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アニメを中心に、漫画や映画、小説など創作物の感想を載せるブログです。

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2019年まとめ記事

 平成……お前、終わるのか……?


 もうなんかアニメ(特にTVシリーズ)に対して執着もなくなってるし、書くことあんまないと思ってたんですが、別にアニメに拘る必要はない事に気が付きました。
 需要なんてはじめからあってないようなもの。個人ブログなんて個人のどうでもいい個人的なものを書けばそれでいいんだよ、の精神でやっていきます。

・アニメについて

 年々着実に減ってきている視聴本数。少ない分母で言うのもなんですが、あくまで観測範囲上の話であるとした上で、去年に比べるとオリジナルアニメのパンチが弱く、逆に原作付きアニメの上手さが目立ったような気がします。というか、去年のオリジナルアニメが傑作連発でおかしかっただけか。
 なんといっても今年は幾原邦彦監督4年ぶりの最新作『さらざんまい』ですよ。鋭く世相を切り取った傑作で、そうでなくとも毎話めちゃくちゃ面白いエンターテイメント作品だったわけですが、未だに単独感想記事が書けていないという。完全に時期を逸してしまったので、ちゃんと一から見直して、集中して取り掛からないとダメになっちゃってます。
 というわけで来年の目標は『さらざんまい』の記事を書くことです。
 手放すな、欲望は君の命だ。
 他にベストをやるほどハマれた作品も特にないので、キャラランキングやOPEDベストでお茶を濁しておきます。


ベストキャラクター 男性編

3位 アシェラッド(ヴィンランド・サガ)

 原作からして名作で、大好きなキャラだったので、新鮮味はなかったのですが、やはりCVを担当された内田直哉さんの演技が今年ベスト級に良かった。それに尽きる。
 最高のピカロとして、物語の長い序章を力強く牽引してくれました。


2位 久慈誓(さらざんまい)

 狡賢くもなりきれず、非情にもなりきれず、あるいは弟想いの兄にもなりきれなかった、何もかも中途半端な男。これまでの幾原邦彦作品のどの人物とも違う手触りを感じて、それでも、どうしようもなく間違っていても、芯の所にかすかに残っていた本物を見せてくれた最期に強く心動かされました。これ以上の死に様は多分しばらく見られない気がします。


1位 佐藤カズマ(映画 この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説)

「女の子を救って死んだ勇敢な少年」のつもりが「勘違いで死んで親にすら笑われた男」になり、隠された才能が明らかになるお約束は隣の駄女神に奪われ、異世界の冒険は土方バイトライフに、集う仲間はポンコツ揃いで、街を救った英雄のはずが犯罪者呼ばわり、特注した装備は分不相応に終わり、勇者ではなくクズとして名を馳せる。いつだって思い描いた理想に実像が届かず、きっと何者にもなれない業を背負った存在。そんな我らが主人公のカズマさんである。(本物の女神なのに女神と信じてもらえないアクア様とは真逆の立ち位置)
 TVシリーズ2期、今作のアニメオリジナルクライマックスの描写から、原作と比べて「自分の命を軽々と捨てる」脚色をされていて、原作ファンから批判を受けたりもしてるのだけど、個人的には彼のそういった解釈を強めた上での味付けだと思うわけです。「チート能力の代わりに持ち込んだアクア様≒死んでも生き返る」のが、この世界で唯一特別な自分の力であるという冷徹な自己評価の果ての捨て鉢。
 自らの業を逆手に取ってペテンのように虚像を纏い、強敵を翻弄していくのがカズマのスタイルとも言える。モテ期の到来を高らかに告げるも、オークに襲われかけ、褐色巨乳美女は付いてるし、めぐみんはハッキリしない。そんな彼が最後に持ち出した手段は「愛を求めるシルヴィアに愛を騙る」という最低なものなんだけど、ちゃんと嘘の愛を最後まで文字通り貫き通す(心中)わけだ。あるはずがないモテ期を自分で精算する、自らの業に向き合ったからこその所業ですよ。
 だからこそ、クライマックスで足りてない実像そのものを以って、世界にとって特別でない彼は、誰かの特別となることが出来るのです。祝福することで、祝福される。愛すべき主人公、大好きです。


ベストキャラクター 女性編

3位 相生あかね(空の青さを知る人よ)

 地元の呪いを背負わされがちなアニメの重力に対するカウンター精神を担わされた女。
 見た目、雰囲気、背景、あらゆる要素から自然に類推してしまう「そうだろう」というこちらの予想(偏見)を覆してくる、徹底した人物造形が見事でした。


