただの人間であった時も、装者として大成した後も、彼女のやる事は変わらない、ただ出来ることが増えただけ。
 響は響のままで強くなったのだと、そう思うと自然と涙が零れます。
 救急車に子供を託して立ち去るその姿は、紛れもなくヒーローでした。

 そんな響が活躍する業火を見つめる一人の少女・キャロル。
 今の所彼女が今回の悪役なわけですが、父親を異端者として排斥された過去を持つらしく、この辺は響の過去と対になっている感があって、「奇跡を殺す」というフレーズも相まって当然対比対象として描かれていくんだろうなと、まあ現時点で言えるのはそのくらいですね。まだまだこれから。

 それより、ラストのシークエンスは挿入歌扱いのED「Glorious Break」のイントロと映像の相乗効果がやはり素晴らしく、1期に近い映像体験が出来ていると改めて感じられて、これは邪推ですが製作期間がGの時より多く取れた分、そこまでの拘りにも手が行き届いているんじゃないかと思ったり。
 とにかく最高に面白かった。
 この夏は最悪シンフォギアだけあれば生きるのをあきらめずにいられそう。


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アニバタ Vol.6アニバタ Vol.9に寄稿しました。よろしくです。


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