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アニメを中心に、漫画や映画、小説など創作物の感想を載せるブログです。

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2018年まとめ記事

 ブログね、忘れたわけではないんですよ、ええ。


 一応毎年やっている、主にその年観たアニメについての振返り記事。
 こういう機会をね、きちんと定めて設けていくことって大事だと思うんですよ。最低限の備忘録としてね。

 まずはTVアニメベスト5。今回はランキング形式で。
 今年はオリジナルアニメが本当に強かった。良い事です。
 それでは行ってみましょう。


第5位 SSSS.GRIDMAN


 正直言ってまだ咀嚼しきれていない感のあるこの作品。
『キャプテン・アース』への露骨な目配せが思いの外ノイズになっているようだ。
 雑多であるが故に異様なリアリティを感じさせる舞台設計、BGMを極限まで排したことによる夏の空気感の演出、そしてキャストたちの息遣いを感じる生っぽい演技。細部まで拘られた要素が織りなす日常シーンは唯一無二の魅力があり、それだけでも見てよかったと思える作品だった。ラジオドラマ、毎回めちゃくちゃ凄くて面白かったもんなぁ。
 怪獣を創る少女、新条アカネによって創られた世界がこの作品の舞台。『怪獣』という表象に、唐突に日常を壊し人の命を奪っていく『災害』としての側面と、脆く繊細でかつ攻撃的な自我の肥大したパーソナリティの具現化としての側面が合わさり、それが他人と世界と相対する少年少女の物語を形作る要素となっていたように思う。
 自他の間に引かれたいくつもの見えない境界線。人と関わるということは、知らずのうちにそれを踏み越えたり、引っ掻いたり、時には断ち切ったりするものだ。自己領域の侵犯に非常に敏感な新条アカネは、しかし他人のそれにはひどく鈍感だ。そりゃ生き辛いわけだよ。
 そしてグリッドマン同盟の3人もまた、次々と襲来する怪獣に頭を悩ませつつも、等身大の高校生として恋に悩み、友情に悩み、将来に悩む。気を遣って、ぶつかり合って、心配して、空回って、彼らはひと夏を共に過ごしていくのだ。
 グリッドマンと怪獣との戦い。日常を侵犯する非日常の日々は、しかし本作の主役である4人の少年少女を確かに繋ぐ絆でもある。記憶喪失だった裕太の正体が『グリッドマン』であることが終盤に明かされることによって、六花とアカネ、内海とグリッドマン、二組の友情の別れが描かれる。彼らは違う世界の住人で、一緒にはいられないのだと。
 ラストカット、突然の実写映像による新条アカネの目覚めは、現実への回帰を促すメッセージにも思えるが、私は違うと考える。何せ、グリッドマンはアニメと特撮、二次元と三次元を行き来する存在なのだ。そんな彼が、内海に残した友情の証、それはアカネに送られた六花のプレゼントと同質のものであり、境界はあれど優位性の存在しない、互いに尊重されるべき世界であることを示唆しているように思う。
 アカネにとって劇中の出来事が夢の中であったように、六花や内海にとってもアカネやグリッドマンがいた日々は非日常であった。そこに貴賎はなく、ただ虚構によって少しだけ前を向けた人間の物語として昇華されたように思う。作り物のような日々は、決して無駄ではなかったのだ。