2位 鈴木園子(劇場版 名探偵コナン 紺青の拳)
 
 ひとつだけ言っておきたいんですけど、私は『瞳の中の暗殺者』を見てからずっと、コナンで一番好きな女性キャラは園子なんで。ミーハーでは断じてありません。
 手の中に何があるか分からないから成立する奇術。それ自体が本作の根幹であり、突如京極さんを突き放す園子の言動の裏に、彼氏の重荷になりたくない彼女の誠実さが潜んでいることが、最大のトリックになってました。だからこそ、京極さんの覚醒シーケンスはまるでダm……なんでもないです。


1位 野原みさえ(映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜)

 まさか2019年にもなってこの女のことを真剣に考える日が来るとは思わなかった。
 私にとっては子供の頃から親しみを持って見守ってきた野原一家。母であり妻であるみさえは、あいも変わらず、鬼ババだのケチだの三段腹だのケツでかいだのお便秘三日目だの、散々な言われようで、かわいくセクシーに振る舞おうとすればギャグに昇華され、29歳という若さにも関わらずオバさん扱いされる、そんなキャラクターとして長年消費されてきた。
 その一方で、野原一家はいまや家族の理想像の一つとしてイデア化されていると言っても過言ではない存在で、夫ひろしと共に良くも悪くもステレオタイプな『親』ムーヴを機能的に発揮することを求められているような印象も受ける。
 今年の劇しんは、そこにメスを入れた。「ウエディングドレスで着飾りたい」「ラブラブ家族写真を撮りたい」という純粋な想いが笑われることに傷付いたり、母として妻としてこの先一生を過ごす価値を問われたり、みさえというキャラクターのアイデンティティを揺るがし、一個人としての弱さと、そこから転ずる強さを浮き彫りにした。
 彼女が家族のために払った犠牲を描きつつ、それが奉仕ではなくあくまで自身の幸福を追求した結果として力強く提示してみせた。良きにつけ悪しきにつけ、多様な家族の実態が露わになり、絵に描いたような家族像が無条件に受け入れられるわけではない今の時代だからこそ、必要かつ真摯な筆致だったように思う。
 『女性の解放』というテーマがスタンダードになった今だからこそ、敬意を以って『専業主婦』を語り直すことで家庭に縛られる女性像を打破してみせた。それはことアニメという媒体においては野原みさえでなければ描け得なかった、とさえ思う。妄言だけど本気。
 うだうだと言葉を連ねましたが、クレヨンしんちゃん史上最も可愛く、カッコ良く、最高の女として描かれたのは間違いない。堂々の第1位です。
 

 あと、ゲームで言えばメギド72のバラムやカスピエルといった男性陣。ファイアーエムブレム風花雪月も最高の女ヒルダ・ヴァレンティン・ゴネリルを始めとして、男女ともに魅力的なキャラクターにあふれていました。TLを席巻してるマリィ(ポケットモンスター ソード/シールド)も神がかったキャラクターデザインで印象的。
 そしてなんといってもアイドルマスターシャイニーカラーズから現れた黛冬優子という超新星が、女としてもアイドルとしても、あまりにも強過ぎる言動で、今年発とは思えない異様な存在感を放っておりました。

 さて、続きましてはベストOP&EDの発表です。

 ベストOP

5位 みにとじOP『この番組はうら若き公務員たちの提供でお送りいたします』衛藤可奈美(本渡楓)&安桜美炎(茜屋日海夏)

 なんで曲単品で配信しないん?
 ショートアニメとして、ネタの詰め込みとテンポ感の良い編集でキャラ半分知らなくても楽しめる良作でしたが、BPM早め歌詞詰め詰めフレーズ盛々の流行に沿った楽曲構成も本編のドライブ感を加速させる形で、良かったと思います。
 なんで曲単品で配信しないん?


