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戦姫絶唱シンフォギア

戦姫絶唱シンフォギアGX 5話 「Edge Works」 感想

 後輩たちの頑張りに応え、SENPAIという風が鳴る。


 前回怒涛の復活劇を見せたにも関わらず敗北し、あえなくガングニールを破壊されてしまった響。未来さんが危惧した通り、その事実にショックを受けながらも、空元気を振り絞る。
 響って、Gで自分の身体がガングニールに侵食されて命が危ないことを知った時も、「大丈夫」と笑って誤魔化してたんですよね。そして翼さんに落涙させていた。
 これは今回夢として描かれた回想にも通ずることだけど、とにかく周りを心配させまいと元気であろうとする。
 そこにある自分への顧みなさは、実は自分の存在意義を失いたくないという自己防衛本能の裏返しというややこしい心情の表れで、響の面倒臭さはまだまだ持続していることの証。この子はもう! ほんとすき。
 大体起きてガングニール喪失の事実を知ってすぐ考えることが「未来に応えなきゃ」なのがおかしい。自分をすっ飛ばしてる。いや、究極的には自分のためなんだけど、そこに自覚がないのが響。

 だからこそ、今回のF.I.S組の自分を変えたい、強くなりたいという頑張りが鮮やかな対比になるのデス。そう、F.I.S組。きりしらだけじゃなく、マリアさんも戦っていたよ。
 あなたにやさしくないリンカーを使用し無茶な時間稼ぎに臨むきりしらを、当然のように止めようとする司令たち。そこを説得してみせたマリアさんその人が、誰よりもきりしらを心配してる事ぐらい、今までの話見てりゃ分かるだろ! 
 見てなくても噛んだ唇から流れる血を見れば分かるだろ! 
 誰だよ「自分は戦わないたやマ」とか言ってる奴は! 
 俺がぶっ飛ばしてやるよ!
 
 誰かを信じてみるのがあの日独奏した彼女たちの償いなら、自分一人で全部抱え込んで折れてしまったマリアさんが羽ばたかんとする妹分たちを必死に信じるのは彼女なりの戦いなんですよ。そもそも、自分だけが戦場に立てる力を持ってないことを、誰よりも悔しがっているのはマリアさん自身。だからこそ、響のガングニールへの未練が残る。
 それなのに、腐らずにひたすら前を向こうとするただのやさしいマリアが尊くなければなんなのだ。
 うん、ちょっとクールダウンします。

 そんなF.I.S組と比較すると、果たして響は誰かを信じることができているのか?と問えるわけですね。いつだっていつもどおりに振る舞おうとする彼女は、逆にそれが出来ないことで他人の中の自分の存在価値がなくなることを恐れている。だからいつも、本当に自分が追い詰められている時にこそ、周囲とすれ違ってしまう。
 他人の中にいる自分の価値を信じ切れないから、響は誰かに応え誰かのために戦うことを理由にしてしまう。それが過去に父親に逃げられたことがひとつの要因になっている、そう描かれているように思う。危うさを孕んだ響の笑顔、この描写にはゾクゾクさせられるね。


 作劇面では、きりしらのアクションに尺取り過ぎで2つの意味で心配になるし、切歌のバックに百合の花を咲かせてのテンポ悪いやり取りは取ってつけた感があるのにリンカー投与の際に当たり前のように互いの首筋に打ち込むきりしらという構図がスムーズ過ぎてキレがあるというよく分からない百合描写の感覚に首を捻ったりもしました。
 アクション作画自体は長尺ながらも良く保たせた上でところどころ見応えもあったし、歌唱演技も相変わらず物凄い。何より調の変身バンクはエロカッコ可愛くて素晴らしかった。
 今のところこれが一番です。原画に光田さんが入ってたので彼の仕事かなと思ったのだけど、椛島さんのTwitterによると今西さんという方の仕事らしいですね。要チェックです。
 とっておきたいとっておきかと思われたきりしらデュエット曲が、まさかの5話披露、そしてそれでもミカには及ばずあっさりと負けるという使い方ですが、駆けつけたSENPAIたちという展開を見るに前回の響のような彼女たちの覚悟を否定する描写には見えなかったですね。
 むしろ、しっかりと自分の歩むべき道を見据えた上でがむしゃらに走っていたきりしらの未熟な部分をカバーするように、SENPAIたちが先導するという構図なのかと思います。
 良く考えたら、翼さんとクリスちゃんはきりしらの先輩であると同時に響の先輩でもあるんですよね。
 そんな彼女たちのデュエットソング『BAYONET CHARGE』が響へ自分を信じろと語りかけるような歌であることに、構成的な意味を感じ取ってしまいます。

 いい加減キャロルとエルフナインにも触れたい所ですが、まだあんまり言うことがないんですよね。
 エルフナインの今の人格は、彼女が夢に見た記憶の中のキャロルに本人よりも近いように思えます。
 キャロルがわざわざ「消してしまいたい思い出」をエルフナインに転送複写したのは、父に託された命題を解き明かすのには今の冷酷非道になった自分だけではなく、かつてのような純粋なままの自分も必要だと思ったから、かもしれませんね。
 つまり、エルフナインは在りし日の自分のコピー。
 最終的にはエルフナインが代わりに父の命題を解くのではないか、というどうせ当たらない予想をしておきます。

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