第4位 少女☆歌劇 レヴュースタァライト


 演者を変え、舞台を変え、時には筋書きさえ変わる、何度も何度も同じ演目を繰り返す、歌劇というジャンル。
 本作に登場する舞台少女たちは、各々が他者を蹴落としキラめきを奪いあい、星罪を抱えながらも、何度も何度も立ち上がり、また新しい舞台に立つためキラめきを取り戻していく。
 再演される舞台に、決して同じものはない。それは他者の脱落をも許容するもので、業を積み上げる所作に他ならないのだけれど、それでも舞台を形作る少女たちの研鑽がより良い舞台を作っていく。人も舞台も、物語も生まれ変わる。アタシ再生産である。
 舞台少女たちを通じて描かれたのは、普遍的な創作論だと私は思う。既に数えきれないほどの創作物が世に溢れている現代において、あらゆる物語は過去作品の再生産である、という暴論を掲げてみる。どこまでもそのまた先も、エピゴーネンで埋まってるのである。
 この作品だって、それこそ『少女革命ウテナ』を始めとしたいくつかの作品のオマージュ・影響を指摘されている。古川監督の経歴を見れば、それは間違いではないだろう。
 しかし、どれほど方法論を真似ても、物語構造を間借りしても、それは決して同じではない。再演される舞台に、完全に同じものはないように。
 本作の主人公である華恋は、失ってしまった舞台への情熱、すなわちひかりとの約束を手繰り寄せるように、幼い頃に観た思い出の戯曲『スタァライト』の原典を、一単語一文ずつ自らの手で翻訳する。その結果、翻案された舞台ではついぞ見ることのなかった物語の続きを知り、そこから彼女は新たなる結末を描き足すために立ち上がるのだ。それはつまり、元となった作品群、連綿と受け継がれきた物語の歴史へのリスペクトであり、それらに魅せられてなお創作者たちは自分が望む物語を紡ぐために壇上に立っているということ。
 ひかりの一人舞台を見る、華恋とキリン。キリンは観客席で理想の舞台を待ち続けたが、華恋は新章を始めるためにその一歩を踏み出した。そこにかつてテレビの画面越しに見た世界に憧れて、今こうしてアニメ監督としてひとつの物語を紡ぎきった古川監督の想いを身勝手にも感じ取ってしまう。物語ることへの自覚と敬意に満ち溢れた、素晴らしい作品でした。


第3位 刀使ノ巫女


 感想記事に大体書いちゃったのであんまり言えることがないのだけど、近年特に珍しくなってしまった2クールアニメならではの贅沢な構成が良かったな、と改めて思う。
 1話ごとに起承転結を付けて強い画と演出と物語で殴りつけてくる作品はそりゃもうめちゃくちゃ強いのだけど、終盤に向けて丹念に物語と関係性を積み上げていく長期的な視野のある作品だからこそ得られる味わいがある。別に両立できないわけじゃないし(むしろ傑作群は1クールでも大体ある程度両立している)、良し悪しの問題ではないんだけど。
 何が言いたいかというと、この刀使ノ巫女という作品、トンチキ性能が高いせいで人を選ぶし、視聴に根気がいるタイプでもある。しかし、話数をまたいだ人物描写や、関係性の変遷、反復と対比によるダイナミズムはこういった作劇でなければ味わえなかったものと思う。実際、物語の進行に伴いある人物の行動原理が明示されることによって初めて、理解ができなかったあの時の行動の意味が紐解けるような構造がザラにある作品。
 そういった作劇が、劇中で登場人物が徐々にお互いを理解していく過程とシンクロしていくのが、本作の特徴であり美点である、という話。

 この機会に振り返ってみると、善悪に関わらず自身が選んだ道を如何様にして肯定し得るのか、というのが軸にあったように思う。どんな形であれ、そこには必ず他者の介在が必要であり、その意味で正しく孤独と向き合う人々の物語だ。愚かさがあり、過ちがあり、頑なさがあり、驕りもあった。しかし、どんな結末を辿っても、個々が自ら選んだ道である限り、その歩みが否定されなかったことに、光がありまた影もある、綺麗事ではない人間賛歌としての物語強度を感じるのだ。
 様々な登場人物の悲喜こもごもな人間模様が見られる群像劇であるという点で、今年本作に勝る作品は観測範囲上ではなかった様に思う。願わくば、もっと広く見られてほしい作品。
 

第2位 宇宙よりも遠い場所

 キャッチーでウィットでセンセーショナルな青春グラフィティの新たな金字塔。
 遊びに溢れているのにラストワンシーンまで隙のない脚本。エモーショナルなドラマをロジカルに魅せる的確な演出。程よくキュートで、程よくロックな、共感と愛着を持てる魅力的なキャラクター。どの要素も一級品で、驚くほど間口が広く、それでいて危ういテーゼを颯爽と攻める先鋭性もあり、その普遍性と完成度の高さから長く語り継がれる作品であることは間違いないでしょう。中身のない褒め言葉ばかりが浮かぶ。
 宇宙よりも遠い場所。それは地表上の距離であり、生と死との境界であり、止まっていた時間でもあり、また目の前の世界でもある。
 少女たちは旅をする。そこに何かを見つけようとする者もいるし、何もないから行こうとする者もいる。並んでも背の順には揃わない4人組は実際凸凹で、性格も価値観もバラバラだ。なのにどいつもこいつも距離感測るのが下手くそなので、見てるこっちがハラハラするぐらいに互いの領域に踏み込んでいく。だけど、不器用な連中だからこそ、その想いが飾り気のない本気なのだということも分かるのだ。
 時に勢い余ってぶつかり合って、本気で笑って本気で泣いた彼女たちの胸には、いつしか同じ一つの想いが。この4人で、もう一度旅をしよう。
「ここではないどこか」から、確かな目的を持った旅への、時代のアップデートを感じさせる一つの特異点。
 澱んだ水が、一気に流れ出すように。繰り返されるイメージは、日常の閉塞を打破するメソッドでもある。怒りや悲しみといった負の感情、この作品をそれらを前へ進むための原動力として肯定する。歪んだ友情でも、喪失の悲しみでも、それらがあって今の自分があり、それらを乗り越えて新しい世界を見る。ひとつの旅を乗り越えたその先にある到達点もまた、ひとつの『宇宙よりも遠い場所』だったのかもしれない。