4位 炎炎ノ消防隊OP1『インフェルノ』Mrs. GREEN APPLE

 本作のカッコいいアクションとエフェクトを十二分に堪能できる映像。
 むしろこれで満足できるまである。
 火の玉を弾きながら猛進するゴリラサイクロプスさんのカットだけで勝利を確信しました。


3位 ダンベル何キロ持てる?OP『お願いマッスル』紗倉ひびき(ファイルーズあい)、街雄鳴造(石川界人)

 キャッチーかつポップな、作品の名刺としてのOPとしてあまりにも完璧。
 思わず口ずさみたくなっちゃう。
 単純に見てるだけで楽しい、というのはバラエティ番組に特化していた本作にとって明確な強み。


2位 さらざんまいOP『まっさら』KANA-BOON

 回が進むにつれて切実さを増していく、いつものっちゃいつもの幾原OP。
 しかし今作は、最終回の使い方が強すぎた。サブタイトルやバンクの流用も含め、TVアニメの一つの到達点だったと思います。

1位 モブサイコⅡOP『99.9』MOB CHOIR feat. sajou no hana

 ドラえもんの新OPがバズり、一躍脚光を浴びた10GAUGE依田氏ですが、それ以前にもPVやらOPED映像やらでめっちゃいい仕事しとんじゃい! 絶対みんな気付かずに一度は目にしたことあるって!
 というわけで1期に引き続き素晴らしいOPを作ってくれてありがとう。錯視ギミックを多く取り入れた映像になっておりますが、それが本編の「視点を変えれば、世界は別物だ」というテーゼとリンクしており、そこまで完璧に演出できるのかと驚嘆しました。


ベストED

3位 ヴィンランド・サガED2『Drown』milet

 ヴァルハラに迎えられんがために戦う。
 善良な民を食い殺し、悪徳の限りを尽くすヴァイキングたち。キリスト教とは別の、本作におけるもうひとつの信仰。それもまたヴィンランドと同じ夢想であることを表現した、良い映像表現でした。


2位 さらざんまいED『スタンドバイミー』the peggies


 tao tajima氏によるモーショングラフィックスで、実写とアニメとエフェクトを融合した映像なんですが、え、なにこれ、浮いてんのに浮いてない、すごい。
 夜の浅草に佇むキャラクターたち。最高の主題歌とも相まって、他の追随を許さないエモーショナルなEDに昇華されていました。自分にしては珍しく聖地巡礼も出来て、いい思い出です。

 
1位 炎炎ノ消防隊ED1『veil』須田景凪

 美麗なイラストを贅沢に使い、エロスとタナトス薫るひとつの世界を見事に表現していた、素晴らしい映像作品。タイミングが色々悪く、一部規制が入ったりもしたけど、それでも今年ベストは揺るぎません。
 本編未見の人はこれだけでも良いので一回見ておいてください。


・Vtuberについて

 ブームが過ぎたと言うには母数がエライことになっていないか、という感じのバーチャルユーチューバー。どちらかと言えば一コンテンツとして定着した、というべきではないだろうか。自分としても、まさか未だに離れていないのは意外に思っている。晩飯や作業のお供に、受動摂取できるコンテンツが自分の生活スタイルに合っているのかもしれない。
 あれから色々なVtuberの名前を知って、ちらほらと見てはいるけれど、やはり私にとって揺るぎない地位に収まっているのは『月ノ美兎』
 配信をほぼ欠かさずに追っているのは彼女だけ。「今日は委員長の配信があるから間に合うように帰ろう」という思考回路が出来上がったことで、本当に無理な時は無理だけど、当たり前のようにやっていた残業が減ってQOLが少しだけ上がったのは割とマジな話。
 マンネリズムの心地よさと、馬鹿と天才は紙一重を地で行くラディカルな刺激を交互に与えてくれるので、まったく飽きが来ない。行動力の化身と呼ぶにふさわしい、珍妙な体験レポの数々はどれも非常に興味深く、彼女の言葉を借りれば「日常にバグを起こす」感覚を追体験しているような錯覚に陥る。エンターテイナーとして、今やガチ尊敬の対象になっております。
 また、二次元のガワを持ちながら、三次元の中身に依存する媒体であることを活かして、あらゆる手段でこちらの認識を揺さぶってくるメタ的な企画が多かったのも印象的。
 そして、だからこそ虚構性と実在性の極地みたいな配信も飛び出してきたりして、「こんなんされたらもう日常系アニメとか太刀打ちできんやん……」と密かに打ちのめされたりもしてました。それを比較対象に持ち出すのはどうなのって感じなので、あくまで個人の感傷です。
 二次元のフィルターを通して個人の人生を垣間見ている感覚。
 生々しいというか、生だもんな。liver、なんだよなぁ。




