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RWBY VOL.4 感想

 2017年初更新です。

 Youtubeで絶賛公開中のRWBY最新シーズン4が無事完結を迎えました。
 ビーコンが陥落し、バラバラになったチームRWBYの面々。4人の主人公それぞれの視点から描かれる群像劇。そして雌伏の時を終えた彼女たちはヘイヴンを目指す。
 この作劇がまた非常に私の好むところで、別々の場面にいながらも同一のテーマを軸に各々の物語が展開されていくのですね。

 その一つが『親と子』の話。
 ワイス、ブレイク、ヤンはそれぞれの親(特に父親)との交流が、一人旅の途中だったルビーは師匠であり叔父であるクロウおじさんとの擬似的な関係によってそれが描かれます。レンの過去から現在への話も父親からの継承の話。
 おそらくはそれと対比する形で、セイラム陣営におけるシンダーとティリアンの様子が、セイラムと『王と崇拝者』の関係にあることが描かれたのだと思います。余談ですが、シーズン3までは黒幕ポジションだったシンダーがセイラムの下に帰った途端に小娘としての面を露わにしたのが良いですね。彼女が何故ネプチューンやエメラルドを部下として従えているのか、という点でも妄想が捗ります。(あまり若くは見えなくても)彼女もまた物語の運命に翻弄されるただの少女なのでしょう。

 さて、形は違えど『親離れ』が描かれた本編。
 この『親』というのが、自身のオリジンを見つめるうえでは避けて通れないファクターであり、そして生まれる場所を選べないという「抗えない運命」としても重要な要素だと思うんですね。
 ピュラの最期の言葉が「運命って信じる?」だったことからも、RWBYにおいて『運命』という言葉は大きな意味を持っていると考えていて、今まではただ流れに翻弄されるだけだった少女たちが、自らの意志で道を選び取るクライマックスのアクションが『親離れ』を通じて描かれるというのが激エモなわけですよ。
 誰もが何かを失い、だけどまだここに立っている。そんな中で逡巡することもあるけれど、待っているだけでは向こうにあるかもしれない素晴らしい明日が見えない。ルビーが空から見たミストラルの景色はその可能性を示唆するもの。

 希望とは今日よりも明日のほうが素晴らしいと思えること。
 そして、本当の希望は決断によってしか生まれない。

 恐怖と不安に抗うために、寄り添い支え合う弱々しい人々の姿が描かれるからこそ、決然と立ち上がり知らない場所へ飛び込んでいく姿に綺麗事ではない希望を感じるのです。
 喪失を耐え忍び、乗り越え、待ち受ける脅威に立ち向かっていく。
 レンとノーラのパートナーシップに焦点が当てられたのも、この二人がずっと助け合ってきた関係、つまりは喪失を既に経験し、冬を乗り越える術を物語開始時点で知っていたからであり、過去にレンがノーラを落ち着かせたのと同じ場所で、今度はノーラがレンを鎮める姿が描かれる。この相互幇助性が物語全体に波及するのを示すように、最後に同じ喪失を経験したジョーンを含めた三人で寄り添い合うシーンの美しさが際立つわけです。

 孤高で在らざるを得なかったクロウおじさんを決して見捨てないルビーは、意外と物語の中心にいることが少ないのですが、他のメインキャラに比べて彼女のドラマ性が際立たないのは、かつてハンターになる理由を尋ねられた時からも明らかな様に一人だけナチュラルボーンな何かだからなんですね。
 生まれ持った能力ではなく、その資質からも戦う運命にあるからこそ、ルビーは本作の主人公足り得るのだと思います。その意味で、彼女がピュラの果てる瞬間を見たことにもある種の継承と言えるのかもしれません。ピュラもまた、生来の資質を備えており、失敗したとはいえその身に世界の命運を左右する力を受け入れようとしたわけですからね。
 逆に、なんの準備も覚悟も出来ていないのにいきなり世界の命運を握る戦いに放り込まれそうなオスカー君は、あるいはルビーと鏡合わせの存在として描かれていくのかもしませんね。今のところ、特別な力を持たなくても徐々に主人公性を発揮し始めているジョーンと近い位置にいるとも言えます。果たしてピュラの穴を埋めるのはオスカーくんなんでしょうか。

 OPや序盤の描写から不安だった戦闘シーンの演出も徐々に改善されてきて、アイデア豊かでそこかしこに相変わらず古今東西エンタメへのリスペクトを感じるアクションが堪能できましたし、再びチームRWBYが集う場面を想像しただけで目頭が熱くなります。
 シーズン5は2017年秋! 日本語キャストでの劇場公開もされるだろうし、今年も楽しめそうなシリーズの一つですね。
 あ、書き忘れてたけど、今回はブレイクがめちゃくちゃ可愛くて好きになったし、ポニテでダウナー状態のヤンが個人的に凄くグッと来ました。ああいうタイプの娘が元気を喪うと、途端に色気が出てくる法則、あると思います!


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