第1位 ゾンビランドサガ

 平成の終わりに彗星の如く現れた、佐賀県×ゾンビ×アイドルという異形を偉業へと昇華させた快作にして大傑作。圧倒的な思い入れを残し、ぶっちぎりの第1位に。
 最初は一発ネタにしか思えなかった「ゾンビでアイドルをやる」という設定が、話数を重ねていくにつれ必然かつ最適なものだという確信に変わっていく感覚に、いつの間にか完全に心を掴まれている自分がいた。それが作中でのフランシュシュの躍進、そして爆発的に広がっていった現実での作品人気にリンクしていったのを目の当たりにするのは、非常に貴重な視聴体験だったと思う。リアルタイム視聴の強み、すなわちライブ感。
 フワフワした設定の中、佐賀県という舞台の絶妙なローカル性が不思議と地に足の着いた感覚を与えてくれたのも忘れてはならない。

 動く死体、生ける亡者。『ゾンビ』という設定に込められたのはある種の祈り。
 時代によって淘汰された誇り、奪われた信念、失われた純真、叶わなかった願い。この世界この社会で、散っていった花、咲けなかった蕾、摘まれてしまった芽。それら全ての無念を背負うかのように、死者たちはどんな生者よりもその命を熱く滾らせ、彼岸の向こう側にいる偶像、すなわち『アイドル』としての輝きを放つ。
 ファンはアイドルへ自分に都合の良い偶像を押し付ける。しかし彼我の境界を守っている限りは、それはシステムとして許されたエゴイズムなのだと私は思っている。競争社会から追い落とされた者、資本社会の犠牲となった者、先進社会から時代遅れの烙印を押された者。そういった社会のはぐれ者たちに勇気と希望を与える存在として、天下に狂い咲くフランシュシュの姿もまた、きっと私が彼女たちに見ている夢幻に過ぎないのだろう。他の人の目には、また違った偶像が見えているのかもしれない。
 だが、そこに在ってそこに居ない、可視で不可侵な姿にこそ、アイドルの本質が宿っているのだと私は考える。だから、その点を極限にまで突き詰めてきた本作は、私にとっては間違いなく、これまで見てきた中で最高のアイドルアニメなのだ。

 そして旧来の価値観、アイドル史の変遷を汲み込んだ本作のもう一つの先進性についても、一度触れておくべきだろう。
 それを象徴するのが『山田たえ』の存在。彼女はフランシュシュのメンバーの中でも、唯一自我はあれどゾンビの本能が上回る存在で、まともに喋れなければ歌も歌えず、ダンスも不完全だ。言ってしまえば、いわゆる障害者、ハンディキャップ持ちのメタファーなんだろうけど、そんな彼女がフランシュシュの一員であることに、ただの一度も疑問が発せられることはない。
 それはリリィが生物学上は男性であることが発覚した時も、その事自体が問題視されることがなかったのと同じで、巽の言葉を借りるなら「ハンディキャップ持ちがアイドルグループにおっちゃいかんのかーい!」という精神だ。それをことさら強調するでも押し付けるでもなく、ただ「そういう個性を持った個人」として扱い、関係性を築き上げていく様を着実に描いていく作劇。「色んな人間が、当たり前に居る」ことを、あえて言うならポリティカルコレクトネスと呼ぶのではないのだろうか。作品のテーマ的に、マイノリティの受容は必須でありながら、それを個別エピソードではなく連綿と繋がる描写の積み重ねの成果として最終話で提示してくる上品さに、この作品の真摯さを感じ取ることができる。まさおはリリィでいいし、たえちゃんは『伝説の山田たえ』でいいのだ。