・ゲームについて


 アニメへの執着がなくなって、その代わりにゲームをやる時間が増えた、ような気がする。
 私は元々ゲームを結構やっていた人間なんですが、仕事を始めてからはめっきりやらなくなってしまって、インスタント性と惰性に特化したソシャゲにパイを食われてしまったような感じ。今年はFGOのイベントにほとんど手を付けなくなったし、メギド72も戦力が整うとペースダウン、あとはたま~にシャニマスを触れるくらい。
 ソシャゲはもっぱらシナリオ目当てで、なんだかんだで今年読んだ一番美しい文章はメギドだし、今年最高のパンチラインはシャニマスだったので、メインシナリオを追える程度に触れていればいいかな、という感じ。

 ※以下抜粋
メギド72ポータルサイトより 
https://megido72-portal.com/entry/2nd-anniversary--questions
 >だからこそ両者は再び近づき、お互いを批判し合い、持てる力を貸し合い、ただ寄り添い、ただ単に嫌いで、それよりもっと嫌いじゃない関係を築いています。
  2人は、以前のようになんの疑問も抱かずにお互いを親友だと思い込んでいた時代よりも、ずっと価値のある友人になりつつあるのです。




 何より大きいのは、またコンシューマーゲームに手を出したこと。
 Nintendo Switchを購入して、『ファイアーエムブレム 風花雪月』『ポケットモンスター ソード/シールド』の2作品をプレイしました。どちらもパッケージとしての完成度が高く、後の追加コンテンツがあるものの、ちゃんと一定のゴールまで含め構成・デザインされているという安心感がやはり違うな、と如実に感じました。FGOの体たらくやメギドのアレコレに顕著ですが、運営型ソシャゲは色々不安要素が多すぎる。
 最近ではTL上でPS4ソフト『十三機兵防衛圏』の評判がとても高く、PS4を注文してしまいました。ガッツリ時間を取ってできるかは微妙ですが、ともあれ楽しみです。


・映画について

 TVアニメに対する集中力が無くなっている自覚があるのですが、その点映画は良いです。スクリーン観る以外やることないですからねぇ!
 まず印象に残っているのは、大作映画がいくつも節目を迎えたこと。『アベンジャーズ/エンドゲーム』などは、良くここまで持ってきたな、と今振り返るとしみじみと感じます。スター・ウォーズはもういいや。問題作枠として『ゴジラKoM』も好きだし、『アクアマン』も良かった。一方で『ジョーカー』『女王陛下のお気に入り』『グリーンブック』『ROMA』なども良かったです。
 ただ、今年は物語として強く惹かれたのはどちらかというと和製作品で『映画刀剣乱舞』『アルキメデスの大戦』『蜜蜂と遠雷』と、評判を受けての鑑賞とは言え今年観た実写邦画はどれも強く印象に残っています。
 アニメ映画では、なんと言っても『天気の子』がめちゃくちゃ刺さって、久々に満足できるボリュームのアウトプットも出来たので、やっぱり今年のベストですね。
 冬に入ってからはガッカリする経験が増えたり、寒くて外で出たくなかったり、仕事が忙しかったりで視聴本数がめっきり減ってしまったので、来年はペースを取り戻したいです。
 『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』も三部作の完結編として非常に良かったです。ドラゴンを少年の成長に寄り添う存在として描ききった誠実さ。こういうのが欲しいんだよ、完結編にはよぉ。


・まとめ
 
 今年は平成が終わって令和になった年として、元号なんて余計な仕事が増えるだけだし止めちまえ、と思ってはいても、どうしても節目として意識してしまう自分がいます。
 アベンジャーズも一区切り付いたし、スター・ウォーズには見切りが付いたし、ついでに俺ガイルも本当に完結したりで、そういうのと結びつけてしまっている節もある。
 ただ、時代が変わり何かが終わって始まる、というよりは、終わりの始まりとしか感じられないほど、日本という国家の惨状はひどいもので、娯楽に現実逃避としての側面を強く意識せずにはいられないのは遺憾であるところです。
 なにが出来るわけでもありませんが、すり潰されたら本当におしまいなので、怒りと虚勢を忘れないでいこう、というのを抱負として掲げておきます。
 最後に、敬愛するバンドであるGRAPEVINE『COME ON』の一節にお気持ちを託しつつ、今年のまとめを終わります。良いお年を。

 希望を患って
 蛇の道は蛇で
 お待ちかねなんだぜ
 ダークサイドで



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お久しぶりです。明けましておめでとうございます。

25歳になりました。今年もよろしくお願いします!!!!!
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アニバタ Vol.6アニバタ Vol.9に寄稿しました。よろしくです。


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