 意図して消されたギャグとシリアスの境界線。適度な崩しを許容しつつも愛らしいキャラクターデザイン。それぞれに確かな芯を感じさせる人物描写。おふざけが過ぎるようでいて、計算された誠実さと繊細さが全体に行き渡った作劇。物語をステージの上で結実させる確かな演出力。そして運命を蹴り飛ばすテーマ性。今となってはあらゆる要素が好ましく思える、私にとってはオールタイムベスト級の傑作となりました。
 一連托生、運命共同体、疑似家族。様々な形容が浮かびフランシュシュというありえん尊みの深いアイドルグループが私は大好きです。
 願わくば、テレビアニメ2期、そして劇場版と、彼女たちのさらなる躍進が見られますよう。


 その他今年は、原作既読作品のTVアニメーションの在り方について考えることが多かったですね。
『りゅうおうのおしごと!』『はねバド!』『青春ブタ野郎シリーズ』がパッと思いつきますが、演出がミスマッチだったり、そもそも尺に対して詰め込み過ぎだったり、そのわりに取捨選択に納得がいかなかったりと、不満を感じることが多かったです。特に『はねバド!』は原作改変が著しかったのですが、序盤3話ぐらいは「見事な翻案だ」とわりと絶賛モードでした。しかしその後の激しい解釈違い、中途半端に原作要素を組み入れることによる物語のチグハグさは如何ともし難く、個人的にはかなり残念なアニメ化になってしまいました。ちなみに一番の解釈違いは志波姫唯華です。あの女が! コニーを孤立させたまま放置しておくはずがないやろがい!!
 大分脱線しましたが、漫画小説をアニメに落とし込むことの難しさを実感する年でしたので、だからこそ見事な翻案を見せた作品は全力で褒めていきたいですね。逆に、『ゆるキャン△』『衛宮さんちの今日のごはん』『ペンギン・ハイウェイ』『若おかみは小学生!』『ハクメイとミコチ』『やがて君になる』等、原作を知らない・知らなかった作品に限って出来が良いと感じてしまうのは、単に先入観が無いからなのでしょうか……。
 さて、ここからはベストアニメキャラクター、次いでベストOP&EDを紹介します。


ベストキャラクター 女性編

5位 新条アカネ(SSSS.GRIDMAN)

 この順位なのは六花とニコイチだと思っているからで、逆に言えばそうじゃなくてもこの順位には入るということ。
 肥大化した自己愛、繊細な身体感覚、他者への攻撃性。あらゆる要素が悪いオタク特攻となっており、その過剰な振る舞いにもどこか親近感を覚えさせてしまう、悪辣な造形のキャラクターだったように思います。


4位 グローリー水領(劇場版 若おかみは小学生!)

 退廃的な空気を纏った魔性の美女としての姿と、年下の女の子を完璧にエスコートするスーパーお姉さんとしての姿を併せ持つ、今年最高の女。これ以上言うことがねえ!


3位 大場なな(少女☆歌劇 レヴュースタァライト)

 二度と届かない眩しさに囚われた再演の怪物。
 過去の舞台への焦がれが、ひいては未来への恐れに繋がり、履き違えた母性を暴走させるという人物造形が見事で、そんな中でもより良い舞台を作ろうとしてしまう舞台少女の業が描かれ、繰り返した再演を糧に、物語のアンチテーゼからの再生産を果たす。語弊を恐れずに言えば、今年最高のヴィランだったと思います。


2位 衞藤可奈美(刀使ノ巫女)

 優しくて友達思い。冷たくて自分本位。
 矛盾した性質を内に秘めた、刀使ノ巫女という作品を象徴する主人公。明るい剣術バカなのに、どこか底知れないものを感じさせる、彼女という人物を2クールかけて知る物語でもあったのだと、そう思います。
 強者の孤独がアイデンティティに転換される構成は圧巻。


1位 小淵沢報瀬(宇宙よりも遠い場所)
 
 今年のベストキャラクターはやっぱりコイツじゃなければ嘘でしょう。
 母への想いも、自分を笑った奴らへの怒りも、かけがえのない友情も、小淵沢報瀬は忘れない、屈さない、諦めない。反骨心をバネにして、ポンコツな頭と沸点の低いハートをフル回転し、圧倒的なバイタリティで南極大陸へ突き進む。ネガティヴな感情を糧にして、未来への原動力に変えていく。オンリーワンのこの女が今年のナンバーワンです。


ベストキャラクター 男性編

3位 内海将(SSSS.GRIDMAN)


 ただの一般人のオタクで、同盟の一員としては最後までほとんど役に立たなかった。
 けれど、彼には彼なりの戦いがあって、目を背けてきた他者の痛みを自分のものとして知ることで、それが作品のテーマとして内在化される。色々トリッキーな作劇の中でも、一番の仕掛けは終盤における彼という存在の描かれ方だったと個人的には思います。


2位 安室透(劇場版名探偵コナン ゼロの執行人)

 日本中を「安室の女」にした、2018年最悪の男。
 公安警察という「人権なにそれ美味しいの?」な組織を象徴するようなキャラクターであり、守るべきもののために個々の尊厳を踏みにじり、形だけ整えて責任は取ったと言うような傲慢極まりない正義を振りかざす。折れた心は元には戻らないんだよ!
 それでも、正義を執行するために血まみれの道を突っ走ることを躊躇わない人物であることを、コナンとの対比で嫌というほど見せられるので、こういう奴だと納得するしかない。映画のラストカット、超カッコ良かったですね。
 最悪なのに人を惹きつける魅力があるのが最高にタチの悪い男でした。


1位 巽幸太郎(ゾンビランドサガ)

 
 狂気の粋に達した慕情をサングラスの奥に隠し、道化のペルソナを選んだ最高のアイドルグループ・フランシュシュの最高のプロデューサー。
 破天荒かつウザすぎる言動の裏には、アイドルの個性を絶対的に尊重する隠しきれない誠実さがある。胸中に秘めた想いがどんなものであろうとも、あくまでアイドルとプロデューサーという関係を守り続け、ゾンビィたちが立ち上がるための言葉をくれる。
「俺が持っとるんじゃーい!!!」からなる感情と理性がないまぜになった彼の言葉は、今年屈指の名言として心に刻まれました。


 フランシュシュは箱推しでいたいのであえて選外。『リズと青い鳥』の主役二人は私の手には負えません。自分の嗜好として、男性キャラクターにはやはり狂気を求めているんだなというのが最近自覚できたことではありますね。ゲームも含めるなら、Fate/Grand Orderのスの字も今年トップクラスに良かったキャラタクーです。


ベストOP

5位 刻刻『Flashback』MIYAVI vs KenKen

 サイケデリックな色彩、アニメと実写のコラージュ的な映像、スタッフクレジットまでデザインに汲み込んだ画面構成。楽曲との音ハメも気持ちよく、確かなセンスを感じました。


4位 はねバド!『ふたつの羽根』YURiKA

 バドミントンにおける一瞬の躍動、筋肉の収縮、人物の輝きがこの映像に凝縮されていて、ある意味では最高のアクションアニメと言えるのではないのでしょうか。ネットを介したモンタージュ演出もすばら。
 本編のどんな志波姫唯華よりも、OP映像の視線の動きが一番原作通りだった。


3位 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない『君のせい』the peggies


 これカッティングめちゃくちゃ気持ち良くないですか?
 画の構図も、場面の選択も一々良くて、疾走感がすごい。


2位 やがて君になる『君にふれて』安月名莉子
 
 花をこんなにグロテスクに描いた映像は初めて見たかもしれない。
 積もる想いで自分を隠し、腐り果てて眠る二人の明日はどっちだ。
 佐伯先輩はそっちに行かないでどうか幸せになってください。


1位 ゾンビランドサガ『徒花ネクロマンシー』フランシュシュ


死んでも夢を叶えたい
いいえ、死んでも夢は叶えられる
それは絶望? それとも希望?
過酷な運命乗り越えて 脈がなくても突き進む
それが私たちの『サガ』だから


 最初見た時は「なんでこの曲調? この歌詞? この映像?」と疑問符だらけだったのに、いつの間にか「これしかない」と思えるものに変わっていったのには驚かされました。こういうのがあるからアニメは面白い。本編の進行に伴い、他の追随を許さない圧倒的エモみを発揮する最強のOPとなりました。
 口上をバックに亡者の山の頂上で目を覚ますフランシュシュ1号・源さくらのカットが今思うと全て。


ベストED

5位 メガロボクス『かかってこいよ』Nakamura Emi
 
 ネオンで装飾された黒背景と、映画よろしく縦に流れるスタッフクレジットだけの映像。
 楽曲の良さと、シンプルさゆえの渋さが、本編の無骨さにマッチしていたと思います。


4位 宇宙よりも遠い場所『ここから、ここから』
玉木マリ(水瀬いのり)、小淵沢報瀬(花澤香菜)、三宅日向(井口裕香)、白石結月(早見沙織)


 日常と宇宙をイマジネーションで繋ぐ、少女たちの冒険を見事に表現したED。
 イントロと真っ直ぐな歌詞が、本編の余韻を見事に演出していました。


3位 ダーリン・イン・ザ・フランキス『トリカゴ』XX:me

「オタクこういうの好きでしょ?」と言わんばかりの性癖が詰め込まれた消費&愛玩のアイドルPV風メタ映像。
 はい、好きです!と言わざるを得ない。 俺たちの鶴巻和哉!


2位 少女☆歌劇 レヴュースタァライト『Fly Me to the Star』スタァライト99組

 青春ブタ野郎もそうだけど、エピソードによって映像と歌の主体が変わるのめっちゃ好きですね。特に本作はめばち氏のポップにデフォルメされつつもどこか哀愁を感じるデザインと、歌詞が各キャラクターにそれぞれの形で刺さるのでとても印象的でした。7話での変化球も見事。


1位 SSSS.GRIDMAN『youthful beautiful』内田真礼

 叶わなかった理想なのか、過ぎ去った過去なのか、あるいは我々が望む未来なのか。
 現実と虚構の間で確かに生きる二人の少女の、輝かしい一瞬の数々。
 本編最終回を見終えるとまた無限の感情が湧き上がってくる、圧倒的な叙情性。
 映像も楽曲も今年度ダントツトップです。


 アニメ関係以外で今年のオタクライフを振り返ってみると、やはり一番大きいのはバーチャルYoutuberにハマったことですね。これまで全く興味のなかった分野でものすごい才能を目の当たりにすると、世界の広さを実感できてとても刺激的です(安い感性)。
 にじさんじというグループの『月ノ美兎』というVtuberを中心に追っているのですが、この人が本当にすごい。面白くて、狂ってて、可愛くて、根っからのエンターテイナーであることを配信を追う度に実感します。同じくにじさんじ所属の『剣持刀也』による「規格外の等身大」という評があまりに的確。心からの笑いをありがとう、来年の活躍も楽しみです。

 もう一つ、『メギド72』というソシャゲにもハマった年でした。今まで私は、主に『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』『Fate/Grand Order』といったソシャゲに触れてきたのですが、今は完全にこのメギド72をメインにプレイしています。
 洗練されたインターフェース、高いユーザビリティ、ストレスフリーなシステム、物語とも連動するゲームデザインの秀逸さと、褒めるべき所はたくさんあるのですが、やはり一番推したいのは斬新な戦闘システム。
 簡単操作が売り文句になりがちなソシャゲというジャンルにおいて、コンシューマゲームの名作群に優るとも劣らない戦闘システムは画期的とも言えるのではないでしょうか。もしかしたら、これからどんどんゲーム性の高いソシャゲが増えてくるのかもしれません。
 PS/PS2時代のRPGが大好きだった私の心をわし掴みにした本作は、最近メインシナリオまで多数のキャラクターを一貫したテーマを軸に活躍させる一大群像劇の様相を呈しており、とんでもなく面白くなっているので、本当に楽しいです。

 映画も色々見ましたが、やはり『ちはやふる -結び-』の存在感が今でも大きいです。あれはオールタイムベスト入りでしょうね。
来年はクリード2に、アベンジャーズシリーズの完結、そしてハリウッド版ゴジラの新作が死ぬほど楽しみです。
 こうして振り返ってみると、面白いものはいくらでもあって、重要なのはそれを十全に楽しめる心の余裕であるというのを実感します。来年も心の栄養摂取は欠かさないように頑張って生きていきたいです。なんてったって『人生一回きりなんだよ』ですからね。
 

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Author:ぽんず
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アニバタ Vol.6アニバタ Vol.9に寄稿しました。よろしくです。


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